カサゴ(ガシラ・アラカブ)は、堤防の壁際や捨て石、岩礁帯など、海底の障害物近くに暮らす代表的な根魚です。岸壁の足元から狙える場所も多く、遠投しなくても釣りを組み立てられます。
釣り方の基本は、「底まで落とす → 少し浮かせる → 反応がなければ別の穴・場所へ移る」です。この記事では、釣れる時期と場所、ブラクリ・穴釣り・胴付き・ワームの使い分け、根掛かりを減らす底取り、アタリ後の取り込み、持ち帰りまで順番に解説します。
カサゴ(ガシラ)釣りの基本早見表
| 項目 | 目安・ポイント |
|---|---|
| 狙える時期 | 一年を通して狙える。地域・水温・釣り場によって釣れやすい時期は変わる |
| 狙いやすい時間 | 日中も釣れる。夕まずめ〜夜は障害物の外へ出た魚も狙いやすい |
| 主な場所 | 堤防・漁港の壁際、捨て石、岩礁帯、磯、オフショア(船)の岩礁底 |
| 初心者の第一候補 | 足場のよい堤防でブラクリまたは胴付き仕掛け |
| 主なエサ | アオイソメなどの虫エサ、サバなどの魚の切り身、エビ・イカ |
| ルアー | ジグヘッド+ワーム、テキサスリグなど |
| 釣るコツ | 障害物のすぐ近くへ落とし、着底後は底へ置きっぱなしにしない |
| 掛けた後 | 根へ戻られる前に竿を上げながら巻き、底から離す |
| 注意点 | 消波ブロックへ乗らない、立入禁止区域へ入らない、鋭いトゲと根掛かりに注意 |
カサゴ(ガシラ)はどんな魚?
岩礁や捨て石の近くで暮らす根魚
カサゴは岩礁域を中心に暮らし、岩の隙間、捨て石、護岸の継ぎ目など、身を隠せる場所の近くに付きます。成魚は沿岸の岩礁域を中心に生活し、水深5〜50mほどの場所でも確認されます。岸から狙う場合も、広い何もない底より、壁・石・岩・海藻などが切り替わる境目を探すのが基本です。
ガシラ・アラカブなど地方名が多い
標準和名はカサゴですが、関西では「ガシラ」、九州の一部では「アラカブ」など、地域によってさまざまな名前で呼ばれます。体色も黒褐色から赤褐色まで幅があり、生息環境によって見え方が変わります。
冬から春に仔魚を産む
カサゴは卵を体内でふ化させてから仔魚を産む魚で、大阪湾では1〜3月に仔魚が産出されるとされています。ただし、これは「1〜3月だけ釣れる」という意味ではありません。釣りの対象としては一年を通して狙えます。
背ビレや頭まわりのトゲに注意
カサゴは背ビレや頭まわりに鋭いトゲがあります。釣れた魚は上から強く握り込まず、小型魚を挟める魚ばさみ・フィッシュグリップなどで動きを止め、フィッシングプライヤーで針を外します。トゲと針を同時に素手でつかみにいかないことが大切です。
カサゴ(ガシラ)が釣れる時期
カサゴはショア(岸)・オフショア(船)ともに一年を通して狙える魚です。季節だけで釣行日を決めるより、魚が隠れられる場所があるか、底まで仕掛けを届けられるか、潮や風で仕掛けを操作できるかを見る方が重要です。
| 季節 | 狙い方の目安 |
|---|---|
| 冬 | 岸釣りの対象魚が少ない時期でも狙える。水温が低い日は一か所で長く誘うより、魚の近くへエサを届ける意識を持つ |
| 春 | 岩礁・捨て石・岸壁際を引き続き狙える。日中も穴や影を丁寧に探す |
| 夏 | 日中は影や深い側、夕方〜夜は浅い側も候補。持ち帰る魚は釣れたら早めに冷やす |
| 秋 | エサ・ルアーとも狙いやすい。夜は壁際や捨て石の上側まで探る価値がある |
「冬が最盛期」「夏は釣れない」と月だけで固定すると、地域差や水深の違いを拾えません。通年狙える魚として考え、その日の反応が薄ければ深さ・影・障害物の種類・時間帯を変えて探す方が実釣では役立ちます。
釣れやすい時間帯|昼と夜で狙う場所を変える
日中は穴・壁際・岩陰を近距離で探る
明るい時間は、穴の中や岸壁の継ぎ目、捨て石のすき間、岩の影などへ仕掛けを入れます。カサゴは足元にいることも多いため、最初から遠投する必要はありません。堤防へ着いたら、まず足元の壁際から探ると効率よくポイントを確認できます。
夕まずめ〜夜は障害物の外側も探る
暗くなると隠れ場所から出てエサを追う個体もいるため、穴の奥だけでなく、壁際の底、捨て石の上、常夜灯の暗い側なども候補になります。夜釣りでは釣果より足元の安全確認を優先し、明るいうちに段差・係留ロープ・帰り道を確認しておきましょう。
潮は「動いているか」より底を取れるかを見る
潮が動くと反応が上がることはありますが、流れが速くて仕掛けが底から浮くなら釣りにくくなります。逆に潮が緩くても、穴の中へエサを入れれば反応することがあります。まずは着底が分かり、仕掛けを障害物の近くに置ける重さへ調整してください。
カサゴ(ガシラ)が釣れる場所と狙うポイント
堤防・漁港|初心者はまず壁際から
堤防では、岸壁の継ぎ目、角、足元の捨て石、スロープの端、底の段差などを狙います。船が係留されている場所では、ロープや船体へ仕掛けを掛けないよう十分に距離を取りましょう。
初心者は「底まで落とせる場所」と「掛けた魚を真上へ上げられる場所」を選ぶのがポイントです。足元に柵や大きな障害物があり、魚を掛けても取り込めない場所は避けます。
消波ブロック周辺|上へ乗らず安全な場所から狙う
消波ブロック周辺はカサゴの有力ポイントですが、消波ブロックの上へ移動して穴を探すのではなく、安全な堤防や岸壁から届く際・外側を狙ってください。立入禁止区域には入らないことも前提です。
磯・岩礁帯|溝と岩の切れ目を狙う
磯では岩の割れ目、海藻の際、深い溝などがポイントです。波や潮位の変化を受けやすいため、経験が浅い人は無理に磯へ入らず、足場のよい堤防や釣り公園から始める方が安全です。
オフショア(船)|底を取り直し続ける
オフショア(船)では、岩礁帯や起伏のある底を胴付き仕掛けなどで狙うことがあります。船が流れると水深が変わるため、着底を確認したら少し底を切り、底の位置が分からなくなったら取り直します。オモリ号数や仕掛けは船宿の指定を優先してください。
カサゴ(ガシラ)の代表的な釣り方
| 釣り方 | 向く場所 | 基本 |
|---|---|---|
| ブラクリ釣り | 堤防の足元・隙間 | 初心者の第一候補。落として数回誘い、反応がなければ次の場所へ |
| 穴釣り | 岸壁際・捨て石・安全な隙間 | 短い仕掛けで魚のいる場所へ直接届ける。消波ブロック上へ乗らない |
| 胴付き釣り | 堤防・オフショア(船) | 底から少し上へエサを置きやすい。複数魚種も狙える |
| ワーム | 堤防・岩礁帯 | 底と壁際をジグヘッドやテキサスリグで探る。根掛かり回避を意識する |
ブラクリ釣り|最初の1匹を狙いやすい
ブラクリ釣りは、オモリと針が近い短い仕掛けにエサを付けて落とす方法です。岸壁の際や捨て石の境目へ真下に入れやすく、着底を確認しながら足元を順番に探れます。
着底したら糸のたるみを取り、仕掛けを底から少し浮かせます。小さく誘って反応がなければ、隣の継ぎ目や石の際へ移ります。底を取る → 少し浮かせる → 別の穴・場所へ入れ直す流れを繰り返すのが基本です。
穴釣り|「深い穴」より安全に届く穴を探す
穴釣りでは、岸壁のすき間や足元の石積みなど、安全な足場から仕掛けを縦に落とせる場所を探します。深い穴ほど必ず釣れるわけではなく、奥行きや段差があり、魚が身を隠せる空間も候補です。
仕掛けが途中で止まったら、すぐ魚と決めつけず、糸を軽く張って重みを確認します。石へ乗っただけなら少し持ち上げて落とし直し、コツコツと動く、横へ持っていくなど生命感があれば合わせます。
胴付き釣り|堤防の足元を底から少し上で探る
胴付き釣りは、一番下のオモリで底を取り、その上の枝針へエサを付ける仕掛けです。堤防の壁際では真下へ落とし、着底したら少し巻いてオモリを底から離します。根が荒い場所では横へ引きずらず、いったん持ち上げてから落とし直します。
ワームのルアー釣り|底と障害物の際を中心に
ルアーではジグヘッド+ワームやテキサスリグなどを使います。まず着底を確認し、底から持ち上げて落とす動きで岩や段差の際を探ります。岸壁の足元ならキャストせず、真下へ落として壁際を探る方法もあります。
ルアーを速く動かし続けるより、底や岩へ触れたあとに一瞬止める方が反応することがあります。根掛かりが増える場所では、針先をワームへ隠せる仕掛けへ変える方法もあります。
初心者向け|カサゴ釣りのタックルと仕掛け
最初から専用品をすべて揃える必要はありません。堤防の足元をブラクリで狙うのか、ワームを投げるのかで必要な竿やラインが変わるため、釣り方を先に決めます。
| 釣り方 | 竿の目安 | リール | ラインの目安 |
|---|---|---|---|
| ブラクリ釣り | 1〜2m前後の短い竿、または6〜7ft前後のルアーロッド | 小型スピニングまたは小型両軸 | ナイロン・フロロ2〜3号前後、またはPE0.6〜1号+フロロリーダー2〜4号前後 |
| 穴釣り | 1〜2m前後の短い竿、または6〜7ft前後のルアーロッド | 小型スピニングまたは小型両軸 | ナイロン・フロロ2〜3号前後、またはPE0.6〜1号+フロロリーダー2〜4号前後 |
| 胴付き釣り | 1.8〜3m程度の万能竿・ルアーロッドなど | 2000〜3000番前後のスピニング | 市販の胴付き仕掛けに合う道糸。根周りでは細くしすぎない |
| ワーム | 6〜8ft前後のライト〜ロックフィッシュ系ロッド | 2000〜2500番前後のスピニング | PE0.4〜0.8号前後+フロロ1.5〜3号前後を目安に釣り場で調整 |
上の数値は堤防の小〜中型カサゴを想定した目安です。強い流れ、大型根魚が混じる場所、荒い磯ではラインを太くしたり、底を取れる重さへオモリを替えたりします。釣り公園など穏やかな足元を狙う場合は、手持ちの万能竿でも始められます。
初心者は、まず「足元へ落とすブラクリ・穴釣り」か「枝針を使う胴付き」かを決めてから道具を揃えます。上の表では、釣り方ごとの必要道具と、専用ロッド・仕掛けを選ぶ記事へそのまま進めます。
オモリは「底が分かる範囲で軽め」にする
軽すぎると潮で流され、底へ着いたのか分からなくなります。重すぎると石の奥へ入り込みやすくなり、仕掛けを動かしたときに挟まりやすくなります。まずは底へ着いた瞬間が分かる重さを使い、潮が弱まれば軽く、底が取れなければ重くします。
予備仕掛けは多めに用意する
カサゴ釣りでは障害物の近くを狙うため、根掛かりを完全には避けられません。ブラクリやオモリ、針、スナップなどは予備を用意し、1回の根掛かりで釣りを続けられなくならないようにします。
カサゴ(ガシラ)に使うエサとワーム
アオイソメなどの虫エサ
虫エサは動きとにおいで誘えるため、堤防のブラクリや胴付きで使いやすいエサです。長く垂らしすぎると端だけ取られやすいので、アタリが続くのに掛からないときは短くします。針先は完全に埋め込まず、掛かりを妨げない状態にします。
サバなどの魚の切り身
魚の切り身は身持ちがよく、ブラクリ・穴釣り・胴付きで繰り返し落とし直すときに使いやすいエサです。皮を残して針を通すと外れにくくなります。アタリだけ続く場合は、魚が一口でくわえやすい大きさへ短くします。
エビ・イカ
エビやイカの切り身も使えます。エサ取りが多い場所では、虫エサより針に残りやすいイカへ変えるなど、取られ方を見て使い分けます。
ワーム
ワームは甲殻類を模した形、小魚を模した形のどちらでも狙えます。色だけを何度も替えるより、まずワームの大きさ・仕掛けの重さ・通す場所を変えてください。底まで届いていない状態では、色を替えても魚の近くへ入りません。
カサゴを釣る基本手順|足元のブラクリならこの流れ
- 岸壁の継ぎ目や捨て石の境目など、安全な足場から真下へ落とせる場所を選ぶ
- エサを付け、ラインの動きを見ながらブラクリをゆっくり落とす
- 着底したら糸のたるみを取り、仕掛けを底から少し浮かせる
- 小さく誘い、止めてアタリを待つ
- 反応がなければ回収し、隣の継ぎ目・石の際・別の穴へ入れ直す
- 明確なアタリが出たら竿を上げながら巻き、魚を障害物から離す
- 安全な取り込み場所へ寄せ、魚を固定してから針を外す
一番重要なのは着底直後です。カサゴは落ちてくるエサへ反応することが多いため、「底へ着いたと思ったらすでに食っていた」ということがあります。落下中から糸の動きを見ておきましょう。
カサゴ(ガシラ)を釣るコツ
1か所へ粘るより、魚の前へ仕掛けを届ける
反応がない場所で長く誘い続けるより、小さく誘って反応がなければ別の継ぎ目・穴・石の際へ移ります。カサゴ釣りは、回遊を待つより魚が隠れていそうな変化へ仕掛けを届ける釣りです。
フォール中と着底直後の変化を見る
仕掛けを落としている途中で糸が止まった、急に横へ動いた、着底するはずの深さより浅い位置で止まった場合は、カサゴが食っていることがあります。リールを少し巻いて糸を張り、重みが動くなら合わせます。
掛けた直後に底から離す
カサゴは掛かると近くの岩や隙間へ戻ろうとします。アタリが明確なら、竿を上げるだけで終わらず、同時にリールを巻いて魚を底から離すことが大切です。竿だけを大きくあおると、次に竿を戻したとき糸が緩むことがあります。
一匹釣れたら「同じ穴だけ」でなく周囲も探す
一匹釣れた場所には、魚が付きやすい地形がある可能性があります。同じ隙間だけへ入れ続けず、隣の穴、少し深い側、潮が当たる側へ範囲を広げます。釣れた場所そのものより、深さ・影・岩の向きなど共通する条件を探すと次の一匹につながります。
根掛かりを減らす方法
| よくある原因 | 対処 |
|---|---|
| 着底後も糸を出し続ける | 着底したら糸のたるみを取り、仕掛けを少し浮かせる |
| 仕掛けを横へ引きずる | 一度持ち上げてから落とし直す。場所を変えるときは回収する |
| 底が分からない | オモリを少し重くして着底を確認できるようにする |
| 穴へ深く入りすぎる | オモリを軽くする、落とす角度を変える |
| 同じ場所で何度も引っ掛かる | 引っ掛かる位置を覚え、その場所を避けて隣を探す |
根掛かりを外すときは竿を強くあおらない
根掛かりした状態で竿を何度も強くあおると、竿先を折ったり、外れた仕掛けが勢いよく飛んできたりする危険があります。まず竿とラインの角度を変えて軽く確認し、外れない場合は周囲に人がいないことを確認してから、竿へ無理な負荷を掛けない方法で対処します。
アタリ・合わせ・取り込み
小さなコツコツだけなら、糸を張って重みを確認
虫エサや切り身では、小型魚が端をつつくだけのこともあります。小さなアタリで毎回大きく合わせるより、糸を張って魚の重みが続くか確認します。ただし穴の奥で待ちすぎると根へ入られるため、竿先を持ち込む明確なアタリや重みが出たら早めに掛けます。
良型や高い足場ではタモを使う
小型は抜き上げられることもありますが、魚が大きい、足場が高い、仕掛けが細い場合は無理に持ち上げずタモ網を使います。取り込む前に、どこへ魚を上げるかを決めておくと、掛けた後に慌てません。
針を外す前に魚を固定する
カサゴはトゲが多く、針と魚の両方が動く状態で外そうとすると手を傷つけやすくなります。魚を固定してから針の向きを確認し、プライヤーで外します。深く飲み込んだ場合は、無理に指を口の奥へ入れないでください。
釣れないときはこの順番で変える
カサゴ釣りで反応がないときは、道具を全部替える必要はありません。まず魚のいる場所へ届いているかを確認し、そのあとエサや仕掛けを変えます。
- 場所を変える:壁の継ぎ目、影、捨て石の境目など別の変化へ入れる
- 深さを変える:浅い穴だけでなく、少し深い側・岸壁の底まで探る
- オモリを調整する:底が分からないなら重く、奥へ入りすぎるなら軽くする
- エサの大きさを変える:アタリだけなら短くし、針先を出す
- 時間帯を変える:日中に反応が薄い場合は夕まずめや夜を試す
最初から色違いのワームや複数のエサを次々に替えるより、「魚がいる場所へ、底を感じられる状態で入っているか」を先に確認すると原因を絞れます。
安全に楽しむための注意点
消波ブロックの上へ乗らない
カサゴは消波ブロック周辺に多い魚ですが、魚がいることと安全に釣れることは別です。消波ブロックの上では釣りをせず、安全な岸壁・釣り公園・堤防から届く範囲を狙ってください。
ライフジャケットと滑りにくい履物を用意する
防波堤や岸壁でも海中転落事故は起きています。体格に合ったライフジャケットを正しく着用し、釣り場の足場に合う滑りにくいシューズ・ブーツを選びます。夜釣りではヘッドライトを用意し、移動時に足元と周囲を確認できる状態にしておきます。
立入禁止・係留設備・周囲の釣り人を確認する
漁港では立入禁止区域へ入らず、係留船、ロープ、作業場所から距離を取ります。足元を探る釣りは視線が海面へ集中しやすいため、移動する前に一度顔を上げて周囲を確認してください。
小型魚のリリースと持ち帰り
持ち帰るのは食べる分を目安にする
カサゴは岩礁や障害物の近くに定着して暮らす魚です。同じ場所で小型が続くときは、必要以上に持ち帰らず、食べる分を目安にします。地域や施設によって採捕サイズ・保護区域などのルールがある場合は、その規則を優先してください。全国一律のサイズを決めつけず、釣行先ごとに確認します。
リリースする魚は短時間で海へ戻す
持ち帰らない魚は、乾いた地面へ長く置かず、濡らした手や魚つかみで扱い、できるだけ短時間で針を外して戻します。写真を撮る場合も、必要な準備をしてから魚を水から上げると時間を短くできます。
持ち帰る魚は早めに冷やす
食べる魚は釣れたあと常温のまま置かず、クーラーボックスで早めに冷やします。カサゴはトゲが多いため、厚めの袋や容器へ分けておくとクーラー内の袋を傷めにくくなります。締め方・冷やし方の基本は釣った魚の持ち帰りと処理のしかたで確認できます。
釣ったカサゴ(ガシラ)のおすすめ料理
カサゴは白身で、丸ごと使う料理から刺身まで幅広く楽しめます。トゲが多いため、下処理では背ビレや頭まわりの位置を確認しながら扱ってください。
煮付け
カサゴの定番です。骨や皮の旨味を活かせるため、丸魚を料理したいときに向いています。詳しい下処理と煮崩れを防ぐ手順はカサゴの煮付けの作り方で確認できます。
唐揚げ
小〜中型は唐揚げにも向きます。骨まで食べる場合は魚の大きさに合わせて切り込みや加熱時間を調整し、硬い骨を無理に食べないようにしてください。詳しくはカサゴの唐揚げで解説しています。
刺身
鮮度のよい個体は刺身でも楽しめます。釣った魚を生で食べる場合は、適切に冷やして持ち帰り、内臓や身の状態を確認してから調理します。さばき方はカサゴの刺身の作り方を参考にしてください。
味噌汁・潮汁
頭や中骨からだしが出るため、三枚おろしのあとに残ったアラも活用できます。えらや血合いを取り、汚れを落としてから煮ると仕上がりがすっきりします。詳しい手順はカサゴの味噌汁・潮汁で紹介しています。
カサゴ(ガシラ)釣りのよくある質問
カサゴは昼でも釣れますか?
釣れます。日中は穴、岩陰、岸壁の継ぎ目など障害物の近くを重点的に探ります。夕方〜夜は隠れ場所の外側まで範囲を広げてみましょう。
一番簡単な釣り方は?
足場のよい堤防なら、ブラクリに虫エサや魚の切り身を付けて足元へ落とします。投げる必要がなく、仕掛けが底へ着いた感触を確認しながら、壁際や捨て石の周りを順番に探れます。
アタリがあるのに掛からないのはなぜ?
エサが大きすぎる、針先が身の中へ隠れている、小型魚が端だけをつついている可能性があります。まずエサを短くし、針先が出ているか確認します。
根掛かりと魚の違いは?
魚なら重みが動く、コツコツと振動する、横へ移動することがあります。根掛かりは同じ方向で止まりやすいですが、海藻などが動く場合もあります。いきなり竿を強くあおらず、糸を張って変化を確認してください。
小さいカサゴは持ち帰ってもよい?
釣行先の規則を守ることが前提です。そのうえで、食べる予定のない小型魚は早めにリリースする選択肢があります。地域によってルールが異なるため、全国共通のサイズ基準として断定しないようにしましょう。
まとめ|初心者は安全な堤防で足元から探そう
- カサゴは一年を通して狙え、堤防の足元でも釣れる
- 初心者はブラクリや胴付きで、壁際・捨て石・岩の境目から探す
- 着底したら底へ置きっぱなしにせず少し浮かせる
- 反応がなければ別の穴・継ぎ目・石の際へ入れ直す
- アタリが出たら巻きながら魚を底から離し、根へ戻らせない
- 消波ブロックへ乗らず、立入禁止区域へ入らない
- トゲに注意して魚を固定し、持ち帰る魚は早めに冷やす
カサゴ釣りでは、遠投よりも「魚が隠れていそうな変化を見つけ、仕掛けを底まで正確に届けること」が重要です。初めてなら安全な堤防の壁際から始め、底を取る → 少し浮かせる → 反応がなければ場所を変える流れと、掛けた魚をすぐ底から離す動作を覚えてください。
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