カワハギ用リール

カワハギ用リールの画像

カワハギ用リールは、小型の両軸リールで、船宿が指定するPEライン(リールに巻く道糸)を必要な長さだけ巻けるものを選ぶのが基本です。

その条件を満たしたうえで、リールの重さと巻き取りの速さを比べます。水深を数字で確認できるカウンターは便利ですが、海底を基準に釣ることが多いカワハギでは必須ではありません。

最初に確認する3点

  • 船宿指定のPEラインを必要な長さだけ巻けるか
  • 一日手に持って使いやすい重さか
  • 回収を速くしたいか、水深カウンターを使いたいか

カワハギ釣りそのものが初めてなら、初心者向け船カワハギ釣り完全ガイドで、仕掛けを落としてから回収するまでの流れも確認できます。

目次

船カワハギでは小型の両軸リールが使いやすい

船カワハギでは、クラッチ(仕掛けを落とすためのレバー)を切って仕掛けを落とし、着底したらすぐ巻き上げへ移れる小型の両軸リールがよく使われます。

エサを確認するための回収も多い釣りなので、手に収まりやすく、クラッチとハンドルを片手で無理なく操作できるサイズが向いています。

商品名にある「100」「150」などの数字は、メーカーをまたいだ共通サイズではありません。数字だけで決めず、自重とPEラインの糸巻量を確認してください。

最初にPEラインの号数と必要な長さを確認する

リールを買う前に、利用する船宿が指定するPEラインの号数と必要な長さを確認します。ここが合わなければ、軽さや機能が気に入ってもその船では使いにくくなります。

今回の候補では、ステファーノ SS・アドミラ・スティーレはPE1号を200m巻けます。一方、ティエラ AIR IC 100XHはPE1号100m、0.8号120m、0.6号200mです。PE1号を150m以上用意する船では、ティエラ AIR IC 100XHは糸巻量が足りません。

ゲンプウ XT 150 RIGHTは公式のPE糸巻量が1.5号200m、2号150m、3号100mです。PE0.8〜1号を使う場合は、船宿が必要とする長さを確認し、必要ならスプールの底に別の糸を巻いて量を調整します(下巻き)。

購入前の順番

  1. 船宿のPEライン指定を確認
  2. そのラインを必要量巻けるリールを残す
  3. 残った候補から重さ・巻き取り・カウンターを比較

軽さと巻き取りの速さで使い分ける

カワハギ釣りでは、竿を手に持って仕掛けを動かし、エサを確認するために何度も回収します。軽いリールほど、長時間使ったときの手首や腕への負担を抑えやすくなります。

今回の5台では、スティーレが145g、アドミラが155g、ステファーノ SSが160g、ティエラ AIR ICが165g、ゲンプウ XTが195gです。軽さを最優先するなら145〜165gの4台が中心になります。

回収の速さは「ハンドル1回転で何cm巻けるか」を見ると比較しやすくなります。今回の5台は67〜81cm。回収を速くしたい場合は、76cmのアドミラやティエラ AIR IC、81cmのスティーレが候補です。

カウンターは必要な人だけ選べばよい

カワハギは海底付近を狙う場面が多く、オモリが底に着けばそこを基準に釣れます。そのため、カワハギ専用として使うならカウンターなしでも問題ありません。

水深表示を使いたい場合は、ティエラ AIR IC 100XHのような軽量なカウンター付きリールも選べます。165gなので、今回の軽量なカウンターなしモデルとの差は5〜20gです。

ただし、カウンター付きなら何でもカワハギ向きというわけではありません。糸巻量や本体重量は機種ごとに違います。カワハギ以外の船釣りにも広く兼用したい場合は、カウンター付き両軸リールの選び方・おすすめ完全ガイドで、より大きな糸巻量を持つモデルも比較できます。

カウンター表示は、出ているライン量をもとにした目安です。仕掛けを投げたり、潮でラインが斜めになったりすると、表示値と海底までの垂直距離は一致しません。

右巻き・左巻きは普段使いやすい側を選ぶ

右巻きと左巻きに絶対の正解はありません。クラッチを切る、仕掛けを落とす、魚が掛かったら巻く、という一連の動作を無理なく行える側を選びます。

この記事の商品カードは右ハンドルの型番を掲載しています。左巻きは型番やJAN、購入ページが別になるため、注文前に必ず左右を確認してください。

カワハギ用リールおすすめ5選を比較

5台は価格順ではなく、役割が重ならないように比較しています。入門向けのシンプルな船小物用、カワハギ向け軽量モデル、回収速度を重視した上位機、水深表示を使える軽量ICという違いがあります。

商品 自重 1回転の巻上長 PE糸巻量の例 カウンター 主な役割
ゲンプウ XT 150 RIGHT 195g 67cm 1.5号-200m なし シンプルな船小物用から始める
ステファーノ SS 100HG RIGHT 160g 72cm 1号-200m なし カワハギ向けの軽量モデルを選ぶ
23 アドミラ 100XH 155g 76cm 1号-200m なし 軽さと仕掛けを投げる場面も重視
スティーレ 100XG RIGHT 145g 81cm 1号-200m なし 軽さと速い回収を優先
24 ティエラ AIR IC 100XH 165g 76cm 0.6号-200m/0.8号-120m/1号-100m あり 軽さを保ちながら水深表示を使う

シマノ 20 ゲンプウ XT 150 RIGHT|シンプルな船小物用リールから始めたい人

ゲンプウ XT 150 RIGHTは195g、ハンドル1回転67cmの小型両軸リールです。メーカーは150/151をカワハギ、マルイカ、カレイなどの船小物釣りに適したモデルとして案内しています。

カウンターを使わず、複雑な機能を増やさずに船カワハギを始めたい人の候補です。55mmのダブルハンドルで、仕掛けを落として巻く基本操作を行えます。

シンプル・船小物向け|195g・67cm/回転
シマノ 20 ゲンプウ XT 150 RIGHT
シマノ 20 ゲンプウ XT 150 RIGHT

195g、ハンドル1回転67cm。公式のPE糸巻量は1.5号-200m、2号-150m、3号-100mで、150サイズはカワハギなどの船小物釣りを想定したモデルです。

向く人:カウンターを必要とせず、まず船用の小型両軸リールでカワハギを始めたい人。

注意点:公式糸巻量はPE1.5号からの表記です。PE0.8〜1号を使う船では、必要な長さを確認し、必要ならスプールの底に別の糸を巻いて量を調整してください(下巻き)。仕掛けを頻繁に投げる釣り方を重視する場合は、ブレーキ機能を備えたモデルも比較します。

シマノ ステファーノ SS 100HG RIGHT|カワハギ向けの軽量モデルを1台選びたい人

ステファーノ SS 100HG RIGHTは160g、ハンドル1回転72cm、PE1号200m。カワハギ向けとして軽さと必要な糸巻量をまとめた小型両軸リールです。

浅場で仕掛けを少し投げるときに、スプールが回りすぎるのを抑えるブレーキも備えています。初めてカワハギ用として専用性の高いリールを選ぶなら、基準にしやすい1台です。

カワハギ向け・軽量|160g・72cm/回転
シマノ ステファーノ SS 100HG RIGHT
シマノ ステファーノ SS 100HG RIGHT

160g、ハンドル1回転72cm、PE1号-200m。軽い小型ボディで、仕掛けを少し投げるときに使えるブレーキも備えています。

向く人:カワハギ用として軽さと糸巻量の両方を確保し、1台を長く使いたい人。

注意点:掲載品は100HG RIGHTです。左巻きは別型番になるため、購入時にハンドルの左右を確認してください。

ダイワ 23 アドミラ 100XH|軽さと仕掛けを投げる場面を重視したい人

23 アドミラ 100XHは155g、ハンドル1回転76cm、PE1号200m。100mmハンドルを備え、軽量なタックルで回収を繰り返したい人に向きます。

糸を出しやすくする構造と、投げるときのスプール回転を調整するブレーキを備えています。浅場で船下だけでなく、仕掛けを少し投げて探る場面も考えるなら候補になります。

軽量・キャストも意識|155g・76cm/回転
ダイワ 23 アドミラ 100XH
ダイワ 23 アドミラ 100XH

155g、ハンドル1回転76cm。PE0.8号-250m、1号-200mで、仕掛けを投げるときに使えるブレーキも備えています。

向く人:軽さを重視しながら、浅場で仕掛けを投げて探る釣りも行いたい人。

注意点:カウンターはありません。水深表示を使いたい場合は、ティエラ AIR IC 100XHと比較します。

シマノ スティーレ 100XG RIGHT|軽さと回収速度を優先したい人

スティーレ 100XG RIGHTは145gで、今回の5台では最も軽いモデルです。ハンドル1回転81cmで、回収速度も5台の中で最も速くなります。

エサを確認するための回収回数が多い日に、タックルを軽くしながら回収時間も短くしたい人向けです。

軽量・高速回収|145g・81cm/回転
シマノ スティーレ 100XG RIGHT
シマノ スティーレ 100XG RIGHT

145g、ハンドル1回転81cm、PE1号-200m。軽さと速い巻き取りを重視したXGモデルです。

向く人:一日手持ちする負担を抑えながら、エサ確認のための回収を素早く行いたい人。

注意点:上位クラスなので初めての1台に必須ではありません。掲載品は100XG RIGHTで、左巻きは別型番です。

ダイワ 24 ティエラ AIR IC 100XH|軽いカウンター付きを使いたい人

24 ティエラ AIR IC 100XHは165g、ハンドル1回転76cmのICカウンター付きリールです。カウンター付きでも、今回の軽量なカウンターなしモデルと大きく離れない重さに収まっています。

カワハギ専用モデルではありませんが、水深表示を使いたい人にとっては、軽さを保ちながらカウンターを追加できる候補です。

軽量ICカウンター|165g・76cm/回転
ダイワ 24 ティエラ AIR IC 100XH
ダイワ 24 ティエラ AIR IC 100XH

165g、ハンドル1回転76cm。ICカウンターを搭載し、PE0.6号-200m、0.8号-120m、1号-100mの糸巻量です。

向く人:水深表示を使いたい一方で、カウンター付きリールの重さをできるだけ抑えたい人。

注意点:PE1号は100mまでです。船宿がPE1号を150m以上指定する場合は糸巻量が足りないため、別モデルを選びます。カワハギ専用品ではない点も踏まえて選んでください。

5台から選ぶなら目的を1つ決める

優先したいこと 候補 見るポイント
シンプルな船用リールから始める ゲンプウ XT 150 RIGHT 195g・67cm/回転。PEの指定号数と必要量は事前確認
カワハギ用の軽量モデルを1台選ぶ ステファーノ SS 100HG RIGHT 160g・PE1号200m
軽さと仕掛けを投げる場面を重視 23 アドミラ 100XH 155g・76cm/回転・ブレーキ機能
できるだけ軽く、回収も速くしたい スティーレ 100XG RIGHT 145g・81cm/回転
軽さを保ちながら水深表示を使う 24 ティエラ AIR IC 100XH 165g・ICカウンター。PE1号は100m

カワハギ竿と組み合わせた重さも確認する

リール単体の重さだけでなく、ロッドに付けた状態で手首へ負担が集中しないことも大切です。軽量なカワハギ竿と組み合わせると、リールの50g前後の違いでも持った感覚は変わります。

ロッドも同時に選ぶ場合は、カワハギロッドの選び方・おすすめ完全ガイドで、オモリ号数や長さを先に確認してください。

購入前に確認する5項目

  • PEライン:船宿指定の号数と必要な長さを巻けるか
  • 自重:長時間手に持つことを考えて無理のない重さか
  • 巻き取り長さ:回収速度を重視するなら1回転のcmを比較
  • カウンター:水深表示が必要か、カウンターなしの軽さを優先するか
  • ハンドルの左右:購入する型番が普段使う側か

PEライン自体の選び方はPEラインの選び方・おすすめ完全ガイドで詳しく解説しています。

カワハギ用リールのよくある質問

初心者はゲンプウ XTとステファーノ SSのどちらがよいですか?

予算を抑えてシンプルな船用リールから始めるならゲンプウ XT、カワハギ用として軽さとPE1号200mの糸巻量を重視するならステファーノ SSが候補です。利用する船のPEライン指定を先に確認してください。

カウンター付きの方が初心者向けですか?

カウンターなしでも釣れます。海底を基準にする釣りでは、着底を確認できれば始められます。水深表示がほしい場合は、ティエラ AIR IC 100XHのような軽量ICリールを候補にできます。

ギア比は高い方がよいですか?

回収を速くしたい場合は、ハンドル1回転の巻き取り長さが長いモデルを見ます。今回の5台では67〜81cmです。ギア比の数字だけでなく、実際に1回転で何cm巻けるかを比較してください。

バス用のベイトリールを流用できますか?

海水で使用でき、船宿指定のPEラインを必要量巻けて、仕掛けを落とすクラッチ操作に問題がなければ使える場合があります。カワハギを続けるなら、船小物やカワハギを想定したリールの方が必要な条件を合わせやすくなります。

100番と150番ならどちらがよいですか?

番号だけでは決められません。メーカーやシリーズによって意味が違うため、自重とPE糸巻量を確認します。カワハギ専用なら小型・軽量を優先し、他の船釣りにも使うなら必要な糸巻量を基準にします。

まとめ|PE糸巻量を確認してから軽さと機能で選ぶ

カワハギ用リールは、まず船宿指定のPEラインを必要な長さだけ巻けるかを確認します。そのあとに、自重、ハンドル1回転の巻き取り長さ、カウンターの必要性を比べます。

  • 船カワハギは小型の両軸リールが基本
  • リール名の100・150より、PE糸巻量と自重を確認する
  • 回収速度はハンドル1回転の巻き取り長さで比較する
  • カウンターは必須ではないが、軽量ICという選択肢もある
  • 右巻き・左巻きは商品ページの型番まで確認する

リールが決まったら、船宿指定のPEライン、仕掛け、オモリまでそろえます。実釣の流れは初心者向け船カワハギ釣り完全ガイドで確認してください。

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