初めてヘチ専用リールを買うなら、90mm級・1:1・ダブルハンドルのタイコ型から比較します。ダイワ 19 チヌマスター 90なら、90gの軽さと親指を当てるサミングゾーンがあり、糸を送る・止める・巻き戻す基本操作を1台で確認できます。
ヘチ釣りでは、仕掛けを入れるときも魚を掛けたあとも、スプールを指で直接調整します。そのため、最大ドラグ力よりスプールへ指を掛けやすいか、ハンドル形式、固定機構、自重と糸巻量を見て選びます。釣り方自体はヘチ釣り完全ガイドで確認できます。
ヘチ・落とし込みリール4機種を比較
| 商品 | 自重・サイズ | ハンドル | 違い |
|---|---|---|---|
| 19 チヌマスター 90 | 90g・90mmスプール | ダブル | サミングゾーン付き。基本操作を覚える1台 |
| インヴィクタ セカンド BG-ST 85 | 約96g・本体サイズ85mm | ダブル | 回転防止ストッパー付き。移動時にスプールを固定 |
| THEヘチ Selection ZX 88S-B | 115g・88/22mm | シングル | ノブが最下点へ移動し、余分な惰性回転を抑える |
| THE ATHLETE ヘチ 90W-BG | 113g・90/22mm | ダブル | 機械加工ボディ・セラミックBB・WING-Vスプール |
ヘチ・落とし込み用リールの選び方
まず、指でスプールを送って止められる構造を見る
ヘチ釣りでは、岸壁際へエサを入れながら必要な分だけ糸を送ります。狙った深さまで入ったら、指でスプールを止めます。
ギア比1:1の片軸リールは、ハンドル1回転でスプールも1回転します。増速ギアで速く巻く道具ではなく、指で糸を出す量を調整し、そのまま巻き戻すための構造です。
ヘチロッドとの組み合わせはヘチロッドの選び方で確認できます。
ダブルハンドルかシングルハンドルかを決める
ダブルハンドルはノブが2つあるため、回収へ移るときにどちらかのノブへ手を掛けられます。チヌマスター90、インヴィクタ、THE ATHLETE 90W-BGがこのタイプです。
Selection ZX 88S-Bはシングルハンドルです。黒鯛工房は、親指を離したあとノブが最下点へ移動し、スプールの回りすぎと余分な糸ふけを抑える設計と説明しています。
岸壁を歩くなら固定機構も見る
ポイントを移動するときにスプールが回ると、足元へ余分な糸が出ます。インヴィクタ セカンド BG-ST 85は回転防止ストッパーを備え、移動やエサ交換中にスプールを固定できます。
黒鯛工房のクリックシステムも不用意な回転を抑える機構ですが、魚の引きに応じて自動で糸を出すドラグとは役割が異なります。
サイズ表記は同じ測り方か確認する
チヌマスター90は90mmスプール、黒鯛工房の2機種はスプール径88mm/90mmです。一方、インヴィクタの「85」はメーカー仕様上のサイズ表記で、スプール内径は55mmです。
したがって、「85」と「90」をそのまま5mm差として比較しません。巻き取りや糸の収まりを比べるときは、メーカーがどの部分を測った数値かまで確認します。
最後に自重と糸巻量を確認する
今回の4機種は90〜115gです。岸壁を歩きながら何度も仕掛けを入れるため、軽さを優先するなら90gのチヌマスター90が最軽量です。
糸巻量は使う道糸が入るかを確認します。チヌマスター90はナイロン2号150m、インヴィクタは3号100m、黒鯛工房の2機種はナイロン2〜3号100mです。仕掛け全体は落とし込み釣りの仕掛け・小物ガイドで確認できます。
おすすめのヘチ・落とし込みリール4選
ダイワ 19 チヌマスター 90|最初の1台に見る基本構成
90g・90mmスプール・1:1・ダブルハンドルです。親指を当てるサミングゾーンがあり、糸を送る、止める、巻き戻す基本動作を一通り行えます。
宇崎日新 インヴィクタ セカンド BG-ST 85|移動時にスプールを固定
約96g・1:1・3号100mで、回転防止ストッパーを備えています。岸壁を歩く時間が長い釣りで、移動中の糸の出過ぎを止められます。
黒鯛工房 THEヘチ Selection ZX 88S-B|シングルハンドルで惰性回転を抑える
88mm・115gのシングルハンドルです。親指を離したあとノブが最下点へ移動する設計で、スプールの回りすぎによる余分な糸ふけを抑えます。
黒鯛工房 THE ATHLETE ヘチ 90W-BG|加工精度とスプール構造を重視
90mm・113gのダブルハンドルです。6061-T6アルミ合金の機械加工ボディ、セラミックボールベアリング、WING-Vスプールを採用しています。
魚を掛けた後は竿と指でスプールを調整する
魚が走ったら、まず竿を曲げて引きを受けます。さらに強く走るときは、スプールを押さえる指を少し緩めて必要な分だけ糸を出します。
走りが止まったら、再びスプールを押さえて巻き取ります。強く押さえ続けると道糸やハリスへ負荷が集中し、緩めすぎると岸壁の障害物へ回り込まれやすくなります。
クロダイの狙い方や時期はクロダイ(チヌ)釣り完全ガイドで確認できます。
よくある質問
ヘチ釣りと岸壁の落とし込み釣りで同じリールを使えますか?
共用できる機種があります。今回の4機種もヘチ・落とし込みで使う片軸リールとして選んでいます。目印仕掛けや竿の長さなど、釣り方全体の違いは岸壁の落とし込み釣り完全ガイドで確認してください。
ドラグ付きのほうが初心者向けですか?
ヘチ専用リールでは、ドラグに任せず指でスプールを調整するタイプが基本です。購入前に、糸を送る・止める・巻く動作をどの機構で行うリールか確認してください。
85mmと90mmはそのまま比較できますか?
同じ部分を測った数字なら比較できます。今回のインヴィクタはサイズ85mmに対してスプール内径55mm、チヌマスターは90mmスプールです。数字だけを並べて5mm差とは判断しません。
スピニングリールでもできますか?
釣ることはできます。ただし、タイコ型ならスプールへ指を掛けたまま糸を送り、止め、すぐ巻き戻せます。岸壁際で深さを変えながら繰り返し探るなら、この直接操作が専用リールを使う理由になります。
まとめ|スプール操作から選ぶ
初めて専用リールを買うなら、90mm級・1:1・ダブルハンドルの基本構成から比較します。移動時の固定を重視するならストッパー、惰性回転を抑える操作ならシングルハンドル、加工精度まで求めるなら上位機へ進みます。
リールを決めたら、竿・ライン・仕掛けを組み合わせます。一式をまとめて確認する場合はヘチ釣りに必要な道具完全ガイドへ進んでください。
