船釣り用オモリおすすめ・選び方|号数・形状・潮流で使い分け

船釣り用オモリのアイキャッチ画像

船釣り用オモリは、予約した船宿が指定する号数を最優先に選びます。まだ予約前なら、狙う釣り物の目安を見て候補を把握するところまでに留め、予約後に船宿の案内へ合わせて購入してください。

号数が決まったら、次に小田原型・六角型・円盤型・スカリーなどの形状を比べます。潮が速いから自己判断で重くする、食い込みを良くしたいから自分だけ軽くすると、同じ船の仕掛け角度がそろわずオマツリの原因になります。この記事では、号数、グラム換算、形状、底取り、潮流、予備の持ち方まで順番に整理します。

目次

船釣りのオモリは船宿指定号数を最優先する

乗合船では複数の釣り人が同じ流しで仕掛けを入れます。オモリの重さやPEラインの太さが大きく違うと、仕掛けが流される角度にも差が出ます。隣同士の道糸が交差すると、仕掛けが絡む「オマツリ」が増えます。

そのため、船宿から「15号」「40号」「80号」のように指定がある場合は、その号数へ合わせます。「通常は60号、潮が速い日は80号」のように予備号数まで案内されることもあります。予約時に通常号数・予備号数・何個持参するかを確認しておくと、当日の追加購入や不足を避けられます。

初めて船へ乗る場合は、初心者向け船釣り完全ガイドで予約、レンタル、仕掛け、指定オモリの確認方法も先に見てください。

1号は3.75g|号数をグラムにすると重さを想像しやすい

釣り用オモリは「号」で表示されることが多く、1号は3.75gです。船用でよく見る15号は約56g、30号は約113g、50号は約188g、80号は300gになります。

号数 グラム換算 使われる場面のイメージ
10号 37.5g 浅場・軽い胴付きなど。実際の指定を確認
15号 56.25g 船キスなど軽量側の船釣りで使われることがある
30号 112.5g カワハギ・ライト系などで見かける重量帯
50号 187.5g ヒラメ・タコ・五目など複数の釣りで指定例がある
60号 225g アマダイ・イサキなどで指定される地域がある
80号 300g 深めの五目・マダイなどで使われることがある
100号 375g 深場・速潮など。船宿指定がある場合に用意
150号 562.5g イカ・深場など重い仕掛けを使う釣りで見られる

この表は購入号数を決める一覧ではありません。同じ魚でも地域・釣り方・水深・潮流・船の流し方で指定は変わります。100号や150号を指定された場合は、80号で代用せず、その船の指定号数を用意してください。

潮が速い・水深が深い日は重い号数が必要になることがある

オモリが軽すぎると、着底まで時間が掛かり、潮に押されて道糸が斜めに出やすくなります。底を狙う胴付き釣りでは、「今オモリが底に着いたのか」が分からないと、タナを正しく合わせられません。

重いオモリは沈下を助けますが、自分だけ重くすればよいわけではありません。船宿が潮の状況を見て号数変更を指示した場合に合わせます。竿にも対応オモリの範囲があるため、指定号数がロッドの適合範囲に入るかも釣行前に確認してください。

形状は号数を合わせた後に選ぶ

同じ30号でも、細長いタイプ、面のある小田原・六角型、平たい円盤型、流体抵抗を意識した専用形状では、水中での姿勢や巻き上げ時の感触が変わります。まず号数をそろえ、その中で船宿や釣り方に合う形を選びます。

小田原型・六角型|底で転がりにくい面を持つ

小田原型は側面に平らな面を持つ船釣りで定番の形状です。円形のオモリより底で転がりにくく、船が揺れたときもオモリの位置を意識しやすい特徴があります。ダイワの快適船シンカーSNも変則小田原型を採用しています。

六角型も平面を持つため、胴付き仕掛けで底を取る用途に向きます。底へ着けたまま待つ時間がある釣りでは、丸い形より転がりを抑えたい場面があります。

スカリー|沈下と巻き上げ時の水抵抗を抑える設計

フジワラのスカリーは、流体解析を使って形状を設計し、沈降時間の短縮、姿勢の安定、巻き上げ時の抵抗軽減を狙った船用オモリです。同じ50号でも、一般的な多面体オモリと回収時の感触を比べたい人に向きます。

深い場所で何度も底取りと回収を繰り返す釣りでは、号数そのものに加えて、水を受ける形の違いも手元の負担へ影響します。

円盤型・丸環型|底での姿勢や色を使い分ける

円盤型は平たい形で、細長い船用シンカーとは底での姿勢が異なります。第一精工の円盤型30号は、流れの速いポイント向けのカン付きオモリとして販売されています。

丸環型はシンプルな環付きシンカーです。フジワラの丸環シンカーは25〜80号まで展開され、ケミブライトなど複数カラーがあります。形状による高性能を決めつけるより、船宿指定号数の中で、仕掛けへの付けやすさやカラーまで含めて選びます。

色・夜光は号数と形状を決めた後に選ぶ

夜光、ピンク、ケミブライトなどの色は、集魚や視認性を狙った製品に使われます。ただし、船釣りで最初に合わせるのは号数です。指定が60号なら、50号の好きな色を選ぶのではなく、まず60号を用意します。

フグやタチウオなど、船宿が「この色は避ける」「装飾の少ないオモリを使う」と案内する場合もあります。魚種別の一般論より、その船の仕掛けルールを優先してください。

予備は根掛かり・高切れを考えて複数個持つ

船釣りでは、根掛かりや道糸切れでオモリを失うことがあります。1個だけでは、ロストした時点で釣りを続けられません。船宿で販売している場合もありますが、指定号数の予備を数個持っておくと交換できます。

通常号数と予備号数が指定される船では、たとえば「60号を3個、80号を2個」のように分けて準備します。必要数は根掛かりの多い釣りか、船上販売があるかでも変わるため、予約時に聞くのが確実です。

船用オモリおすすめ6商品を比較

商品 号数 約重量 形状 役割
第一精工 パックオモリ 六角型 10号 10号 37.5g 六角型 軽い胴付き・底で転がりにくい形
ダイワ 快適船シンカー SN 15号 15号 56.25g 変則小田原型 船キスなど軽量側の船釣り
第一精工 パックオモリ 円盤型 30号 30号 112.5g 円盤型 平たい形状と底での姿勢を比べる
フジワラ スカリー 50号 赤 50号 187.5g スカリー 沈下・回収時の水抵抗を意識した形
フジワラ 丸環シンカー 60号 ケミブライト 60号 225g 丸環型 60号指定の胴付き・船釣り
ダイワ 快適船シンカー SN 80号 80号 300g 変則小田原型 深場・速潮側の指定号数

おすすめ6商品の特徴と向く条件

10号・六角型|軽い胴付きで底を安定させる
第一精工 パックオモリ 六角型 10号 23087
第一精工 パックオモリ 六角型 10号 23087

10号・約37.5gのカン付き六角型オモリです。平面を持つため、丸いオモリとは底での転がり方が異なります。浅場の胴付きなどで船宿が10号前後を指定する場合に、シンプルな底取り用として使えます。

向く人:10号前後を指定する浅場の胴付き・小物船で、装飾の少ない六角型を使いたい人。

注意点:船用としては軽い号数です。15号・20号・30号など別の指定がある船で10号へ軽くすると仕掛け角度が変わるため、自己判断で置き換えないでください。

15号・変則小田原型|軽量船釣りの基準形
ダイワ 快適船シンカー SN 15号 夜光/ピンク
ダイワ 快適船シンカー SN 15号 夜光/ピンク

15号・約56.25gの変則小田原型です。両側面が平らな船用形状で、上下にアイを備えています。船キスやライト系など、15号を指定する釣りで使う軽量側の船シンカーです。

向く人:15号指定の船キスやライトな船釣りで、船用の小田原型シンカーを用意したい人。

注意点:夜光・ピンクのアピール色です。船宿が無塗装や別色を指定する場合は、同じ15号でも船のルールに合うカラーを選んでください。

30号・円盤型|平たい形状を使い分ける
第一精工 パックオモリ 円盤型 30号
第一精工 パックオモリ 円盤型 30号

30号・約112.5gの円盤型カン付きオモリです。細長い小田原型とは形が大きく異なり、底へ置いたときの姿勢や水を受ける感触も変わります。販売店では流れの速いポイント向けのオモリとして案内されています。

向く人:30号指定の釣りで、細長い船シンカーとは違う平たい形状を試したい人。

注意点:平たい形は巻き上げ時の水抵抗も細長いタイプと同じではありません。速い回収を繰り返す釣りでは、船宿でよく使われている形も確認してください。

50号・スカリー|沈下と回収抵抗を意識した専用形状
フジワラ スカリー 50号 赤
フジワラ スカリー 50号 赤

50号・約187.5g。フジワラが流体解析を用いて設計し、沈降時間の短縮、姿勢の安定、巻き上げ時の流体抵抗軽減を狙ったスカリー形状です。50号を何度も着底・回収する船釣りで、一般的な小田原型との操作感を比較できます。

向く人:50号指定のヒラメ・タコ・五目などで、底取りと回収を繰り返す人。

注意点:形状が優れていても指定号数を変える理由にはなりません。船が60号を指定している日は、50号スカリーへ勝手に軽くしないでください。

60号・丸環型|シンプルな60号シンカー
フジワラ 丸環シンカー 60号 ケミブライト
フジワラ 丸環シンカー 60号 ケミブライト

60号・約225gの丸環型シンカーです。フジワラ公式では25〜80号を展開し、60号にもケミブライトなど複数カラーがあります。特殊な機構を持たない環付きオモリなので、60号指定の胴付き・船釣りで仕掛けへ取り付ける基本的な選択肢になります。

向く人:船宿指定が60号で、環付きのシンプルなオモリを使いたい人。

注意点:ケミブライトは発光・アピール系カラーです。魚種や船宿によっては装飾の少ないオモリを好む場合があるため、カラー指定も確認してください。

80号・変則小田原型|深場・速潮側の指定に対応
ダイワ 快適船シンカー SN 80号 夜光/ピンク
ダイワ 快適船シンカー SN 80号 夜光/ピンク

80号・300gの変則小田原型です。15号と同じシリーズでも重量は約5.3倍あり、深い場所や潮の速い条件で80号を指定される船に対応します。平らな側面と上下のアイを備えた船用シンカーです。

向く人:80号を指定するアマダイ・五目・マダイなどの船で、定番形状の船シンカーを用意したい人。

注意点:300gあるため、ロッド側も80号を適合範囲に含む必要があります。100号以上を指定する船では、この80号で代用せず指定号数を用意してください。

迷ったら「指定号数→形状→予備数」の順で決める

  • 最初:予約先の通常号数・予備号数を確認する
  • 次:同じ号数の中で、小田原・六角・スカリーなど船宿と釣り方に合う形を選ぶ
  • その次:夜光・ケミブライトなどのカラーが必要か確認する
  • 最後:根掛かりや高切れに備え、指定された個数を用意する

胴付き仕掛けで底を取る動作そのものを確認したい方は、初心者向け胴付き釣り完全ガイドも参考にしてください。船キスで15号前後を使う場合は、初心者向け船キス釣り完全ガイドで仕掛けと誘いも確認できます。

船用オモリは「重いほど底が取れて有利」という道具ではありません。乗合船では、船宿が全体の仕掛け角度を見て指定した号数へそろえることが最優先です。その号数を守ったうえで、形状・カラー・予備数を自分の釣り方へ合わせてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次