釣った魚を自宅へ持ち帰り、塩焼きや煮付け、刺身などにしようとしたとき、最初に行う作業のひとつが「うろこ取り」です。
包丁の背でもうろこは取れますが、慣れていないとうろこがキッチン中に飛び散ったり、魚の皮を傷つけたり、包丁が滑ったりすることがあります。
そんな面倒な作業をラクにしてくれるのが、魚専用のうろこ取りです。
🐟 うろこ取りを使うメリット
- 包丁の背よりもうろこを効率よく取れる
- 魚の皮や身を傷つけにくい
- うろこの飛び散りを減らしやすい
- 濡れた魚を包丁でこする危険を減らせる
- タイやチヌなど、硬いうろこの魚も処理しやすい
ただし、うろこ取りには、ケース付き・ステンレス製・真鍮製・特殊ゴム製・電動式など、さまざまなタイプがあります。
そこでこの記事では、添付の商品リストから厳選したうろこ取り8商品を比較し、それぞれの特徴や選び方を初心者にも分かりやすく解説します。
家庭で数匹の魚を処理する人と、大型魚や大量の魚を処理する人では適した商品が異なるため、使用する魚や頻度を考えながら選んでみてください。
海仙人家庭でアジやタイを数匹捌く程度なら、まずは扱いやすい手動タイプがおすすめじゃ。電動式は大量処理をする人向けと考えると選びやすいぞ。
結論|家庭用は飛び散りにくく洗いやすいうろこ取りがおすすめ
先に結論をまとめると、一般家庭で使用するなら、次の3点を満たす商品が使いやすいです。
家庭用うろこ取りの選び方
- うろこが飛び散りにくい
- 濡れた手でも握りやすい
- 使用後に洗いやすく、乾燥させやすい
迷った場合は、管理人も実際に使用しているがまかつのうろこ取りや、取ったうろこをケース内に集められる貝印のケース付きうろこ取りが候補になります。
タイ・チヌ・スズキなど、硬いうろこを持つ魚を処理する機会が多い場合は、真鍮製のうろこ取りも便利です。
一方、一度に何十匹も処理する場合や、大型魚を頻繁に扱う場合は、コードレス電動式を検討する価値があります。


魚料理に専用のうろこ取りがあると便利な理由
包丁の背よりも効率よく作業できる
包丁の背でもうろこを取ることはできますが、刃の形状はうろこ取り専用に作られているわけではありません。
専用のうろこ取りには、魚の表面に引っかかりやすいギザギザや円形ブレード、特殊なゴムなどが使われています。
尾側から頭側へ軽く動かすだけで、広い範囲のうろこをまとめて取れるため、下処理にかかる時間を短縮しやすくなります。
魚の皮や身を傷つけにくい
包丁の背を強く押し付けると、魚の皮が破れたり、身が潰れたりすることがあります。
特にアジ、メバル、カサゴなどの小型魚は身が薄いため、力を入れすぎると形が崩れやすくなります。
魚の大きさに合ったうろこ取りを使い、少しずつ動かすことで、皮をきれいに残したまま処理しやすくなります。
包丁が滑る事故を防ぎやすい
魚の表面には水分やぬめりがあるため、包丁を使ったうろこ取りは手元が滑りやすくなります。
うろこ取りは握るためのハンドルが付いており、刃先が包丁ほど鋭くないため、初心者でも比較的扱いやすい道具です。
⚠️ 注意
うろこ取り自体に鋭い刃がなくても、魚の背びれ・胸びれ・エラぶたなどで手を切ることがあります。魚を押さえる手の位置には十分注意してください。
キッチンへの飛び散りを減らしやすい
魚のうろこは軽く、勢いよくこするとシンクの外まで飛んでいきます。
作業直後には見つからなくても、時間が経ってから壁や調理器具に付着していることに気づくケースもあります。
ケース付きや飛散防止形状のうろこ取りを使えば、後片付けの負担を大幅に減らせます。
うろこ取りの主な種類と特徴
ケース付きタイプ
刃の上部に透明なカバーやケースが付いており、取ったうろこをケース内に集めるタイプです。
家庭のシンクで魚を捌く人や、キッチンをなるべく汚したくない人に向いています。
おすすめする人
✅ 魚を捌くのが初めての人
✅ 後片付けを簡単にしたい人
✅ アジ・メバル・小ダイなどを家庭で処理する人
ステンレス製タイプ
ステンレス製はサビに比較的強く、海水魚を扱う道具として使いやすい素材です。
しっかりした刃でうろこを捉えやすく、使用後に水洗いしやすいこともメリットです。
ただし、刃と木製ハンドルの接合部に水分が残ると劣化の原因になるため、洗浄後はしっかり乾燥させましょう。
真鍮製タイプ
真鍮製は、昔から使われている定番のうろこ取りです。
ギザギザした金属部分が硬いうろこにしっかり食い込みやすく、タイ・チヌ・スズキなどの処理に向いています。
構造がシンプルで壊れにくい一方、カバーが付いていない商品では、動かし方によってうろこが飛び散りやすくなります。
特殊ゴム・新方式タイプ
金属のギザギザではなく、滑りにくい特殊な素材を魚の表面へ当て、うろこを剥がすタイプです。
魚の皮に強く食い込みすぎにくく、金属刃とは異なる感覚で作業できます。
一般的なうろこ取りより価格は高めですが、飛び散りにくさや魚への当たりのやさしさを重視したい人に適しています。
電動タイプ
モーターで刃を回転させ、魚の表面へ当ててうろこを取り除くタイプです。
手動式より短時間で広い範囲を処理しやすいため、大型魚や大量の魚を捌く人に向いています。
ただし、一般家庭で数匹を処理するだけなら、準備・充電・洗浄を考えると手動式のほうが手軽な場合があります。
失敗しないうろこ取りの選び方
魚の大きさに合わせる
うろこ取りは、大きければ大きいほど便利というわけではありません。
| 魚の大きさ | 魚の例 | 適したタイプ |
|---|---|---|
| 小型魚 | アジ・キス・メバル・小ダイ | 小型・ケース付き・特殊ゴム |
| 中型魚 | タイ・チヌ・サバ・イサキ | ステンレス・真鍮 |
| 大型魚 | 大型タイ・スズキ・ブリなど | 大型の真鍮製・電動式 |
小型魚に大きなうろこ取りを使うと、ヒレの付け根やエラの周辺へ刃が届きにくくなります。
反対に、大型魚へ小さなうろこ取りを使うと、何度も往復する必要があり、作業に時間がかかります。
家庭用なら飛び散りにくさを重視する
家庭で使用するときは、うろこを取る性能だけでなく、後片付けのしやすさも重要です。
特にキッチンがリビングに近い場合や、小さな子どもがいる家庭では、ケース付きや飛散防止構造の商品が使いやすいでしょう。
洗いやすさと乾燥させやすさを確認する
うろこ取りには、魚のぬめり・血・脂・細かなうろこが付着します。
凹凸や隙間が多すぎる商品は汚れが残りやすいため、ケースを取り外せるか、刃の裏側まで洗えるかを確認しましょう。
食洗機を使いたい場合は、商品ごとに対応の有無を確認してください。
持ち手の握りやすさで選ぶ
魚を捌く作業では手が濡れやすいため、持ち手の太さや滑りにくさも重要です。
力を入れて硬いうろこを取る場合は、細すぎる柄よりも、ある程度太さがある木製ハンドルや立体的なグリップが扱いやすくなります。
電動式は防水性・保証・替刃も確認する
電動式を選ぶ場合は、刃の数や回転速度だけで決めないようにしましょう。
- 本体を水洗いできるか
- 充電端子へ水が入りにくい構造か
- 替刃を購入できるか
- 日本語説明書が付属するか
- 販売店やメーカーの保証があるか
- 刃の周囲に飛散防止カバーがあるか
とくにメーカー名や型番が分かりにくい電動商品は、販売ページの説明と購入者レビューをよく確認することが大切です。
魚のうろこ取りおすすめ8商品の比較表
| 商品 | タイプ | 飛散対策 | 小型魚 | 中大型魚 | 大量処理 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| がまかつ | 円形ステンレス刃 | ◎ | ○ | ◎ | △ | 家庭用の総合候補 |
| 貝印 DH8196 | ケース付き樹脂刃 | ◎ | ◎ | ○ | △ | 初心者・家庭のキッチン |
| Styleneo | ステンレス刃 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 長めの本格手動タイプ |
| 和平フレイズ AD-235 | 真鍮製 | △ | ○ | ◎ | ○ | 硬いうろこの魚 |
| パール金属 AZ-7009 | 大型真鍮製 | △ | △ | ◎ | ○ | タイ・チヌなどの中大型魚 |
| 片力商事 鱗トルS | 特殊素材 | ◎ | ◎ | ○ | △ | 小型魚・飛散対策 |
| コードレス電動スケーラー | 電動式 | ○ | △ | ◎ | ◎ | 大型魚・まとめて処理 |
| 充電式6面刃モデル | 電動6面刃 | ○ | △ | ◎ | ◎ | 業務・連続作業 |
※表内の評価は、商品の構造や用途をもとにした選び方の目安です。使用感は魚種・魚の大きさ・作業方法によって異なります。
魚のうろこ取りおすすめ8選
1.がまかつ 鱗が飛び散りにくいステンレス製うろこ取り


がまかつのうろこ取りは、円形のステンレスブレードで、うろこを剥がすように処理する商品です。
一般的なギザギザ型のうろこ取りとは形状が異なり、ブレードを魚へ当てる方向を細かく調整しやすいのが特徴です。
広い面だけでなく、ヒレの周辺やエラに近い部分など、うろこが残りやすい場所にも当てやすくなっています。
おすすめポイント
- 円形ブレードでさまざまな方向から動かしやすい
- うろこの飛び散りを抑えやすい
- サビに比較的強いステンレス製
- 木製の丸いグリップで握りやすい
- 小型魚から大型魚まで対応しやすい
気になる点:ケースへうろこを集めるタイプではないため、完全に飛び散りをなくせるわけではありません。また、木製グリップを長時間濡れたままにせず、使用後は水分を拭き取って乾燥させましょう。
こんな人におすすめ:
✅ 家庭用として長く使える1本を探している人
✅ タイ・チヌ・アジなど、さまざまな魚を捌く人
✅ うろこの飛び散りをできるだけ減らしたい人
管理人が実際に使った感想や、一般的なうろこ取りとの違いは、個別レビューで詳しく紹介しています。


2.貝印 KAI KITCHEN ケース付きうろこ取り DH8196


貝印 KAI KITCHEN DH8196は、取ったうろこをカバー内に集められるケース付きタイプです。
刃を魚へ当てて動かすと、剥がれたうろこが上部のケースへ入りやすいため、キッチンやシンク周辺への飛び散りを減らせます。
本体と刃には樹脂素材が使われており、重量も軽めです。食洗機に対応しているため、手入れの簡単さを重視する人にも向いています。
おすすめポイント
- ケース付きでうろこが飛び散りにくい
- 軽量で初心者でも扱いやすい
- 食洗機に対応している
- 日本製のシンプルな家庭用品
- 後片付けの負担を減らしやすい
気になる点:樹脂製のため、大型のタイなど非常に硬いうろこを何匹も処理する用途では、金属製より作業に時間がかかる可能性があります。
こんな人におすすめ:
✅ 初めて専用のうろこ取りを購入する人
✅ アジ・メバル・小ダイなどを家庭で捌く人
✅ 洗いやすさと飛び散りにくさを優先する人
3.Styleneo 燕職人仕上げステンレスうろこ取り 215mm


Styleneoのうろこ取りは、全長約215mmの長めの手動タイプです。
刃部にはステンレス、持ち手には天然木が使われた昔ながらの形状で、手首だけでなく腕全体を使って動かしやすくなっています。
刃先の幅があるため、タイ・チヌ・イサキなど、ある程度大きさのある魚を効率よく処理したい人に向いています。
おすすめポイント
- 長めの持ち手で力を伝えやすい
- 広い刃で中型魚を効率よく処理しやすい
- ステンレス製で手入れしやすい
- シンプルな構造で刃の状態を確認しやすい
気になる点:ケース付きではないため、勢いよく動かすとうろこが飛び散る可能性があります。小さな魚のヒレ周辺では、刃幅が大きく感じることもあります。
こんな人におすすめ:
✅ タイやチヌなどの中型魚を捌くことが多い人
✅ 樹脂製よりも金属製を選びたい人
✅ 長めの持ち手でしっかり作業したい人
4.和平フレイズ 味道 真鍮うろこ取り 大 AD-235


和平フレイズ 味道 AD-235は、真鍮製の刃と天然木のハンドルを組み合わせた日本製のうろこ取りです。
金属部分の凹凸を魚のうろこへ引っかけ、尾から頭へ向けて動かす、オーソドックスなタイプです。
約195mmの扱いやすい長さがあり、タイ・チヌ・スズキなど、比較的硬いうろこを持つ魚にも力を伝えやすくなっています。
おすすめポイント
- 硬いうろこへ食い込ませやすい真鍮製
- 力を入れやすい天然木ハンドル
- 部品が少なく、構造がシンプル
- タイやチヌなどの中型魚に使いやすい
- 日本製の定番形状
気になる点:うろこを受け止めるケースがないため、シンクの深い位置やポリ袋の中で作業するなど、飛散対策が必要です。
こんな人におすすめ:
✅ タイ・チヌ・スズキをよく持ち帰る人
✅ シンプルで壊れにくい道具を選びたい人
✅ 樹脂製ではなく真鍮製を使いたい人
5.パール金属 真鍮ウロコ取り 大 AZ-7009


パール金属 AZ-7009は、真鍮製の大型ヘッドと天然木ハンドルを採用した日本製のうろこ取りです。
全長は約20cmあり、ある程度大きな魚でも広い範囲をまとめてこすりやすくなっています。
大きなタイやチヌなど、硬くて面積の広いうろこを処理するときに頼りになるタイプです。
おすすめポイント
- 広い範囲を処理しやすい大型サイズ
- 硬いうろこに適した真鍮製
- 握りやすい天然木ハンドル
- 収納に使えるフック穴付き
- 中型から大型の魚に使いやすい
気になる点:アジやメバルなどの小型魚にはヘッドが大きく、細かな部分を処理しにくい場合があります。小型魚も頻繁に扱う場合は、小さなうろこ取りとの使い分けがおすすめです。
こんな人におすすめ:
✅ 良型のタイやチヌを持ち帰る人
✅ 大きめの真鍮製を探している人
✅ 小型魚より中大型魚を捌くことが多い人
6.片力商事 PTYGRACE 新方式うろこ取り器 鱗トル スモール


片力商事の鱗トル スモールは、一般的な金属のギザギザ刃とは異なる、新方式のうろこ取りです。
先端の特殊素材を魚の表面へ押し当て、うろこを剥がすように動かします。金属刃で強く削るタイプではないため、皮や身への当たりを抑えながら作業しやすいのが特徴です。
スモールタイプは約90gと軽く、アジ・メバル・カサゴ・小ダイなどを家庭で処理する用途に向いています。
おすすめポイント
- 特殊素材でうろこを剥がす新方式
- うろこが飛び散りにくい構造
- 約90gの軽量なスモールタイプ
- 小型魚や細かな部分を処理しやすい
- 日本製で食器洗浄機にも対応
気になる点:一般的なうろこ取りより価格が高めです。また、金属刃とは使用感が異なるため、最初は力加減や動かし方に慣れが必要です。
こんな人におすすめ:
✅ アジやメバルなどの小型魚をよく捌く人
✅ 魚の皮をなるべく傷めたくない人
✅ 飛び散りにくさを重視する人
7.コードレス電動魚用スケーラー


コードレス電動魚用スケーラーは、モーターで刃を回転させ、魚の表面へ当ててうろこを除去する商品です。
手を何度も往復させる必要が少なく、大型魚や複数の魚を続けて処理するときの負担を軽減できます。
コードレスなので、電源コードを気にせず作業しやすい点もメリットです。
おすすめポイント
- 手動より広い範囲を短時間で処理しやすい
- コードレスで取り回しやすい
- 大型魚や大量の魚に対応しやすい
- 腕や手首への負担を減らしやすい
気になる点:手動式より重量があり、充電や洗浄も必要です。細かなヒレ周辺では刃を当てにくい場合があるため、手動のうろこ取りを併用すると作業しやすくなります。
電動式を購入する前に確認
防水性能、水洗いの可否、替刃、充電方法、日本語説明書、保証の有無は販売ページで必ず確認してください。
こんな人におすすめ:
✅ 一度に多くの魚を処理する人
✅ 大型魚を持ち帰る機会が多い人
✅ 手動作業による腕や手首の負担を減らしたい人
8.充電式6面刃 電動うろこ取り


こちらは、ステンレス製の6面刃を搭載した充電式の電動うろこ取りです。
回転する複数の刃を魚へ当てることで、広い範囲を連続して処理しやすく、魚市場・飲食店・鮮魚を扱う作業場なども想定したタイプです。
釣行後に大型魚を何匹も処理する人や、家族・仲間の魚をまとめて下処理する人にも候補になります。
おすすめポイント
- 6面刃で広い範囲を処理しやすい
- コードレスの充電式
- 大型魚や連続作業に対応しやすい
- ステンレス刃を採用
- 手動作業の時間を短縮しやすい
気になる点:一般家庭で魚を1〜2匹処理する用途では、手動式より準備や手入れに手間がかかる可能性があります。また、回転刃へ指や魚のヒレを巻き込まないよう、十分な注意が必要です。
こんな人におすすめ:
✅ 大型魚を頻繁に捌く人
✅ 釣った魚を何匹もまとめて処理する人
✅ 業務や連続作業で使用する人
目的別に選ぶおすすめのうろこ取り
家庭用として迷ったときの総合候補
🏆 がまかつ ステンレス製うろこ取り
小型魚から大型魚まで使いやすく、飛び散りを抑えやすい円形ブレードが特徴です。さまざまな魚を持ち帰る釣り人が、家庭用として1本選ぶ場合の有力候補です。
初めて魚を捌く人におすすめ
🔰 貝印 KAI KITCHEN DH8196
軽量なケース付きタイプで、うろこの飛び散りや後片付けの負担を減らしやすい商品です。家庭で小型魚を捌く初心者に向いています。
タイ・チヌなど硬いうろこの魚におすすめ
和平フレイズ AD-235またはパール金属 AZ-7009が候補です。
真鍮部分を硬いうろこへしっかり引っかけられるため、タイ・チヌなどをよく持ち帰る人に適しています。良型魚が中心なら、ヘッドが大きいパール金属を選びやすいでしょう。
アジやメバルなど小型魚におすすめ
片力商事 鱗トル スモールまたは貝印 DH8196が候補です。
小型で取り回しやすく、身が薄い魚にも力をかけすぎずに作業しやすくなっています。
大型魚や大量処理におすすめ
大型魚を何匹も捌く場合は、コードレス電動スケーラーが便利です。
ただし、細かな部分の仕上げには手動式が必要になることもあるため、電動式だけに絞らず、大小2種類を用意すると作業しやすくなります。



電動式は速いが、細かい場所まで万能というわけではないぞ。広い面は電動、ヒレ周辺は手動と使い分けるのも賢い方法じゃ。
魚のうろこ取りの正しい使い方
1.魚の表面を流水で軽く洗う
魚の表面に付着した砂・ゴミ・血などを流水で軽く洗い流します。
魚が暴れたり滑ったりしないよう、締めた魚を安定したまな板やシンクの中へ置きましょう。
2.尾から頭へ向けて動かす
魚のうろこは、基本的に頭から尾へ向かって重なるように生えています。
そのため、うろこ取りは尾側から頭側へ向けて動かします。
一度に広い範囲を強くこするのではなく、短い幅で少しずつ進めるのがコツです。
3.魚をしっかり押さえる
魚が動くと力が逃げるだけでなく、ヒレやエラで手を切る危険があります。
頭または尾の近くをしっかり押さえます。滑りやすい場合は、清潔な布巾や厚手のキッチンペーパーを使うと安定します。
4.ヒレ周辺と腹側を丁寧に確認する
うろこが残りやすい場所は、次のとおりです。
- 背びれの付け根
- 胸びれの周辺
- 腹びれの周辺
- エラぶたの近く
- 腹側のやわらかい部分
- 尾びれの付け根
細かな部分では、うろこ取りの先端や小型タイプを使い、力を弱めて作業しましょう。
5.最後に指で触って確認する
流水を当てながら、尾から頭へ向けて指先を軽く滑らせます。
ザラザラした部分が残っていれば、そこにうろこが残っています。
見た目だけでは分かりにくい細かなうろこもあるため、必ず手触りでも確認しましょう。
うろこの飛び散りを抑える5つのコツ
シンクの深い位置で作業する
まな板をキッチンの作業台へ置くより、シンクの中で処理したほうが、うろこの飛散範囲を狭くできます。
魚とうろこ取りを水で濡らす
乾いた状態よりも、魚の表面とうろこ取りを軽く濡らしておくほうが、剥がれたうろこが飛びにくくなります。
ポリ袋の中で作業する
魚が入る大きさの透明なポリ袋を用意し、袋の中へ手とうろこ取りを入れて作業する方法もあります。
少し動かしにくくなりますが、後片付けを簡単にしたいときに便利です。
短い幅でゆっくり動かす
勢いよく長い距離をこすると、うろこが遠くまで飛びます。
2〜5cm程度の短い幅で、魚の表面をなぞるように動かしましょう。
飛散防止タイプを使用する
ケース付きや円形ブレード、特殊素材を採用した商品を使うことで、一般的な真鍮製よりも飛散を抑えやすくなります。
うろこ取りのお手入れと保管方法
使用後はできるだけ早く洗う
魚の血や脂、ぬめりが乾燥すると、刃の隙間やケースへこびり付きます。
使用後は放置せず、流水と中性洗剤で洗いましょう。
刃の裏側や接合部分も確認する
表面だけきれいに見えても、刃の裏側やハンドルとの接合部に細かなうろこが残っている場合があります。
古い歯ブラシや小さなキッチンブラシを使うと、細部まで洗いやすくなります。
洗浄後はしっかり乾燥させる
ステンレス製でも、汚れや塩分が付着したまま長時間放置するとサビや変色の原因になります。
水洗い後は水分を拭き取り、風通しのよい場所で乾燥させましょう。
木製ハンドルの商品は、水へ長時間漬けたままにしないことも大切です。
真鍮の変色は汚れと区別する
真鍮は使用や保管によって色が濃くなることがあります。
多少の変色だけですぐに使用できなくなるわけではありませんが、ぬめり・異臭・緑色の腐食・金属部分の大きな欠けなどがある場合は、使用を中止しましょう。
うろこを取らずに調理する料理もある
魚料理では基本的にうろこを取り除きますが、すべての料理で必ず取るわけではありません。
代表的なのが、アマダイのうろこを立たせて香ばしく仕上げる「松笠焼き」です。
松笠焼きでは、うろこをきれいに残した状態で油をかけたり、皮目を焼いたりして、パリパリとした食感を楽しみます。
調理方法によって下処理は変わるため、作る料理を決めてからうろこを取るか判断しましょう。


うろこ取りに関するよくある質問
うろこ取りがなくても包丁で代用できますか?
包丁の背でも代用できます。
ただし、魚が滑ったときに刃へ手が触れる危険があり、うろこも飛び散りやすくなります。魚を持ち帰って料理する機会が多いなら、専用のうろこ取りを用意するほうが安全で効率的です。
ペットボトルのキャップでもうろこを取れますか?
ペットボトルのキャップの縁を魚へ当て、尾から頭へ動かすとうろこを取れる場合があります。
小型魚を1匹だけ処理するときの応急的な方法としては使えますが、大きな魚や硬いうろこでは時間がかかります。
うろこを取るときに魚は濡らしたほうがよいですか?
魚とうろこ取りを軽く濡らした状態で作業すると、うろこが飛び散りにくくなります。
ただし、水を流し続けると魚が滑りやすくなるため、魚を安定させてから作業してください。
ステンレス製と真鍮製はどちらがおすすめですか?
手入れのしやすさを重視するならステンレス製、タイやチヌなど硬いうろこの魚をしっかり処理したいなら真鍮製が候補です。
魚種が決まっていない場合は、飛散防止構造を持つステンレス製が幅広く使いやすいでしょう。
小型魚に大きなうろこ取りを使っても問題ありませんか?
使用できますが、ヒレの付け根やエラ周辺に刃が届きにくく、魚の身を強く押してしまう場合があります。
アジやメバルなどを頻繁に捌く場合は、小型タイプを用意すると作業しやすくなります。
電動うろこ取りは家庭にも必要ですか?
魚を1〜3匹程度処理する一般家庭では、手動式のほうが準備と片付けが簡単です。
大型魚や大量の魚を頻繁に処理する場合、手首への負担を減らしたい場合には電動式が役立ちます。
うろこ取りは食洗機で洗えますか?
商品によって異なります。
今回紹介した貝印 DH8196や片力商事の鱗トルSは食器洗浄機に対応していますが、木製ハンドルを使用した商品などは手洗いが基本です。必ず各商品の説明書を確認してください。
魚を持ち帰った後に用意したい調理道具
釣った魚をきれいに処理するには、うろこ取りだけでなく、魚の大きさに合った包丁やまな板も必要です。
基本的には、次の順番で道具を揃えるとスムーズです。
- うろこ取り:魚のうろこを除去する
- 出刃包丁:頭・骨・身を処理する
- まな板:魚を安定させて捌く
- 骨抜き:血合い骨や小骨を抜く
- 保存袋・真空パック機:下処理した魚を保存する




まとめ|使う魚と量に合ったうろこ取りを選ぼう
魚専用のうろこ取りがあれば、包丁の背で作業するよりも効率よく、安全に下処理しやすくなります。
この記事のまとめ
- 家庭用は飛び散りにくさ・握りやすさ・洗いやすさを重視する
- 初心者にはケース付きや飛散防止タイプが使いやすい
- タイやチヌなど硬いうろこには真鍮製もおすすめ
- 小型魚には小回りの利く小型タイプを選ぶ
- 大型魚や大量処理には電動式が便利
- 電動式は防水性・保証・替刃の有無も確認する
家庭でさまざまな魚を捌くための1本を選ぶなら、円形のステンレスブレードを採用したがまかつのうろこ取りが有力候補です。
初めて魚を捌く人や、後片付けを簡単にしたい人には、ケース付きの貝印 DH8196が使いやすいでしょう。
釣る魚の大きさや、一度に処理する量を考え、自分の釣りスタイルに合ったうろこ取りを選んでください。
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