堤防タコ用リールは、足元中心か、投げて広く探るかで選ぶモデルが変わります。足元中心で初めて専用リールを買うなら、PE8号50m付きのPRO MARINE タコ専DX TSD4000から比較します。ラインを別に用意せず始められ、63cm巻きのパワーハンドル仕様だからです。
投げて探るなら、太いPEラインを巻ける量とキャスト用ブレーキを確認します。この記事では、足元向けの専用入門機と、キャストにも対応する大型ベイトリール3機種を比較します。釣り方そのものは岸タコ釣り完全ガイドで確認できます。
堤防タコ用リール4機種を比較
| 商品 | PE糸巻量 | 自重 | 最大ドラグ | 1回転 | 選ぶ条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| タコ専DX TSD4000 | 3号250m/4号200m PE8号50m付属 |
435g | 5kg | 63cm | 足元中心・専用入門機 |
| TATULA TW 400 | 5号215m/6号180m | 335g | 13kg | 85cm | PE5〜6号を長めに巻く |
| スコーピオン MD 300XG RIGHT | 4号180m/5号140m/6号120m | 325g | 8kg | 103cm | 投げて回収を速くする |
| エラン ワイドパワーII 71BR | 3号220m | 315g | 12kg | 78cm | PE3号+シングルパワーハンドル |
※最大ドラグ力はリール側の上限値です。実際の設定はロッド、ライン、結束部、スナップなどタックル全体の強度に合わせます。
堤防タコ用リールの選び方
足元中心なら、糸巻量より操作とハンドルを優先する
岸壁際へ真下に落とす釣りでは、実際に出すラインは水深分が中心です。長距離を投げないなら、200m以上の糸巻量を最優先にする必要はありません。
見るのは、クラッチ操作、パワーハンドル、使うPEラインを必要量巻けるかです。タコ専DX TSD4000はPE8号50mが付属するため、足元中心で専用リールから始める構成に使えます。
投げるなら、太PE容量とキャスト用ブレーキを見る
タコエギを沖へ投げる場合は、足元より長くラインを出します。擦れた先端を切り詰めることも考え、使うPE号数を必要距離より余裕を持って巻きます。
TATULA TW 400はPE6号180m、スコーピオンMD 300XGはPE6号120mです。エラン ワイドパワーII 71BRはPE3号220mを公表しています。ロッド側の適合PE範囲は堤防タコロッドの選び方と合わせて確認してください。
キャスト時はスプールが回りすぎるとラインが膨らみ、バックラッシュが起こります。TATULA TW 400はMAGFORCE、スコーピオンMD 300はSVS∞ MD TUNE、エラン ワイドパワーIIは遠心ブレーキを備えています。
巻き取り長さは、投げ直す距離で決める
足元中心なら、回収距離が短いため63〜85cm巻きでも大きな不利になりません。投げて回収を繰り返すなら、1回転103cmのスコーピオンMD 300XGで少ない回転数でラインを戻せます。
巻き取り長さが多いほど、負荷が掛かったときに軽く巻けるとは限りません。巻きの感触はギア比、ハンドル長、スプール径などでも変わるため、回収速度と巻き上げ操作を分けて考えます。
最大ドラグ力だけで順位を付けない
堤防タコでは、掛けた直後にラインが出すぎると底や壁へ張り付かれやすくなります。そのため、ドラグは簡単に滑らない設定で使います。
ただし、13kgのリールが8kgのリールより常に優れるわけではありません。最大ドラグ力はリール側の上限であり、実際に掛けられる負荷はロッド、PE、リーダー、結束、スナップまで含めて決まります。
パワーハンドルは、負荷が掛かったときの握り方で見る
タコを掛けたら、ラインを緩めず巻き続けます。大きなノブは手全体で握れるため、指先だけでノブをつまむより力を掛け続けられます。
エラン ワイドパワーII 71BRは60mmと75mmへ変更できるシングルパワーハンドルを搭載。タコ専DX TSD4000もパワーハンドルを備えています。
PE号数はロッドの適合範囲から決める
太いPEは擦れや根掛かりで仕掛けを回収できる余地を増やしますが、号数を上げればよいわけではありません。ロッドの適合上限を超えるラインを前提にすると、負荷が別の部品へ集中します。
PEライン自体の号数や編み数はPEラインの選び方、先端の擦れ対策はショックリーダーの選び方で確認できます。
堤防タコ用リールおすすめ4選
PRO MARINE タコ専DX TSD4000|足元中心で始める専用入門機
PE8号50mが付属するため、足元中心ならラインを別に用意せず始められます。最大巻上長63cm、ギア比4.2:1、435gのタコ専用モデルです。
PE3号250m・4号200mのスプールに、PE8号50mが付属します。最大ドラグ力5kg、最大巻上長63cm、パワーハンドル仕様です。
向く人:岸壁際へ真下に落とす釣りを中心に、専用リールと太いPEラインを一度にそろえたい人。
注意点:435gで今回の4機種では最も重く、回収速度も63cmです。投げて広く探ることを主目的にするなら、キャスト用ブレーキを備える他の3機種を先に比較してください。
ダイワ TATULA TW 400|PE5〜6号を長めに巻く
PE6号を180m巻けるため、太糸の残量を多く確保したい場合に選びます。TWSとMAGFORCEを備え、足元だけでなくキャストにも対応します。
シマノ スコーピオン MD 300XG RIGHT|投げて回収する距離が長い人向け
1回転103cmなので、投げた仕掛けを回収して別方向へ入れ直す回数が多い釣りで回収時間を減らせます。PE6号は120mです。
テイルウォーク エラン ワイドパワーII 71BR|PE3号+シングルパワーハンドル
PE3号220m、最大ドラグ12kg、60/75mm可変シングルパワーハンドルを備えます。メーカーも用途にoctopusを明記しています。
購入前に確認する3点
右巻き・左巻き
今回の商品カードは右巻きモデルです。TATULA TW、スコーピオンMD、エラン ワイドパワーIIには左巻きの別モデルがあります。ベイトリールは購入後に左右を付け替えられない機種が多いため、型番まで確認します。
ロッドのライン・仕掛け重量
リールがPE6号を巻けても、ロッド側がPE5号までなら6号を前提に組みません。タコエギと追加オモリの合計重量もロッドの適合範囲へ収めます。
タコエギとの組み合わせ
投げる距離や根掛かりの多さは、タコエギの重さや形でも変わります。岸用・船用を含む違いはタコエギ・タコルアーの選び方で確認できます。
よくある質問
スピニングリールでも堤防タコはできますか?
できます。沖へ投げる釣りではスピニングを使う方法もあります。足元へ何度も落とす場合、ベイトリールならクラッチだけで糸を出せて、掛けた直後にそのまま巻き上げへ移れるため、投入から回収までの操作を減らせます。
PEは何号を選べばいいですか?
先にロッドの適合範囲を確認します。PE5号までのロッドなら5号以内、PE6号まで対応するロッドなら6号も選択肢に入ります。号数だけで固定せず、根の荒さとキャスト距離も合わせて決めます。
最大ドラグ力は大きいほどいいですか?
最大値だけでは決めません。掛けた直後に簡単に滑らないことは重要ですが、実際の設定はロッド、ライン、結束、スナップの強度を超えない範囲にします。
まとめ|足元かキャストかを先に決める
足元中心で専用リールから始めるなら、PEライン付きのタコ専DX TSD4000。投げて探るなら、必要なPE糸巻量とキャスト用ブレーキを持つ大型ベイトリールを比較します。
リールを決めたら、ロッド・ライン・タコエギを同じ条件でそろえます。一式をまとめて確認する場合はタコ釣りに必要な道具完全ガイドへ進んでください。
