船タコ用リールおすすめ・選び方|巻上力・ドラグ・糸巻量を比較

船タコ用リールのアイキャッチ画像

船タコ用リールは、予約した船が指定するPE号数と必要量を最初に確認します。PE2号を200m前後使う船では、195gで手持ち重量を減らせるシマノ「ゲンプウ XT 200PG RIGHT」と、60mmハンドル・51cm/回転で負荷を掛けながら巻き始めやすいダイワ「フネ XT 150P-OP」が対象です。PE3〜4号を多く巻く船では、PE3号230m・4号170mを確保できるダイワ「17 ダイナスター 250」を使います。

船タコでは、オモリとタコエギの重さにタコ自身の重量と水の抵抗が加わります。リールは糸巻量・1回転の巻き取り長・ハンドル形状・最大ドラグ力・自重を一緒に見てください。最大ドラグ力だけでは巻き上げやすさは決まりません。実際にはギア比、ハンドル長、ノブ形状、フレーム剛性も巻く感覚に影響します。船上での底取りや合わせ方は船タコ釣り完全ガイドで確認できます。

目次

最初に船宿のPE号数と必要量を確認する

船宿がPE2号を指定している場合は、指定された長さ以上を巻けることが必須です。フネ XT 150P-OPはPE2号220m、ゲンプウ XT 200PG RIGHTはPE2号200mを巻けるため、PE2号200m前後の指定に対応できます。PE3号を200m近く必要とする船では、PE3号を230m巻けるダイナスター250を使います。PE3号130〜150mまでの2台では、根掛かりや高切れでラインを失ったあとに必要量を残せないためです。

ライン量は水深だけで決めません。根掛かりや高切れで数十m失ったあとも釣りを続けるため、船宿指定より短い糸巻量のリールは避けます。PEの太さやリーダーまで一緒に決める場合はタコ釣り用PEライン・リーダーの選び方へ進んでください。

船タコでは巻き取り長とハンドルを一緒に見る

1回転の巻き取り長が短いリールは、同じ距離を回収するのにハンドルを多く回します。今回ではフネ XT 150P-OPが51cm、ゲンプウ XT 200PG RIGHTが59cm、ダイナスター250が62cmです。

フネ XT 150P-OPはギア比4.8と60mmロングハンドル、大型EVAノブの組み合わせです。タコが乗って負荷が増えた直後に、手のひらでノブを握って一定の力を掛けながら巻きたい人に合います。ゲンプウ XT 200PG RIGHTも60mmハンドルと大型ラウンドノブを備え、59cm/回転なのでフネXTより回収時のハンドル回転数を減らせます。

ダイナスター250は62cm/回転で、50mmシングルハンドルと大型ノブを採用しています。PE3〜4号を多く巻くことを優先する機種なので、PE2号中心の浅場で軽さを優先する人は195〜220gの2台を選んだ方が、誘いを続ける腕への負担を抑えられます。

最大ドラグ力は「滑らせたくない場面」の設定幅として見る

ドラグは、設定した力を超えるとスプールから糸を出す機構です。船タコではタコが乗った直後に底から離したい場面が多く、ドラグが緩すぎると合わせや最初の巻き上げでスプールが滑ります。

フネ XT 150P-OPは最大9kg、ゲンプウ XT 200PG RIGHTとダイナスター250は最大5kgです。ここで重要なのは「9kgだから必ず一番巻ける」と考えないことです。最大ドラグ力は巻き上げ力そのものではありません。実釣では使うPE、ロッド、ハンドル形状、ギア比まで含めて設定します。船タコロッドの適合オモリやパワーは船タコロッドの選び方で確認できます。

195gの軽量機と、PE3〜4号を多く巻ける250サイズを使い分ける

底を小突く誘いを長く続ける釣りでは、自重が手持ちの疲労に影響します。今回の3台ではゲンプウ XT 200PG RIGHTが195g、フネ XT 150P-OPが220g、ダイナスター250が305gです。

PE2号200mで足りる船では、195gのゲンプウXTを使うと3台の中で手持ち重量を最も減らせます。PE2号を220m確保し、60mmハンドルと最大ドラグ9kgを使いたい場合はフネXTです。PE3号230mまたはPE4号170mが必要な船では、他の2台ではライン容量が足りないため、305gでもダイナスター250を使います。

船タコ用リール3台を比較

商品 自重 巻き取り長 PE糸巻量 最大ドラグ この条件なら選ぶ
ダイワ フネ XT 150P-OP 220g 51cm/回転 2号220m・3号150m・4号110m 9kg PE2号中心で、60mmハンドルと低速寄りの巻き取りを使いたい
シマノ ゲンプウ XT 200PG RIGHT 195g 59cm/回転 1.5号260m・2号200m・3号130m 5kg PE2号200mを巻き、3台の中でリール重量を最も軽くしたい
ダイワ 17 ダイナスター 250 305g 62cm/回転 3号230m・4号170m 5kg 船宿指定がPE3〜4号で、細いPEより糸巻量を優先したい

おすすめ3機種|条件に合わせて1台を選ぶ

PE2号中心で巻き始めを重視する|ダイワ フネ XT 150P-OP

PE2号220m、3号150m、4号110mを巻ける150サイズです。自重220g、巻き取り長51cm/回転、最大ドラグ9kg。60mmロングハンドルと大型EVAノブを備えています。

PE2号を使う船で、タコが乗った直後に60mmハンドルを握り込み、負荷を掛けながら一定速度で巻き始めたい人にフネXTが合います。51cm/回転と3台で最も短く、回収速度より巻き始めの操作を重視した仕様だからです。深場から空仕掛けを急いで回収する場面では、59〜62cm/回転の2台より多くハンドルを回します。

PE2号中心・低速寄り|51cm/回転・最大ドラグ9kg
ダイワ フネ XT 150P-OP
ダイワ フネ XT 150P-OP

PE2号220m、ギア比4.8、51cm/回転、60mmロングハンドル、大型EVAノブを備える船用手巻きリールです。メーカー公式でも高負荷時の巻き上げを意識したメタルフレームとパワー仕様が案内されています。

向く人:PE2号中心の船タコで、軽さより60mmハンドルと51cm/回転の低速寄りの巻き取りを優先したい人。

注意点:220gあります。PE2号200mで足り、長時間の小突きで手持ち重量を減らしたい場合は、3台で最軽量の195gとなるゲンプウXT 200PG RIGHTを使います。220gのフネXTより25g、305gのダイナスター250より110g軽く、同じPE2号200mを確保しながらリール重量を減らせるためです。

PE2号200mと軽さを両立する|シマノ ゲンプウ XT 200PG RIGHT

PE2号200mを巻けて、自重195gです。巻き取り長59cm/回転、最大ドラグ5kg、60mmハンドルを備えます。今回の3台では最も軽く、底を小突く誘いを長く続けるときのリール重量を抑えられます。

船宿指定がPE2号200m前後で、長時間の小突きによる腕の負担を減らしたい人にはゲンプウXTが合います。PE2号200mを確保しながら195gと3台で最軽量だからです。PE3号は130mしか巻けないため、PE3号を200m前後必要とする船ではダイナスター250へ変更します。

軽さ重視|195g・PE2号200m
シマノ ゲンプウ XT 200PG RIGHT
シマノ ゲンプウ XT 200PG RIGHT

自重195g、PE2号200m、59cm/回転、最大ドラグ5kg。200PGは60mmハンドルを備え、シマノ公式でもタコエギなど負荷の掛かる船釣りへの適性が示されています。

向く人:PE2号200mで足りる船で、誘い続けるときのリール重量を3台の中で最も軽くしたい人。

注意点:PE3号は130mです。PE3号を200m前後必要とする船では130mでは不足するため、PE3号230mを巻けるダイナスター250を使います。

PE3〜4号を多く巻く|ダイワ 17 ダイナスター 250

PE3号230m、4号170mを巻ける250サイズです。自重305g、巻き取り長62cm/回転、最大ドラグ5kg。ダイワ公式では250・300を、仕掛けや対象魚が大きい釣りを想定したパワー寄りの仕様として案内しています。

船宿がPE3号以上を指定し、150〜200サイズでは必要量を巻けない場合にダイナスター250を使います。PE3号230m・4号170mを確保できるためです。PE2号200mで足りる浅場では305gを持つメリットが小さいので、220gのフネXTまたは195gのゲンプウXTへ戻します。

太糸容量重視|PE3号230m・4号170m
ダイワ 17 ダイナスター 250
ダイワ 17 ダイナスター 250

250サイズでPE3号230m・4号170mを確保し、62cm/回転、最大ドラグ5kg、大型EVAノブを備えます。太いPEを必要量巻くことが、この機種を選ぶ理由です。

向く人:PE3〜4号指定の船や、高切れ後の残量まで考えて太糸のラインキャパシティを増やしたい人。

注意点:305gあります。PE2号中心で長時間手持ちする釣りでは、195gのゲンプウXTまたは220gのフネXTを使うと、ダイナスター250より85〜110g軽くでき、腕への負担を減らせます。

船タコでカウンター付きリールは必要か

船タコは海底を狙うため、底を取ること自体はカウンターなしでもできます。今回の3台もカウンターなしです。底まで落として着底を確認し、糸を張って誘う基本動作なら問題ありません。

一方、船長から「底から2m上」など具体的な指示が頻繁に出る釣りや、同じ水深を再現したい船釣りにも兼用する場合は、数値で水深を確認できるカウンター付き両軸リールが役立ちます。船タコ専用で使う場合は、着底そのものはラインの変化で確認できるため、カウンターよりPE糸巻量とハンドル形状を先に合わせます。

購入前に4点を確認する

  • PE号数:船宿指定がPE2号なら2号の必要量、PE3号なら3号の必要量を巻けるか確認する。不足すると高切れ後に釣りを続けられません。
  • 巻き取り長:51cmは低速寄り、59〜62cmは空仕掛けの回収回数を減らせる。
  • 自重:PE2号200mで足りる釣りでは195〜220gの2台を使うと手持ち重量を抑えられる。PE3〜4号の必要量を優先する船では305gのダイナスター250が必要になる。
  • ハンドル:タコが乗った直後に握り込める大型ノブと、力を掛けやすいシングル/ロングハンドルを選ぶ。

オモリ号数や接続金具も船宿指定に合わせます。リールと仕掛けを同時に揃える場合は船タコ用オモリ・スナップ・サルカンの選び方も確認してください。

まとめ|PE2号は195〜220g、PE3〜4号は250サイズ

PE2号200m前後を使う船では、長時間の小突きで手持ち重量を減らしたい人に195gのゲンプウ XT 200PG RIGHTが合います。タコが乗った直後に60mmハンドルを握り込み、51cm/回転で一定の力を掛けて巻き始めたい人にはフネ XT 150P-OPが合います。PE3号230mやPE4号170mが必要な船では、他の2台では必要量を確保できないためダイナスター250を使います。

リールだけで船タコのタックルは完成しません。ロッドの適合オモリ、PE号数、オモリ号数を同じ船宿条件へ合わせてください。必要な道具を一式確認したい場合はタコ釣りに必要な道具完全ガイドへ進めます。

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