かかり釣り用リールおすすめ・選び方|太鼓リール・筏リールを比較

かかり釣り用リールのアイキャッチ画像

かかり釣りの最初の1台で迷うなら、ドラグ付きの太鼓型リールから選びます。魚が急に走ったときに設定した力で糸を出せるため、細い道糸を守りながらチヌとのやり取りを覚えられます。今回の4機種では、右巻きならダイワ「25 BJイカダ 65」がこの条件に合います。

一方、魚の走りを自分の指で細かく止めたいならドラグなしの太鼓型、リールを竿の上側に付けて親指でスプールを操作したいなら小型両軸を選びます。この記事では、太鼓型2機種と小型両軸2機種を、自重・巻き取り長・ドラグ・糸巻量まで実数で比べます。釣り方全体を先に確認したい方はかかり釣り完全ガイドから読むと、リールが担う操作を実釣の流れと結び付けて確認できます。

目次

かかり釣り用リールは「太鼓型」か「小型両軸」から選ぶ

足元へダンゴとサシエを落とすかかり釣りでは、仕掛けを遠投する機構よりも、必要な分だけ糸を送り、着底後にすぐ止められることが重要です。専用リールは大きく、竿の下側に付く太鼓型の片軸リールと、竿の上側に付く小型両軸リールに分けられます。

初めてなら、太鼓型のダイワ「25 BJイカダ 65」を選ぶと、65mmスプールで軽い仕掛けを落としつつ、最大1.3kgのドラグで急な走りにも対応できます。ベイトリールのように親指でスプールを押さえる操作へ慣れているなら、シマノ「チヌマチック 1000SP RIGHT」やダイワ「チヌジャッカーHG」の小型両軸へ進みます。

リールのタイプだけでなく、短い竿との組み合わせも重要です。竿の長さ・穂先・適合ハリスまで一緒に決める場合はかかり釣りロッドの選び方で確認できます。

初めてならドラグ付き、指で止める操作を詰めたいならドラグなし

ドラグは、魚が設定以上の力で引いたときにスプールを滑らせて糸を出す機能です。初めて細いラインでチヌを掛けるなら、ドラグ付きの「25 BJイカダ 65」を選ぶと、突っ込みで一気に糸へ負荷が掛かったときにもラインを逃がせます。

ドラグなしの黒鯛工房「THE IKADA SPECIAL 65 R」は、魚が走ったときも指でスプールを押さえる強さを変えて対応します。自動で糸を出す機能に任せず、障害物の手前で止める、少しだけ糸を出す、といった操作を自分で組み立てたい人に向きます。

小型両軸のチヌマチック1000SPは最大0.6kg、チヌジャッカーHGは最大0.5kgのドラグを備えています。太鼓型のBJイカダ65より最大値は小さいため、「ドラグの数値が大きいほど上位」とは考えず、使うラインと周囲のロープ・養殖設備を踏まえて設定します。

深場で回収回数が多いなら1回転80cm台を選ぶ

エサの付け替えやダンゴの作り直しで仕掛けを何度も回収するなら、ハンドル1回転で巻き取れる長さが作業時間に直結します。今回の4機種では「25 BJイカダ 65」が87cm/回転で最も長く、深場から仕掛けを戻す回転数を減らせます。

チヌジャッカーHGは67cm、チヌマチック1000SPは66cm、THE IKADA SPECIAL 65 Rは62cmです。浅場で巻き取り速度を最優先しないなら60cm台でも十分に釣りは成立します。水深が深く、エサ交換のたびに長い距離を巻き上げる釣り場では87cmのBJイカダ65を選ぶと、同じ30mを回収するときのハンドル回転数を抑えられます。

軽さを優先するなら135gの小型両軸を選ぶ

竿を手持ちしたまま穂先を見続ける時間が長い人は、リール自重も比較します。今回ではチヌジャッカーHGが135gで、THE IKADA SPECIAL 65 Rの175g、BJイカダ65の200g、チヌマチック1000SPの205gより軽量です。

ただし、軽さだけで決めるとタイプの違いを見落とします。太鼓型の下向き配置で釣りたい人は175〜200gの2機種から選び、小型両軸を上側に付ける操作が合う人だけ135gのチヌジャッカーHGを選びます。40〜70gの差より、スプールをどの指で操作するかの違いの方が実釣中の動作を大きく変えます。

道糸は釣り場指定とリールの糸巻量を両方満たす

かかり釣りは釣り場によって使う道糸の太さが変わるため、購入前に渡船店や釣り場の推奨号数を確認し、その号数を必要な長さだけ巻けるリールを選びます。BJイカダ65はナイロン2.5号100m、チヌマチック1000SPはフロロ2号120m・2.5号100m・3号80m、チヌジャッカーHGはナイロン3号100mが公表値です。

THE IKADA SPECIAL 65 Rはフロロ0.8〜3号とPE0.6〜1号を100m巻ける仕様です。道糸をフロロで通すのか、別の構成を使うのかで必要な糸巻量は変わります。ハリ・ガン玉・ハリスまで一緒に組むときはかかり釣り仕掛け・針・ガン玉・ハリスの選び方へ進んでください。

ハンドル方向は「竿を持つ手」を先に決める

右巻き・左巻きが別モデルになっている筏リールは、購入後に簡単に左右を入れ替えられない機種があります。魚を掛けた直後に竿を持ち替えるとラインのテンションが抜けやすいため、竿を持つ手と反対側で巻けるハンドルを選びます。普段右手で竿を持つ人は左ハンドル、左手で竿を持つ人は右ハンドルです。

ダイワ「25 BJイカダ」は65が右巻き、65Lが左巻きです。黒鯛工房「THE IKADA SPECIAL 65」も左右仕様があります。今回カード掲載するチヌマチック1000SPはRIGHTです。利き手だけで決めず、サシエを落としている最中にどちらの手で竿先を保持し、どちらの親指でスプールへ触れるかまで想像して選ぶと、購入後に持ち替えで困りません。

かかり釣り用リール4機種を比較

モデル タイプ 自重 1回転の巻き取り長 ドラグ 主な糸巻量 この条件なら選ぶ
ダイワ 25 BJイカダ 65太鼓型・片軸200g87cm最大1.3kgナイロン2.5号100m初めての1台でドラグと速い回収を両立したい
黒鯛工房 カセ筏師 THE IKADA SPECIAL 65 R太鼓型・片軸175g62cmなしフロロ0.8〜3号・PE0.6〜1号100m魚の走りを指でスプール操作して止めたい
シマノ チヌマチック 1000SP RIGHT小型両軸205g66cm最大0.6kgフロロ2号120m・2.5号100m・3号80m上向き両軸で親指のサミングとハイギアを使いたい
ダイワ チヌジャッカーHG小型両軸135g67cm最大0.5kgナイロン3号100m手持ち重量を減らし、替えスプールも使いたい

最初の1台でドラグと回収速度を両立するならBJイカダ65、ドラグを使わず指で魚の走りを制御するならTHE IKADA SPECIAL 65 Rを選びます。小型両軸では、ハイギアと42mmハンドルを使うならチヌマチック1000SP、135gの軽さと替えスプールを使うならチヌジャッカーHGです。

おすすめ4機種|条件別に1台を選ぶ

初めての1台|ドラグ付き太鼓型・87cm/回転
ダイワ 25 BJイカダ 65
ダイワ 25 BJイカダ 65

65mmスプール、自重200g、1回転87cm、最大ドラグ1.3kg。軽い仕掛けの落下性能を確保しながら、魚が急に走ったときはドラグで糸を出せます。右巻きの65と左巻きの65Lがあり、巻く手に合わせて選べます。

向く人:初めて筏・カセ専用リールを買い、ドラグを使いながら仕掛けの落下とチヌとのやり取りを覚えたい人。

注意点:商品カードは右巻きの65です。左手で巻く人は65Lを選びます。公表糸巻量はナイロン2.5号100mなので、使う道糸と必要長も合わせます。

ドラグなし太鼓型|175g・手動スプール操作
黒鯛工房 カセ筏師 THE IKADA SPECIAL 65 R 右
黒鯛工房 カセ筏師 THE IKADA SPECIAL 65 R 右

65mm径・23mm幅スプール、自重175g、1回転62cm。ドラグを搭載せず、魚の走りに合わせて指でスプールへ圧を掛けるタイプです。オートリターン式クラッチを備え、仕掛けを送り込む操作と魚とのやり取りを自分の指で組み立てられます。

向く人:ドラグに任せず、障害物の位置や魚の走る方向を見ながら、糸を出す量を自分で細かく変えたい人。

注意点:強い引きでも自動では糸が出ません。初めて細いラインで大型チヌとやり取りする人は、先にドラグ付きのBJイカダ65を選ぶ方が操作を覚えやすくなります。

小型両軸ハイギア|66cm/回転・42mmハンドル
シマノ チヌマチック 1000SP RIGHT
シマノ チヌマチック 1000SP RIGHT

自重205g、ギア比7.1、1回転66cm、最大ドラグ0.6kg。30mm径・19mm幅の小型スプールを親指で押さえてラインを送り、42mmハンドルで巻き取る両軸タイプです。フロロ2号120m、2.5号100m、3号80mを巻けます。

向く人:リールを竿の上側に付ける両軸スタイルを使い、親指のサミングとハイギアで仕掛けを操作したい人。

注意点:商品カードはRIGHTです。1回転の巻き取り長は66cmなので、深場で回収速度を最優先する人は87cmのBJイカダ65を選びます。

軽量小型両軸|135g・替えスプール付き
ダイワ チヌジャッカーHG
ダイワ チヌジャッカーHG

自重135g、1回転67cm、最大ドラグ0.5kg、ナイロン3号100m。今回の4機種で最も軽く、チヌドラグ、親指でスプールを押さえるための形状、クイックスプールチェンジ機構を備えます。HGには替えスプールも付属します。

向く人:小型両軸の操作が好みで、手持ちするリール重量を抑えたい人。別のラインを替えスプールへ準備して現場で入れ替えたい人にも合います。

注意点:巻き取り長は67cm、最大ドラグは0.5kgです。80cm台の回収速度や65mmの太鼓型スプールを求めるならBJイカダ65へ切り替えます。

釣り場が筏かカセかでも操作スペースが変わる

筏は比較的広い釣り座を確保できる施設もありますが、カセは小舟に固定されるため、足元のスペースや揺れが施設ごとに変わります。初めて行く場所では、リールの種類だけでなく釣り座の広さ・海面までの高さ・周囲のロープ位置も確認しておくと、太鼓型と小型両軸の操作をイメージできます。

設備や利用方法は筏釣り完全ガイドカセ釣り完全ガイドで確認できます。特にカセは釣り座が狭いことがあるため、荷物量とロッド・タモの置き場所まで事前に決めておきます。

購入前に確認する4項目

  • タイプ:竿の下側で太鼓型を使うか、上側で小型両軸を使うか
  • ドラグ:初めてならドラグ付き、魚の走りを指で制御したいならドラグなし
  • 道糸:釣り場で使う号数と必要長が公表糸巻量に収まるか
  • 巻く手:右巻き・左巻きが固定されたモデルでは、購入前に竿を持つ手と巻く手を決める

この4項目を決めれば、今回の4機種から1台まで絞れます。ドラグ付き太鼓型ならBJイカダ65、ドラグなし太鼓型ならTHE IKADA SPECIAL 65 R、小型両軸でハイギアならチヌマチック1000SP、軽量小型両軸ならチヌジャッカーHGです。

まとめ|初めてならドラグ付き太鼓型から選ぶ

かかり釣りの最初の1台には、軽い仕掛けを送りやすく、急な突っ込みではドラグで糸を出せる太鼓型が合います。右巻きなら「25 BJイカダ 65」、左巻きなら同シリーズの65Lを選ぶと、65mmスプールと87cm/回転の巻き取りを使えます。

ドラグを使わず手動でスプールを制御するならTHE IKADA SPECIAL 65 R、上向きの小型両軸ならチヌマチック1000SP、軽さを優先する小型両軸ならチヌジャッカーHGです。リールを決めたら、ロッド・仕掛け・道糸を同じ釣り場条件に合わせて揃えます。ほかのリール種類も比較する場合はリールを探すから用途別記事へ進めます。

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