アジング・メバリング用リールの選び方・おすすめ完全ガイド

アジング用リールの画像

アジングやメバリング用のリールは、商品名に「2000」「S」「SS」「PG」「HG」などの記号が並びます。最初に見るのは「番手・糸巻量・ハンドル1回転の巻き取り量」の3点です。

港や堤防でアジングとメバリングを1台で始めるなら、まずは2000番前後・糸を巻く部分(スプール)が浅め・ハンドル1回転で約60cm巻けるモデルを見てください。軽いジグヘッドをゆっくり操作する港内の釣りに向き、アジングとメバリングの両方で使えます。

そこから、使うラインの太さと長さ、よく行く釣り場の風や水深、手持ちのロッドとの重量バランスに合わせて調整します。強風や深い場所で、たるんだラインを早く巻き取りたい場合は、1回転80cm前後の高速タイプも役立ちます。

最初に見る3点

  • 番手:アジ・メバル兼用なら2000番前後
  • 糸巻量:使うラインの号数と必要な長さが収まること
  • 巻き取り量:港内でゆっくり探るなら約60cm/回転、強風・深場では約80cm/回転も検討
目次

専用リールと汎用リールは、使う範囲で選ぶ

アジング・メバリングは、条件が合う汎用スピニングリールでも始められます。2000番前後で、使う細いラインを必要量だけ巻け、ドラグ(魚の引きに合わせてラインを送り出す機構)を細かく調整できれば十分実用的です。

専用リールは、アジ・メバルでよく使う軽い仕掛けや細いラインに合わせて、浅いスプールや細かなドラグ調整、軽量化などに力を入れています。一方、汎用リールはカサゴなど、ほかの小型ルアー釣りにも1台を使い回したい人に向きます。

スピニングリールの基本構造や番手そのものから確認したい方は、スピニングリールの選び方・おすすめ完全ガイドも参考にしてください。

アジング・メバリング用リールで確認する6項目

商品ページでは、次の6項目を順番に確認すれば、必要な仕様を把握できます。

  1. 番手:リールのおおまかなサイズ
  2. スプールの深さ:細いラインを必要量だけ巻けるか
  3. 1回転の巻き取り量:ゆっくり操作したいか、素早く回収したいか
  4. 自重とロッドとのバランス:長時間持っても手首へ負担が集中しにくいか
  5. ドラグ:魚が走ったときにラインを滑らかに送り出せるか
  6. 糸巻量:実際に使うラインの号数・長さに合うか

1. アジ・メバル兼用なら2000番前後が中心

「2000番」はリールのおおまかなサイズを示す数字です。メーカーやシリーズによって実際の大きさや糸巻量は少し異なりますが、アジングとメバリングを1台で楽しむなら2000番前後が中心になります。

番手の目安 合いやすい使い方 選ぶ前に確認すること
500〜1000番前後 港内の近距離で、1g前後などの軽いジグヘッドを短いロッドで操作する 糸巻量と1回転の巻き取り量が少なめのモデルもあるため、遠投やメバリング兼用まで考えるなら仕様を確認
2000番前後 軽いジグヘッド、小型プラグ、アジング・メバリング兼用 同じ2000番でも糸巻量や巻き取り量はモデルごとに違うため、商品名の数字だけで決めない
2500番前後 フロートやキャロなど遠投用の仕掛け、長めのロッド、やや太いラインを使う 軽いジグヘッドを近距離で使うだけなら、本体サイズや糸巻量が大きすぎないか確認

2000番同士を比べるときは、自重・糸巻量・ハンドル1回転の巻き取り量まで見れば、実際の使い方の違いが見えてきます。

2. S・SSは「糸を巻く部分が浅い」ことを示す目安

スプールは、リールの中でラインを巻いておく部分です。商品名のSやSSは、メーカーによって細かな定義は異なりますが、一般に細いライン向けの浅いスプールを探す目安になります。

浅いスプールは、細いラインを必要量だけ巻きやすいのが利点です。深いスプールに細いラインを少量だけ巻く場合は、先に別のラインを巻いてかさ増しする「下巻き」が必要になることがあります。

S・SSの表記を確認したら、次に自分が使うラインの号数と何m巻けるかを商品仕様で見ます。アジングで使われるエステルラインはPEラインと同じ号数でも太さや性質が異なるため、使うライン製品の表示とリールの糸巻量を照らし合わせてください。

3. ギア比より「ハンドル1回転で何cm巻けるか」を見る

商品仕様にある「最大巻上長」や「巻上長」は、ハンドルを1回転したときに何cmのラインを巻けるかを示します。初心者は、ギア比の数字よりこちらを見るほうが、釣り場での動きを想像しやすくなります。

1回転の巻き取り量 合いやすい場面 商品名で見かける表記
約59〜63cm 港内で軽いジグヘッドや小型プラグをゆっくり巻く P・PGなど、巻き取りがゆっくりなモデルに多い
約65〜70cm ゆっくり巻く場面と回収速度の両方を取りたい 標準的なギアのモデルに多い
約80cm前後 強風、深場、速い流れで、たるんだラインを早く回収したい HG・XHなど、高速で巻き取るモデルに多い

港内で軽い仕掛けをゆっくり動かす釣りが中心なら60cm前後、風や水深の影響でラインがたるみやすい場所なら80cm前後も便利です。たとえばソアレBB C2000SSHGと26フリームス LT2000S-XHは、どちらも1回転81cmです。

4. 自重は「ロッドと組んで持ったとき」で考える

130gや150gの軽量リールは、手元の重量を減らせるため、短く軽いアジングロッドと組み合わせたときに軽快に感じられることがあります。

実際の疲れやすさは、リールとロッドを組み合わせたときの重量バランスで変わります。ロッドに取り付けて握ったとき、竿先側だけが重く感じないか、手首に負担が集中しないかも大切です。店頭で同じロッドに装着できるなら、数分持ち比べると重量バランスの違いが分かります。

ロッドをまだ決めていない方は、アジングロッドの選び方・おすすめ完全ガイドで長さや重さを確認してから、組み合わせを考える方法もあります。

5. ドラグは「魚が走ったときにラインが滑らかに出るか」が重要

ドラグは、魚が強く引いたときにスプールからラインを送り出し、細いラインの糸切れや、針が掛かった部分の口が切れて外れることを防ぐための機構です。

アジング・メバリングでは、商品仕様の「最大ドラグ3kg」「最大ドラグ5kg」といった数字より、実際に使う細いラインに合わせて弱めの設定を細かく調整でき、魚が走ったときに滑らかにラインが出ることを重視します。

ドラグの強さは、ラインの素材・太さ、結び目の強度、ロッドの曲がり方に合わせて調整します。最大ドラグ値はリールの仕様の一つとして確認する程度で構いません。

6. 糸巻量は「使うラインの号数と長さ」をそのまま確認する

リールの糸巻量は、使うラインに合っていることが最優先です。たとえば「PE0.4号を200m」のように、メーカーは素材・号数・長さの組み合わせを公表しています。

アジングでは、エステル(伸びが少なく感度を重視しやすいライン)、PE、フロロカーボンなど複数のラインが使われます。素材によって同じ号数でも実際の太さや性質が異なるため、使うラインのパッケージにある号数・長さと、リールの公表糸巻量を照らし合わせてください。

PEラインを使う方はPEラインの選び方・おすすめ完全ガイド、PEとルアーの間に結ぶリーダーはショックリーダーの選び方・おすすめ完全ガイドで詳しく解説しています。

商品名の記号は「糸巻量」と「巻き取り量」に置き換えて確認

S・SSは浅いスプール、P・PGはゆっくり巻くタイプ、HG・XHは速く巻き取るタイプを示すことが多い表記です。意味はメーカーやシリーズで異なるため、最終的には糸巻量と1回転の巻き取り量を商品仕様で確認すれば判断できます。

釣り方別|番手と巻き取り量の目安

同じアジング・メバリングでも、よく使う仕掛けと釣り場によって合う仕様が変わります。

使い方 番手の目安 1回転の巻き取り量 特に確認したいこと
港内のアジング・軽いジグヘッド中心 1000〜2000番前後 約59〜70cm 細いラインを必要量巻けること、ドラグを細かく調整できること
メバリング・ジグヘッドや小型プラグ 2000番前後 約60〜75cm 一定速度で巻きやすいこと、必要な糸巻量があること
強風・深場・速い流れ 2000番前後 約80cm前後 風や水深でたるんだラインを素早く回収できること
フロート・キャロなど遠投用の仕掛け 2000〜2500番前後 約70〜80cm 遠投に必要な糸巻量と、長めのロッドとの重量バランス

アジングの仕掛けや操作から確認したい方は初心者向けアジング完全ガイド、メバルの時期・場所・釣り方はメバル釣り完全ガイドも参考になります。

アジング・メバリング用リールおすすめ5選

ここでは役割の異なる5台を、「ほかの釣りにも使う」「専用機がほしい」「さらに軽くしたい」という目的別に紹介します。

モデル 自重 1回転の巻き取り PE糸巻量の例 こんな人に
ダイワ 26 フリームス LT2000S-P 175g 63cm 0.4号-200m アジ・メバル以外の小型ルアー釣りにも1台を使いたい
ダイワ 月下美人 X LT2000S-P 190g 63cm 0.4号-200m ダイワのアジ・メバル専用シリーズから選びたい
シマノ ソアレ BB C2000SSPG 180g 59cm 0.6号-140m シマノの専用機で軽いジグヘッドをゆっくり操作したい
シマノ ソアレ XR C2000SSPG 150g 59cm 0.6号-140m 専用機を軽くして操作時の軽快さも重視したい
ダイワ AIRITY ST SF2000SS-P 130g 60cm 0.3号-200m 価格より130gの軽さと巻き始めの軽快さを優先したい

※糸巻量はメーカー公表値の一例です。実際に使うラインの素材・号数・必要な長さを確認して選んでください。

アジ・メバル以外にも1台を使いたい|ダイワ 26 フリームス LT2000S-P

175g、ハンドル1回転63cmの汎用スピニングリールです。アジ・メバルに加えて、カサゴなどの小型ルアー釣りまで1台で楽しみたい人に向きます。

幅広く使う|アジ・メバル+ほかの小型ルアー釣り
ダイワ 26 フリームス LT2000S-P
ダイワ 26 フリームス LT2000S-P

LT2000S-Pは175g、ハンドル1回転63cm、PE0.4号を200m巻ける仕様です。アジング・メバリングに加えて、カサゴなどを狙う小型ルアー釣りにも使える汎用モデルです。

向いている人:最初の1台でアジ・メバルに加え、ほかの小型ルアー釣りも楽しみたい人。

確認したい点:アジング専用機のような細糸向け機能や、さらに軽い本体を優先したい場合は、ソアレや月下美人も比較すると違いが見えます。

ダイワのアジ・メバル専用シリーズから選ぶ|月下美人 X LT2000S-P

190g、ハンドル1回転63cm。アジングとメバリングを想定した専用シリーズで、軽いジグヘッドや小型プラグをゆっくり巻く釣りに合わせやすい1台です。

ダイワ専用機|アジ・メバルを1台で楽しむ
ダイワ 月下美人 X LT2000S-P
ダイワ 月下美人 X LT2000S-P

LT2000S-Pは190g、ハンドル1回転63cm、PE0.4号を200m巻けます。アジングとメバリングで使う細いラインや軽いルアーを意識した専用シリーズで、ゆっくり巻く釣りと相性のよいモデルです。

向いている人:アジングとメバリングを中心に楽しみ、ダイワの専用シリーズから選びたい人。

確認したい点:風が強い場所や深い場所で、たるんだラインを素早く巻き取りたいことが多いなら、1回転の巻き取り量が多いモデルも比較してください。

シマノの専用機で始める|ソアレ BB C2000SSPG

180g、ハンドル1回転59cm。港内で軽いジグヘッドをゆっくり操作したい人に合う、シマノのアジング専用モデルです。

シマノ専用機|軽いジグヘッドをゆっくり操作
シマノ ソアレ BB C2000SSPG
シマノ ソアレ BB C2000SSPG

C2000SSPGは180g、ハンドル1回転59cmです。軽いジグヘッドを少しずつ巻きたい釣りに合わせやすく、ラインのたるみやスプール下への落ち込みを抑えるための機構も備えています。

向いている人:シマノのアジング専用機から選びたい人。港内で軽いジグヘッドを使う釣りが中心の人。

確認したい点:強風・深場・速い流れでは、同じシリーズのC2000SSHG(1回転81cm)のほうが、たるんだラインを早く回収できます。

150gの軽さと専用機能を求める|ソアレ XR C2000SSPG

150g、ハンドル1回転59cm。ソアレBBと同じ巻き取り速度を保ちながら30g軽く、軽量ロッドと組み合わせて操作時の軽快さを高めたい人向けです。

軽量ステップアップ|150gのアジング専用機
シマノ ソアレ XR C2000SSPG
シマノ ソアレ XR C2000SSPG

C2000SSPGは150g、ハンドル1回転59cmです。ソアレBBの同番手より30g軽く、ハンドルを回し始めたり止めたりしたときの軽快さや、細いラインを使うときのドラグ性能を高めたモデルです。

向いている人:アジングを続ける予定があり、軽いロッドとの組み合わせや操作時の軽快さに予算をかけたい人。

確認したい点:ソアレBBでも基本的な釣りは十分できます。30gの軽量化や上位機能に、価格差に見合う価値を感じるかで選んでください。

130gの軽さを優先する|ダイワ AIRITY ST SF2000SS-P

130g、ハンドル1回転60cm。今回の5台で最も軽く、すでに釣り方が固まっていて、軽さと巻き始めの軽快さへ予算をかけたい人向けです。

軽さを優先|130gの高価格帯モデル
ダイワ AIRITY ST SF2000SS-P
ダイワ AIRITY ST SF2000SS-P

SF2000SS-Pは130g、ハンドル1回転60cm、PE0.3号を200m巻けます。メーカーが巻きの軽さを優先した「センシティブチューン」仕様で、軽量ロッドと組み合わせて細かな操作をしたい人向けです。

向いている人:すでに自分の釣り方が固まっていて、価格より130gの軽さや巻き始めの軽快さを優先したい人。

確認したい点:標準的なモデルとは防水機構の構成が異なり、巻きの軽さを重視した設計です。価格・防水機構・用途のバランスまで含めて比較してください。

5台から選ぶなら、使い方で決める

  • アジ・メバル以外にも1台を使う:26 フリームス LT2000S-P
  • ダイワのアジ・メバル専用機がほしい:月下美人 X LT2000S-P
  • シマノの専用機から始めたい:ソアレ BB C2000SSPG
  • 専用機を150gまで軽くしたい:ソアレ XR C2000SSPG
  • 価格より130gの軽さを優先する:AIRITY ST SF2000SS-P

最初の1台では、商品名や数gの差よりも、使うラインが収まること、1回転の巻き取り量が釣り場に合うこと、手持ちのロッドと組み合わせたときに扱いやすいことを先に確認してください。

購入前30秒チェックリスト

  • アジングとメバリングを1台で兼用するか
  • 港内の軽いジグヘッドが中心か、遠投用のフロート・キャロも使うか
  • 使うラインの素材・号数・必要な長さが決まっているか
  • 港内中心なら約60cm/回転、強風・深場なら約80cm/回転も確認したか
  • リール単体の重さだけでなく、ロッドに付けたときの重量バランスも考えたか
  • ドラグを細いラインに合わせて細かく調整できるか
  • 購入ページの型番が、S・SS・P・PG・HGまで含めて希望したモデルと一致しているか

とくにネット通販では、同じ商品ページ内でギア違い・番手違いを選択する形式があります。「C2000SSPG」と「C2000SSHG」のように末尾まで確認してから購入すると、巻き取り速度の違うモデルを選ぶミスを防げます。

よくある質問

アジング初心者は1000番と2000番のどちらがいい?

アジングとメバリングを1台で楽しみたいなら、2000番前後が使いやすいサイズです。港内の近距離で軽いジグヘッドだけを使い、短いロッドと軽さを優先するなら1000番前後も合います。

500番はどんな人に向く?

500番は、短いロッドで軽いジグヘッドを近距離へ投げ、細かな操作を重視する人に向きます。メバリング兼用、遠投、強風時のライン回収まで1台で対応したい場合は、糸巻量と巻き取り量に余裕を持たせやすい2000番前後も比較してください。

アジングとメバリングで同じリールを使える?

使えます。2000番前後で、使うラインを必要量巻けるモデルなら、軽いジグヘッドや小型プラグを使う両方の釣りに対応できます。遠投用の仕掛けを多用する場合は、糸巻量と1回転の巻き取り量も確認してください。

ゆっくり巻くタイプと高速タイプはどちらを選ぶ?

港内で軽いジグヘッドをゆっくり動かすなら、1回転60cm前後が扱いやすい目安です。強風・深場・速い流れでは、1回転80cm前後あると、たるんだラインを少ないハンドル操作で回収できます。よく行く釣り場に合わせて決めてください。

ドラグは何kgに設定すればいい?

設定値は、使うラインの素材・太さ、結び目の強度、ロッドの曲がり方で変わります。最初はラインを手で引いたときに、強く張り切る前に滑らかに出る状態を作り、実際の魚の引きや釣り場に合わせて少しずつ調整します。

エステルラインなら専用リールが必要?

2000番前後の浅いスプールで必要な長さを巻け、ドラグを細かく調整できるリールなら使えます。エステルは伸びが少なく細い号数を使うことが多いため、ラインの強度に合わせたドラグ設定とリーダーの使用が重要です。

まとめ|最初の1台は「2000番・浅めのスプール・約60cm/回転」から考える

港や堤防でアジングとメバリングを1台で始めるなら、2000番前後、細いライン向けの浅めのスプール、ハンドル1回転で約60cm巻けるモデルから比較すると実用的です。

強風や深場では約80cm/回転の高速タイプ、遠投用の仕掛けでは糸巻量に余裕のある2000〜2500番前後も選択肢になります。最後に、使うラインの号数と長さ、ロッドに付けたときの重量バランス、細いラインに合わせたドラグ調整を確認してください。

アジを狙う時期・場所・釣り方まで確認したい方は、アジ釣り完全ガイドもあわせてご覧ください。

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