ヤリイカロッドおすすめ・選び方|プラヅノ仕掛け・オモリ負荷・穂先で比較

ヤリイカロッドのアイキャッチ画像

船のヤリイカ釣りで最初の1本を買うなら、予約する船が150号までを使う場合は、錘負荷に150号を含む1.7〜1.75m前後の専用ロッドを選びます。この長さなら、ブランコ仕掛けでは誘い幅を取りやすく、直結仕掛けでも長すぎないため竿先を上下させる腕の移動量を抑えられます。さらに、掛かった後に船が上下したときは竿全体の曲がりを使って急な荷重変化を受け止めやすくなります。

船から150号または180号の指定が出る場合は、上限150号のロッドではなく180号まで対応するモデルへ替えてください。この記事では、150号までを使う入門・汎用モデル、短い直結向け、高感度モデル、180号まで扱う高負荷モデルを分けて、6本から自分の釣り方に合う1本を決められるように整理します。船釣りそのものが初めてなら、予約から乗船までの流れは初心者向け船釣り完全ガイドも先に確認してください。

目次

最初に船宿の指定オモリを確認する

ヤリイカロッドは、メーカー名や「MH」「H」といった硬さ記号より先に錘負荷の実数値を見ます。船宿によって150号を指定する場合もあれば、150号と180号を使い分ける場合もあります。同船者とオモリをそろえる船では、自分だけ軽いオモリへ替えるとラインの角度が変わり、周囲とのオマツリにつながります。

船の指定 選ぶロッド この記事の該当モデル
120〜150号 錘負荷に150号を含むモデル ヤリイカ FT 170MH、ヤリイカ X 150、ベイゲーム X 175、メタリア 82-175
150号または180号 錘負荷の上限が180号以上のモデル イカセブン H155/RIGHT、極鋭ヤリイカ EX 173・J

たとえば船から「今日は180号」と案内された場合、80〜150号や100〜150号のロッドは使わず、180号まで対応するロッドを持ち込みます。180号対応の竿を持っていない初回釣行では、購入前に船宿へレンタル竿の有無を確認する方法もあります。オモリそのものの種類や号数は船釣り用オモリの選び方で確認できます。

長さは仕掛けの扱い方で決める

1.7〜1.75m前後|ブランコと直結を1本で試す

初めての1本でブランコと直結の両方を試すなら、ブランコで誘い幅を取りやすく、直結でも竿先を動かす距離が大きくなりすぎない1.7〜1.75m前後を選びます。ブランコは幹糸から短い枝糸を出してプラヅノを付ける仕掛けで、この長さなら巻き上げ中に船が上下したときも竿の曲がりで急な荷重変化を受け止めやすくなります。

この条件なら、150号までの船ではアルファタックル ヤリイカ FT 170MH、シマノ ベイゲーム X ヤリイカ 175、ダイワ メタリアヤリイカ 82-175が合います。価格を抑えるならFT 170MH、直結とブランコを1本で行うならベイゲーム X 175、穂先の小さな変化をさらに捉えたいならメタリア 82-175へ分けられます。

1.5〜1.55m前後|直結の操作と回収回数を優先

直結はプラヅノを幹糸へ直接つなぐ仕掛けです。1.5〜1.55m前後の短いロッドは、竿先を持ち上げる動作が小さくて済み、重い仕掛けを何度も誘って回収する釣りで腕の移動量を抑えられます。150号までの直結で、短い竿にして誘いと回収時の腕の移動量を減らしたいならダイワ ヤリイカ X 150180号までの重いオモリを使う直結で、適合負荷に余裕を持たせたいならシマノ イカセブン H155/RIGHTを選びます。

短い竿は、1.7〜1.9m級と比べて船の上下動を竿の長さで吸収する幅が小さくなります。ブランコ仕掛けを中心に使い、巻き上げ中の船の上下動で仕掛けのテンションが急に抜けるのを抑えたい場合は、1.7m以上を選んでください。短い竿より竿全体を曲げて荷重変化を受け止める幅を確保しやすくなります。

1.9m前後|ブランコで船の揺れを受け止めたい

ブランコ中心で、うねりによる船の上下動が大きい日まで想定するなら、1.9m前後のロングモデルも選択肢になります。長い竿ほど仕掛けの上下動を竿全体で受け止める余地が増えますが、短いモデルより竿先を動かす距離が大きくなります。今回の6本は1.75m以下なので、1.9m級を必要とする人は購入前に同シリーズの長尺モデルも比較してください。

穂先は小さな荷重変化を見られるか確認する

ヤリイカの「触り」は、イカがプラヅノへ触れたときに穂先へ出る小さな荷重変化です。グラスソリッドは中まで詰まったグラス素材の穂先で、しなやかに曲がるため変化を目で追いやすい設計です。ダイワ ヤリイカ Xやシマノ ベイゲーム X ヤリイカは、こうした穂先を使って150号級の仕掛けを操作しながら変化を確認する構成です。

ダイワ メタリアヤリイカのメタルトップや、極鋭ヤリイカ EXのSMTは金属系の穂先です。深い水深で仕掛けの重さが大きい状況でも、小さな荷重変化を手と目で捉える方向に設計されています。一方で、金属穂先は糸を穂先へ巻き込んだまま強く曲げないよう注意が必要です。メタリアのメタルトップは低温時に弾性が低下する場合があるため、冷え込む釣行では取扱説明に従って使用します。

8:2・9:1は竿の曲がり方を示すメーカー表記として見る

「8:2」「9:1」は、竿先側に曲がりが集まる先調子系の設計を示す表現です。数字が竿の絶対的な硬さを示すわけではないため、メーカーをまたいで数字だけを比べません。購入時は、錘負荷・全長・自重・メーカーが直結/ブランコのどちらへ案内しているかを合わせて確認します。

たとえばベイゲーム X ヤリイカ 175は1.75m・8:2で直結からブランコまで対応するモデルです。イカセブン H155/RIGHTは1.55mで、メーカーが150〜180号を使う直結の高負荷用途を明確にしています。同じ「先調子系」でも使う場面が異なるため、数字だけで選ばないことが重要です。

ヤリイカロッド6本を比較

商品 全長 自重 錘負荷 選ぶ条件 購入前の注意
アルファタックル ヤリイカ FT 170MH 1.70m 142g 100〜150号 150号まで・価格を抑えてブランコから始める 180号指定の日は使わない
ダイワ ヤリイカ X 150 1.50m 145g 80〜150号 150号まで・短い竿で直結操作を行う 長い竿より船の上下動を吸収する幅が小さい
シマノ ベイゲーム X ヤリイカ 175 1.75m 170g 100〜150号 150号まで・直結とブランコを1本で行う 180号指定の日は使わない
ダイワ メタリアヤリイカ 82-175 1.75m 146g 80〜150号 150号まで・深場で穂先の変化を細かく見たい メタルトップの巻き込み・過度な曲げを避ける
シマノ イカセブン H155/RIGHT 1.55m 255g 100〜180号 150〜180号・直結・スルメ併用の高負荷釣行 ヤリイカのブランコ中心なら長めの竿を優先
ダイワ 極鋭ヤリイカ EX 173・J 1.73m 135g 80〜180号 80〜180号・軽さと穂先感度を両立したい 1本継なので173cmの運搬スペースが必要

おすすめ6本の特徴と選ぶ条件

150号まで・費用を抑えて1.7mを選ぶ|アルファタックル ヤリイカ FT 170MH

1.70m・142g・錘負荷100〜150号、8:2先調子の専用ロッドです。150号までを使う船で、初回はブランコ仕掛けから始め、竿にかける費用を抑えたい人に合います。1.70mあるため、短い1.5m級より誘い幅を取りやすく、掛かった後も竿の曲がりで荷重変化を受け止められます。

価格を抑える|150号まで・1.70m
アルファタックル ヤリイカ FT 170MH
アルファタックル ヤリイカ FT 170MH

1.70m・142g・錘負荷100〜150号。150号までの船でブランコ仕掛けから始める人が、専用ロッドを低予算で用意する場面に合います。

向く人:150号までを指定する船へ行き、最初はブランコ仕掛けを使う人。

注意点:180号を使う船には適合しません。予約先が180号を使うなら180号対応モデルへ変更してください。

150号まで・短い竿で直結を操作する|ダイワ ヤリイカ X 150

1.50m・145g・錘負荷80〜150号のショートモデルです。高感度グラスソリッド穂先と専用82調子を採用し、短いストロークで仕掛けを動かしやすい設計です。直結中心で投入と回収を繰り返し、竿先を大きく上下させる動作を減らしたい人に向きます。

短尺|150号まで・直結操作
ダイワ ヤリイカ X 150
ダイワ ヤリイカ X 150

1.50m・145g・錘負荷80〜150号。短い竿でプラヅノを操作し、投入と回収を繰り返す直結中心の釣りに合います。

向く人:150号までの船で、1.7m級より短い竿を使って直結仕掛けを操作したい人。

注意点:ブランコ中心で、船の上下動による仕掛けのテンション変化を竿全体の曲がりで緩和したい場合は、1.7m以上のモデルを選んでください。短い竿より曲がり幅を確保しやすく、巻き上げ中の急な荷重変化を抑えやすくなります。

150号まで・直結とブランコを1本で行う|シマノ ベイゲーム X ヤリイカ 175

1.75m・170g・錘負荷100〜150号。メーカーが175を8:2のミドルレングスとして、直結からブランコまで対応するモデルに位置付けています。仕掛けをまだ固定していない初心者が、1本で両方を試すならこのモデルが合います。

両用|150号まで・直結〜ブランコ
シマノ ベイゲーム X ヤリイカ 175
シマノ ベイゲーム X ヤリイカ 175

1.75m・170g・錘負荷100〜150号。直結とブランコの両方へ対応するため、釣行ごとに仕掛けを変える人でも同じ竿を使えます。

向く人:150号までの船で、直結とブランコを1本のロッドで使い分けたい人。

注意点:錘負荷の上限は150号です。180号指定の船へ行く日は別の180号対応モデルが必要です。

150号まで・深場の小さな変化を重視する|ダイワ メタリアヤリイカ 82-175

1.75m・146g・錘負荷80〜150号で、金属穂先のメタルトップを搭載しています。150号までの深場で、竿先に出る小さな荷重変化を目と手の両方で確認したい人に向きます。1.75mなので、感度を重視しながらブランコと直結の両方を使えます。

高感度|150号まで・メタルトップ
ダイワ メタリアヤリイカ 82-175
ダイワ メタリアヤリイカ 82-175

1.75m・146g・錘負荷80〜150号。金属穂先のメタルトップで、深場の小さな荷重変化を確認しながら誘いたい場面に合います。

向く人:150号までの船で、グラス穂先より細かな変化を意識して釣りたい人。

注意点:糸の巻き込みや穂先への過度な曲げを避けます。冷え込みが強い日はメタルトップの取扱注意も確認してください。

180号・直結・スルメ併用まで想定する|シマノ イカセブン H155/RIGHT

1.55m・255g・錘負荷100〜180号の高負荷ショートモデルです。メーカーはH155を150〜180号の直結スルメ用途を中心に案内しており、ヤリイカとスルメイカが混じる釣行で重いオモリを使い、直結仕掛けをしっかり動かす場面に合います。

高負荷直結|180号まで
シマノ イカセブン H155/RIGHT
シマノ イカセブン H155/RIGHT

1.55m・255g・錘負荷100〜180号。150〜180号を使う深場で、直結仕掛けを短い竿で操作する用途に向くモデルです。

向く人:180号指定があり、ヤリイカだけでなくスルメイカの直結も行う人。

注意点:ヤリイカのブランコだけを中心に行う人には短く硬めです。ブランコ主体なら1.7m前後のモデルを優先してください。

80〜180号・軽さと穂先感度を両立する|ダイワ 極鋭ヤリイカ EX 173・J

1.73m・135g・錘負荷80〜180号で、SMT穂先とAGSを採用する上位モデルです。150号の日と180号の日の両方へ1本で対応しつつ、ロッド自重を抑えて穂先の変化を細かく見たい人に向きます。メーカーは173を誘い幅と掛かった後の負荷吸収を両立するオールラウンドモデルとして案内しています。

高感度上位|80〜180号・1.73m
ダイワ 極鋭ヤリイカ EX 173・J
ダイワ 極鋭ヤリイカ EX 173・J

1.73m・135g・錘負荷80〜180号。150号と180号の両方へ対応し、長時間の手持ちと穂先の変化の確認を重視する用途に合います。

向く人:船によって150号と180号を使い分け、高感度モデルを1本にまとめたい人。

注意点:1本継で仕舞寸法も173cmです。車内やロッドケースにその長さを収められるか購入前に確認してください。

専用竿以外を代用するときは錘負荷と長さを先に確認する

手持ちの船竿を代用する場合は、船宿指定のオモリがロッドの適合範囲に入り、全長が1.5〜2m前後で、重い仕掛けを上下に操作できることを確認します。たとえば150号指定なのに錘負荷の上限が100号の竿は使いません。

アジビシ用や中深場用の船竿でも条件を満たす製品はありますが、穂先の見え方や曲がる位置はヤリイカ専用竿と異なります。初めてロッドを買う場合は、150号級のプラヅノ仕掛けを操作する設計が明記された専用竿を選ぶと、穂先の変化と仕掛けの動きを同じ竿で確認できます。

購入前に電動リール・PEライン・運搬長も確認する

ヤリイカは深場を狙うため、ロッド単体ではなく電動リールとPEラインまで組み合わせて確認します。電動リールの糸巻量やサイズは電動リールの選び方、船用PEの号数と必要量は船釣り用PEラインの選び方で確認できます。

また、1本継モデルは持ち運び寸法がそのままロッド全長になります。イカセブン H155/RIGHTは1.55m、極鋭ヤリイカ EX 173・Jは1.73mの1本継なので、車内・エレベーター・ロッドケースへ収まるかを購入前に測ってください。2本継のFT 170MHやヤリイカ X 150、ベイゲーム X 175、メタリア 82-175は仕舞寸法が短くなります。

ヤリイカロッドは船のオモリ指定と仕掛けで1本を決める

150号までの船で初めてブランコから始めるなら、1.7m・100〜150号のアルファタックル ヤリイカ FT 170MH。直結とブランコを同じ竿で使うなら1.75mのシマノ ベイゲーム X ヤリイカ 175。直結で竿先を素早く上下させ、誘いと回収時の腕の移動量を減らしたいなら、1.50mのダイワ ヤリイカ X 150を選びます。

穂先の変化をより細かく見たいならメタリアヤリイカ 82-175、180号の直結とスルメ併用まで行うならイカセブン H155/RIGHT、150〜180号を1本でカバーしながら軽さと感度を重視するなら極鋭ヤリイカ EX 173・Jです。予約先のオモリ指定を確認してから、この条件に当てはまるモデルを購入してください。ヤリイカを含むイカ釣り全体の時期や釣り方はイカ釣り完全ガイドで確認できます。

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