カサゴ(関西ではガシラ)は、堤防の足元、テトラや岩の隙間、捨て石、磯、船の岩礁帯など、障害物の近くで暮らす代表的な根魚です。遠投しなくても狙えるため初心者にも出会いやすい一方、根へ潜る力が強く、根掛かりや鋭いヒレにも注意が必要です。
この記事では、カサゴ(ガシラ)が釣れる時期と時間帯、場所、穴釣り、ブラクリ、胴付き釣り、ルアー釣り、船根魚釣り、タックル、エサ、根掛かり対策、合わせ方、取り込み、持ち帰り、料理まで解説します。立入禁止のテトラや危険な磯へ入らず、安全な場所で楽しむことを前提にしてください。
海仙人カサゴは遠くへ投げるより、足元の「影・隙間・壁の変化」を丁寧に探す魚じゃ。最初の一投で食うことも多いから、仕掛けを落とす前から集中するんじゃぞ。
カサゴ(ガシラ)釣りの基本を最初に確認
| 項目 | 初心者向けの目安 |
|---|---|
| 狙いやすさ | 足元でも狙える。障害物から素早く離す操作が必要 |
| 主な釣り場 | 堤防、漁港、テトラ、磯、オフショア(船) |
| 代表的な釣り方 | 穴釣り、ブラクリ、胴付き釣り、ルアー釣り、船根魚釣り |
| 釣果を左右する要素 | 障害物、底取り、移動、エサの位置、最初の巻き上げ |
| 安全上の注意 | 滑落、立入禁止、鋭い背ビレ・胸ビレ、根掛かりした針 |
カサゴ(ガシラ)はどんな魚?
岩陰や穴の近くで待ち伏せする根魚
カサゴは岩礁、捨て石、護岸の隙間、テトラの周囲など、身を隠せる場所に付きます。エビ・カニなどの甲殻類や小魚を食べ、目の前へ来たエサへ素早く反応します。広い砂地の中央より、砂地と岩の境目、壁の継ぎ目、海藻の切れ目など「変化の際」が有力です。
体色は場所によって見え方が変わる
茶色、赤褐色、暗い色など個体差があり、岩や海藻の中で目立ちにくい体色をしています。色だけで鮮度や種類を判断せず、体の模様、形、釣れた場所を含めて確認します。食べる魚の同定に自信がない場合は、釣具店や詳しい人へ確認してください。
ヒレの棘に注意
背ビレや胸ビレには鋭い棘があり、強く刺さると痛みます。魚を素手で上から握り込まず、フィッシュグリップや厚手の手袋を使い、プライヤーで針を外します。棘が刺さって傷が深い、強い痛みや腫れが続く場合は、自己判断で放置せず医療機関へ相談してください。
成長が比較的ゆっくりな根魚
同じ場所で小型が続けて釣れることがあります。持ち帰る数と大きさを必要以上に増やさず、小型は傷めないよう早めにリリースする配慮も大切です。地域や施設にサイズ・匹数の規則がある場合は必ず守ります。
カサゴ(ガシラ)が釣れる時期
| 釣り場 | ◎ 最盛期の目安 | ○ 狙いやすい月 | △ 地域・条件次第 |
|---|---|---|---|
| ショア(岸) | 1月・2月・3月・11月・12月 | 4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月 | 通年で可能性あり |
| オフショア(船) | 1月・2月・3月・4月・11月・12月 | 5月・6月・7月・8月・9月・10月 | 通年で可能性あり |
カサゴは一年を通して狙える地域が多く、特に冬から春はほかの岸釣り対象魚が少ない時期にも期待できます。夏でも釣れますが、日中は穴や日陰の奥に入りやすく、夜やまずめに浅場へ出ることがあります。季節より「障害物」「水深」「時間帯」「潮の動き」の影響を受けやすい魚です。
冬〜春
根魚釣りの中心時期です。水温が低い日は動きが鈍く、エサを目の前へ長めに見せる方がよいことがあります。岸では日当たり、水深、潮通しの違いを比べ、船では底を取り直しながら岩礁帯を流します。
夏〜秋
朝夕や夜に浅い場所で釣りやすくなることがあります。日中は岸壁の影、テトラの奥、深い穴、潮が当たる岩陰を重点的に探します。高水温時は持ち帰る魚をすぐ冷やします。
カサゴ(ガシラ)が釣れやすい時間帯と潮
夕まずめ・夜
カサゴは暗い時間に隠れ場所から出てエサを探すことがあり、夕まずめから夜は有力です。常夜灯の明暗、壁際、捨て石の上、浅場と深場の境目を探ります。夜は足元の穴や段差が見えにくいため、日中に安全な釣り座を確認し、ヘッドライトを必ず用意します。
日中
日中は穴の中、岩陰、岸壁のえぐれ、係留設備の影など、暗い場所へ仕掛けを入れます。穴釣りでは一つの穴へ長く粘るより、数回落として反応がなければ次へ移動する方が効率的です。
潮が動く前後
潮が動くとエサが流れ、魚の活性が上がることがあります。ただし潮が速すぎると軽い仕掛けが穴から浮き、底を取れません。底を感じられる範囲でオモリを調整し、重くしすぎて根へ深く入り込ませないようにします。
潮止まりにも穴の奥で反応することがある
回遊魚と違い、潮が緩い時間でも目の前へエサを入れれば食うことがあります。潮止まりだから完全に休むのではなく、深い穴、壁の継ぎ目、今まで入れていない小さな隙間を丁寧に探します。



同じ穴へ何度も落とすより、三〜五回で反応がなければ次へ移るんじゃ。カサゴ釣りは「魚を待つ」より「魚の前へ届ける」釣りじゃぞ。
カサゴ(ガシラ)が釣れる場所
堤防・漁港
岸壁の際、継ぎ目、足元の捨て石、船道のかけ上がり、スロープの端、係留ロープから離れた影などがポイントです。仕掛けを壁から離しすぎず、底へ着いたら少し持ち上げて根掛かりを避けます。係留船やロープへ仕掛けを掛けないよう十分に距離を取ります。
テトラ周り
カサゴの有力ポイントですが、転落すると重大な事故につながります。立入禁止・濡れた場所・高い場所・隙間が深い場所へ入らず、安全な足場から外側や際を狙います。「釣れるから入る」ではなく、「安全に立てる場所だけで釣る」を徹底してください。
磯・岩礁帯
岩の割れ目、海藻の際、サラシの外側、深い溝などを狙えます。波、滑り、潮位の上昇、帰路の確保が重要です。初心者は単独で入らず、安全装備を整え、穏やかで実績のある場所を選びます。
オフショア(船)
船では岩礁帯や起伏のある底を胴付き仕掛けなどで狙います。根掛かりを避けるため、着底後はすぐ少し底を切り、船が流れて水深が変わるたびに底を取り直します。オモリ号数と仕掛けは船宿指定を守ります。
カサゴ(ガシラ)の代表的な釣り方
ブラクリ釣り
針とオモリが近い短い仕掛けを、壁際、穴、捨て石の隙間へ落とします。着底後は底へ置き続けず、数センチ〜数十センチ持ち上げて小さく動かします。アタリが出たら少し待ちすぎず、魚が穴へ戻る前に竿を立てて巻き上げます。
穴釣り
短い竿で足元の穴を次々に探る方法です。深さのある穴、途中で横へ広がる穴、潮が通る穴は有力ですが、仕掛けが不自然に止まっただけで魚とは限りません。糸を張り、重みが動くか確認してから合わせます。危険なテトラへ乗らず、安全な堤防際や整備された場所で行います。
胴付き釣り
オモリを一番下にし、複数の枝針で底付近を狙います。堤防の足元や船で使いやすく、底から少し上を維持しやすい仕掛けです。根が荒い場所では枝を長くしすぎず、着底後にオモリを底へ引きずらないようにします。
ルアー釣り(ロックフィッシュ)
ジグヘッドやテキサスリグなどにワームを付け、壁際、捨て石、岩の隙間を探ります。底を取り、小さく持ち上げて落とす、ゆっくり巻く、障害物へ当てて止めるなどの動きが基本です。アタリが出たら根へ潜られる前に、ラインを張って魚を浮かせます。
船根魚釣り
胴付き仕掛けや一つテンヤに近い仕掛けで底を狙います。船が流れるため、一度底を取って終わりではなく、数秒ごとに底との距離を確認します。根掛かりを恐れて高く上げすぎると魚のいる層から外れるため、底から少し上を維持します。
カサゴ(ガシラ)釣りのタックル・仕掛け
堤防・穴釣りの基本タックル
| 道具 | 選び方の目安 |
|---|---|
| 竿 | 1〜2m前後の短くて張りのある穴釣り竿・ルアーロッド。安全な場所から操作できる長さを選ぶ |
| リール | 小型両軸リールまたは2000〜2500番前後のスピニングリール |
| 道糸 | ナイロン・フロロ・PEを釣り方で選ぶ。根周りでは細くしすぎない |
| リーダー | フロロカーボン2〜4号前後を基準に、障害物と魚のサイズで調整 |
| 仕掛け | ブラクリ、胴付き、ジグヘッド、テキサスリグなど |
| オモリ | 底を取れる最小限。潮と深さに合わせて複数用意 |
根周りではラインが擦れるため、飛距離を優先して細くしすぎないことが重要です。一方、太すぎる仕掛けは小型の食いが落ちたり、根掛かり時に回収が難しくなったりします。釣り場の障害物、魚の大きさ、取り込み角度に合わせてバランスを取ります。
短い仕掛けが扱いやすい
穴の中や壁際では、長いハリスや枝針が障害物へ絡みやすくなります。初心者は短いブラクリやシンプルな胴付きから始め、底を感じる練習をすると分かりやすいです。仕掛けを交換できるスナップは便利ですが、強度とサイズを確認します。
オモリを複数用意する
軽いオモリは自然に落ちますが、潮で流されて底が分からないと根掛かりが増えます。重いオモリは底取りしやすい反面、穴の奥へ入り込みやすくなります。軽・中・重を用意し、「底を感じられる中で最も軽いもの」を基準にします。
カサゴ(ガシラ)に使うエサ・ルアー
虫エサ
アオイソメなどは動きとにおいで魚へアピールし、堤防のブラクリや胴付きで使いやすいエサです。長く付けすぎると端だけをかじられるため、針の大きさと魚のサイズに合わせて切ります。
魚の切り身
サバ、サンマなどの切り身は身持ちがよく、においで根魚を誘います。皮を残して細長く切り、針先を隠さないように付けます。釣り場へ魚の切れ端を放置せず、残りは持ち帰ります。
エビ・イカ
エビやイカの切り身も使えます。エサが大きすぎると小型が針掛かりしにくいため、針から少し出る程度に整えます。船宿や施設で指定エサがある場合はそちらを優先します。
ワーム
甲殻類型、シャッドテール、ピンテールなどを使います。色は水の濁り、光量、底の色で変え、反応がなければサイズと色を一つずつ変更します。強いにおい付きワームは保管袋から液が漏れないよう注意します。
カサゴ(ガシラ)を釣るコツ
- 仕掛けを障害物のすぐそばへ入れる
- 着底したら少し底を切り、根掛かりを防ぐ
- 最初の落下中と着底直後のアタリへ集中する
- アタリが出たら根へ戻られる前に竿を立てて巻く
- 数投で反応がなければ次の穴・壁の変化へ移動する
- 釣れた場所と同じ種類の障害物を探す
フォール中のアタリを逃さない
カサゴは落ちてくるエサやワームへ反応し、着底前に食うことがあります。糸が予定より早く止まる、横へ動く、急にたるむ場合は、リールを巻いて糸を張り、重みを確認します。糸を完全に緩めたまま落とすとアタリが分かりにくくなります。
合わせた直後が勝負
魚が障害物へ戻る前に、竿を立てながらリールを巻いて底から離します。強く大きくあおるだけでは糸が緩むことがあるため、合わせと巻き上げを同時に行います。魚が根へ入った場合は無理に引っ張り続けず、糸を張りすぎない状態で出るのを待つ方法もありますが、状況によっては回収できません。
一匹釣れた周辺を丁寧に探す
同じ穴に複数いることもありますが、釣った後に反応が止まる場合もあります。一匹釣れたら、同じ穴の入口、隣の隙間、少し深い側など、似た地形を数投ずつ探ります。小型ばかり続く場所では、深い側や潮の当たる外側へ移動します。



アタリがあってから考えるのでは遅いぞ。竿をどちらへ上げれば根から離せるか、仕掛けを落とす前に決めておくんじゃ。
根掛かりを減らす方法
| よくある原因 | 対策 |
|---|---|
| 着底後も糸を出し続ける | 底へ着いたらすぐ糸ふけを取り、少し持ち上げる |
| 仕掛けを横へ引きずる | 縦に持ち上げて落とし、移動するときは一度回収する |
| オモリが軽すぎる | 底が分かる重さへ上げる |
| オモリが重すぎる | 穴の奥へ入りすぎる場合は軽くする |
| ハリスが長い | 根の荒い場所では短い仕掛けを使う |
| 同じ根へ何度も入れる | 引っ掛かる位置を覚え、少し角度を変える |
根掛かりを外すときは竿をあおらない
強く竿をあおると、竿先の破損や仕掛けが勢いよく飛んでくる事故につながります。竿とラインをまっすぐにし、周囲に人がいないことを確認して、ラインの強度内でゆっくり引きます。回収できない場合は、できるだけ手元にラインを残さないよう適切に切ります。
カサゴ(ガシラ)の取り込みと安全
魚を抜き上げる前に周囲を確認
小型は抜き上げられますが、魚が回転すると針やオモリが周囲へ飛びます。後ろ・隣・足元を確認し、低い位置へ取り込みます。良型や高い足場では、無理に抜かずタモを使います。
ヒレを避けて持つ
魚つかみで下あご付近を固定するか、厚手の手袋で棘を避けて支えます。口の中にも指を深く入れません。調理時も背ビレを先に落とすなど、棘の位置を確認しながら下処理します。
小型は素早くリリースする
持ち帰らない魚は、乾いた地面へ置かず、濡らした手や道具で短時間に針を外します。針を深く飲んで無理に外すと大きく傷つく場合は、可能な範囲でラインを短く切る判断も必要です。地域の資源保護ルールや施設規則を確認してください。
カサゴ(ガシラ)の締め方・持ち帰り
食べる魚は、サイズと釣果数に応じて締め・血抜きを行い、十分な氷で冷やします。棘で袋が破れることがあるため、厚手の袋や容器へ分けると扱いやすくなります。内臓を現地で処理する場合は、施設のルールと排水環境を確認し、内臓や血を釣り場へ放置しません。詳しい基本は釣った魚の持ち帰りと処理を参考にしてください。
釣ったカサゴ(ガシラ)のおすすめ料理
カサゴの煮付け
骨や皮から旨味が出る定番料理です。背ビレなどの棘へ注意して下処理し、身が崩れないよう落としぶたを使って煮ます。
カサゴの唐揚げ
小〜中型を香ばしく楽しめます。骨まで食べる場合は、魚の大きさに合わせた切れ目と二度揚げなど適切な加熱が必要です。硬い骨を無理に食べず、食べる人にも骨があることを伝えます。
カサゴの味噌汁・潮汁
頭や中骨から濃いだしが出ます。えら、血合い、内臓を丁寧に取り、熱湯をかけて汚れを落としてから煮るとすっきり仕上がります。
カサゴのアクアパッツァ
丸魚の見た目と旨味を活かせる料理です。うろこ・えら・内臓を取り、棘へ注意して切れ目を入れます。魚のサイズに合うフライパンを使い、中心まで火を通します。
カサゴ(ガシラ)釣りでよくある質問
カサゴは昼でも釣れますか?
釣れます。日中は穴、岩陰、岸壁の影など暗い場所へ入りやすいため、開けた場所より障害物の際を丁寧に探ります。夕方や夜は隠れ場所の外へ出ることがあります。
アタリがあるのに掛かりません
エサが大きすぎる、針先が隠れている、小型が端だけをかじっている可能性があります。エサを短くする、針先を出す、アタリ後に糸を張って重みを確認してから合わせる方法を試します。
根掛かりと魚の違いはどう見分けますか?
魚は重みが動く、首を振る、横へ移動することがあります。根掛かりは一定方向で止まることが多いですが、海藻や動く障害物もあります。強くあおる前に糸を張り、角度を少し変えて確認します。
テトラへ入ればもっと釣れますか?
釣果より安全が優先です。立入禁止、濡れたテトラ、高い場所、深い隙間へ入ってはいけません。安全な堤防や釣り公園の足元、船釣りでもカサゴは狙えます。
小さいカサゴは持ち帰ってよいですか?
法令・地域・施設の規則を守ることが前提です。カサゴは同じ場所に住み着く根魚なので、食べる分だけ持ち帰り、小型をリリースする配慮は釣り場を長く楽しむことにつながります。
目的別|カサゴ(ガシラ)の釣り方の選び方
| 目的・釣り場 | 向いている釣り方 | 理由 |
|---|---|---|
| 安全な堤防の足元 | ブラクリ・胴付き | 短い距離で底と壁際を探りやすい |
| 整備された穴や捨て石周り | 穴釣り | 一つずつ隙間へ落とし、魚の前へ直接届けられる |
| 夜の漁港を広く探る | ワームのルアー釣り | 壁際・底・明暗を移動しながら探せる |
| 深い岩礁帯を狙う | 船根魚釣り | 岸から届かない水深と地形を流して探れる |
| 子ども・完全初心者 | 足場のよい堤防の胴付き | 危険なテトラへ入らず、竿下を安定して狙える |
カサゴは危険な場所へ入らなくても釣れます。釣果写真でテトラの奥や急な磯が目立っても、初心者が同じ場所へ行く必要はありません。安全な堤防の壁際、釣り公園の捨て石、船釣りなど、自分の経験に合う方法を選びます。
エサの付け方と見せ方
虫エサは針先を出す
虫エサを長く垂らすとアピールしますが、小型のカサゴやフグに端だけ取られます。針へ沿わせて刺し、針先を少し出します。アタリがあるのに掛からない場合は、エサを半分に短くして魚の口へ針を入りやすくします。
切り身は皮を利用する
魚の切り身は皮を残して細長く切ると針から外れにくくなります。身の柔らかい部分だけへ針を刺すと、投入時や小魚の攻撃で取れます。皮側から縫うように刺し、仕掛けが回転するほど大きく付けないようにします。
ワームは障害物へ当てて止める
カサゴのルアー釣りでは、速く泳がせ続けるより、底や壁へ触れた後に一瞬止める動きが有効です。着底を感じたら小さく持ち上げ、テンションを保って落とします。完全に糸を緩めると、アタリと根掛かりを見分けにくくなります。
夜のルアー釣りを安全に行うコツ
- 明るいうちに釣り座、段差、係留ロープ、帰り道を確認する
- ヘッドライトと予備電池を用意する
- 一人で危険な磯・テトラへ入らない
- キャスト前に後方と横を照らして確認する
- 魚を取り込む場所とタモの位置を決めておく
- 強風・高波・雷の予報がある日は中止する
夜はカサゴが浅い場所へ出ることがありますが、暗さで危険も増えます。釣れるポイントを優先して移動を繰り返すより、安全に歩ける範囲だけを丁寧に探ります。常夜灯下ではほかの釣り人も多いため、壁際へ仕掛けを落とす人と投げる人のラインが交差しないよう声をかけます。
初めてのカサゴ(ガシラ)釣り|当日の流れ
- 立入禁止や危険なテトラを避け、足場のよい堤防を選ぶ
- ブラクリ、予備オモリ、虫エサまたは切り身を準備する
- 岸壁の継ぎ目や捨て石の境目へ静かに落とす
- 着底したら糸ふけを取り、少し底を切って数回誘う
- 反応がなければ数メートル移動し、次の変化を探す
- アタリが出たら根へ潜られる前に竿を上げながら巻く
- 魚つかみとプライヤーで安全に外し、食べる分だけ冷やす
最初は遠投せず、足元で「底に着いた感覚」「障害物へ触れた感覚」「魚のアタリ」の違いを覚えます。底が分からないまま横へ仕掛けを引くと根掛かりしやすいため、分からなくなったら一度回収して落とし直します。
釣果を守るための持ち帰り方
カサゴは同じ障害物周りに付き、場所によっては小型が集中的に釣れます。食べる予定のない魚、極端に小さい魚、必要以上の数を持ち帰らないことは、その釣り場を今後も楽しむための現実的な配慮です。地域の禁漁、保護区、サイズ規則がある場合は必ず従います。
リリースする魚は長時間写真を撮らず、乾いた場所へ置かないようにします。持ち帰る魚は棘に注意して袋へ分け、十分に冷やします。「全部持ち帰る」「全部放す」と一律に決めるのではなく、魚の状態、規則、食べる量を考えて判断します。
天候と海況で無理をしない
根魚釣りは足元へ集中するため、背後からの波や潮位上昇へ気付きにくいことがあります。磯や低い堤防では、予報より大きな波が来る可能性を考えます。濡れた場所、海藻の付いた場所、波をかぶった跡には立ちません。風で仕掛けが制御できないときは、重いオモリで無理に続けず安全な場所へ移動するか中止します。
まとめ|カサゴ釣りは障害物の際と最初の巻き上げが重要
- 遠投より足元の壁・穴・捨て石・岩陰を探す
- 着底後は少し底を切り、根掛かりを減らす
- 落下中と着底直後のアタリへ集中する
- 掛けたら根へ戻られる前に巻き上げる
- 一か所に粘りすぎず、安全な場所を移動して探す
- 鋭いヒレを素手で握らず、魚つかみとプライヤーを使う
- 小型や必要以上の数を持ち帰らない配慮も大切
カサゴ(ガシラ)は、足元の小さな変化を一つずつ探すほど結果につながる魚です。初心者は安全な堤防で短いブラクリ仕掛けから始め、底を取る感覚と、アタリ後すぐ魚を浮かせる動作を覚えましょう。









