タイラバ用リール

タイラバ用リールの画像

タイラバ用リールを初めて選ぶなら、船宿が指定するPEラインを必要な長さだけ巻けるカウンター付きの小型両軸リールから選ぶのがおすすめです。そのうえで、ハンドル1回転の巻き取り長と、タイラバ専用にするか他の船釣りにも使うかを比べます。

近海のタイラバではPE0.8〜1号を使う場面が多い一方、海域や船宿によって指定は変わります。先にリールを買うより、予約する船の案内を確認してから糸巻量を合わせる方が確実です。カウンターがあれば、水深だけでなく「底から何m巻いたか」を数字で確認でき、同じレンジを繰り返し通せます。

最初の1台はこの順で決めます

  1. 船宿指定のPE号数・必要長を巻ける
  2. 巻き取り長が自分の巻き方に合う
  3. カウンター機能は水深だけで足りるか、速度表示まで使うか
  4. 専用機/汎用機を、タイラバ以外にも使うかで決める

仕掛け・ヘッド重量・基本の釣り方から確認したい方は、初心者向けタイラバ完全ガイドで使用するヘッド重量や狙う水深を確認してから、リールの条件を決めます。

目次

タイラバ用リールはライン容量から選ぶ

最初に見るのは番手の数字ではなく、実際に使うPEラインを何m巻けるかです。メーカーごとに100番・150番などの表記とスプール容量が一致するわけではないため、糸巻量の欄を直接確認します。

近海でPE0.8〜1号を使い、船宿から別の指定がなければ、まず200m以上巻けるモデルを選びます。深場・潮が速い海域・ドテラ流しではラインが斜めに長く出るため、300〜400m巻けるモデルを選んでください。水深60mでも実際の放出量は60mを超えることがあり、高切れのあとも必要な長さを残して釣りを続けやすくなります。

PEラインの号数とリーダーまで一緒に決めたい場合は、タイラバ用PEライン・リーダーの選び方で太さと長さを確認できます。

釣る条件 まず確認する糸巻量 理由
近海でPE0.8〜1号を使う例200m以上を巻ける容量斜めにラインが出る分と、ライン切れ後の余裕を持たせる
深場・潮が速い・ドテラ流し300〜400mを巻ける容量水深以上にラインが出る場面へ対応する

PG・HGの文字より「1回転で何cm巻くか」を見る

PG(パワーギア)やHG(ハイギア)はシリーズ内の違いを知る目印ですが、メーカーやスプール径が変わると同じ記号でも巻き取り量は変わります。初心者はハンドル1回転の巻き取り長を比べると、1回転でタイラバが何cm上がるかをそのまま比較できます。

54〜58cm/回転のモデルは、同じテンポでハンドルを回したときにタイラバがゆっくり上がります。低速を一定に保ちたい人に向きます。69〜70cm/回転なら、深い場所からの回収時間を短くしやすく、速めの巻きも作りやすい一方、低速ではハンドルを回すテンポを落とします。

10回転で生まれる差

58cm/回転なら10回転で約5.8m、70cm/回転なら約7mです。同じ10回転で約1.2m違うため、記号だけでなく巻き取り長を見ると「ゆっくり巻きやすい」「回収しやすい」の差を具体的に判断できます。

どちらもハンドルを回す速さで実際の巻き速度は変えられます。PGなら低速しか使えない、70cm/回転なら高速しか使えない、という意味ではありません。

初心者はカウンター付きだとレンジを再現しやすい

タイラバは海底に着いたらすぐ巻き始め、反応が出る範囲を繰り返し通します。カウンター付きなら「水深」や「底から巻き上げた距離」を数字で確認できるため、船長から「底から10mまで」と指示されたときや、アタリが出た高さをもう一度通したいときに役立ちます。

さらに上位機には、巻き上げ速度や落下速度を表示するモデルがあります。最初から必須ではありませんが、釣れたときの巻き方を数字で残して再現したい人には価値があります。カウンター付き両軸リール全体の仕組みや他の船釣りでの使い方は、カウンター付き両軸リールの選び方で詳しく確認できます。

ハンドルと専用・汎用の違いも確認する

タイラバでは同じ速度で巻く時間が長いため、ハンドルの長さと形状も実釣に影響します。ダブルハンドルは回転バランスを取りやすく、一定のリズムで巻き続けたい人に向きます。長いハンドルは同じ力でも回しやすく、潮の抵抗が強いときや重めのヘッドを巻く場面で負担を抑えやすくなります。

タイラバだけに使うなら、紅牙やエンゲツの専用機を選びます。タイラバ向けのカウンター表示やフォール機能を使いやすく、操作をタイラバに絞れるためです。イカメタル・ライトジギングなどにも1台を使うなら、バルケッタやティエラのような船汎用モデルを選びます。その場合は、タイラバだけでなく兼用する釣りで最も太いPE号数と最も長い必要量を巻けるかまで確認してください。

ロッド側の適合重量も同時に確認したい方は、タイラバロッドの選び方を合わせて確認してください。

タイラバ用リールおすすめ7選を比較

ここでは、専用入門・専用中核・上位・他の船釣りとの兼用という役割が重ならないように7機種を比較します。スマホでは表を横にスクロールできます。

商品 用途 自重 巻き取り長 PE糸巻量 選ぶ理由
ダイワ 紅牙 X ICタイラバ専用240g54cm0.8号300m / 1号200m価格を抑えて専用カウンター機から始める
シマノ 25 エンゲツ CT 150PGタイラバ専用230g58cm0.8号400m / 1号330m / 1.5号200m低速巻きと速度・フォール情報を両立
ダイワ 26 紅牙 IC 150タイラバ専用235g70cm1号400m / 2号200m70cm/回転と130mmハンドルで回収も重視
シマノ 23 エンゲツ プレミアム 150PGタイラバ専用220g58cm0.8号400m / 1号330m / 1.5号200m58cm/回転の上位機で巻き質まで重視
シマノ バルケッタ BB 150DH-PG RIGHT船釣り兼用220g58cm1.5号200m / 2号150mカウンター付き入門機を他の船釣りにも使う
シマノ バルケッタ プレミアム 150DH船釣り兼用220g69cm0.8号400m / 1号330m / 1.5号200m汎用上位機でフォール管理も行う
ダイワ 26 ティエラ IC 150-DH船釣り兼用235g70cm1号400m / 2号200m70cm/回転・PE1号400mで複数の船ルアー釣りへ広げる

タイラバ専用で予算を抑えるなら紅牙 X ICを選びます。低速巻きと速度表示を使って巻き方を再現したいならエンゲツ CT 150PG、深場からの回収速度と長いハンドルを重視するなら26 紅牙 IC 150を選びます。タイラバ以外の船釣りにも1台を使うなら、バルケッタやティエラから、兼用先で必要なPE号数と長さを巻ける機種を選んでください。

おすすめタイラバ用リール7選

ダイワ 紅牙 X IC|54cm/回転

最初の専用機として、低速寄りの巻き取り長とカウンターを優先したい人向けです。

専用入門|54cm/回転
ダイワ 紅牙 X IC
ダイワ 紅牙 X IC

タイラバ専用の入門機。54cm/回転でゆっくりした巻き速度を作りやすく、ICカウンターで水深を確認できます。

向く人:初めてタイラバ専用リールを買う人。近海でPE0.8〜1号を使い、水深を数字で確認しながら基本の等速巻きを覚えたい人。

注意点:巻き上げ速度やフォール速度を数字で表示する上位機能はありません。速度まで記録・再現したい場合はエンゲツCTや紅牙ICも比較します。

シマノ 25 エンゲツ CT 150PG|58cm/回転・速度表示

巻き上げ速度やフォール速度を見ながら、釣れた条件を数字で繰り返したい人に向きます。

専用中核|58cm/回転・速度表示
シマノ 25 エンゲツ CT 150PG
シマノ 25 エンゲツ CT 150PG

58cm/回転のPG仕様に、巻き上げ速度・フォール速度表示、巻上距離アラーム、NEWフォールレバーを備えます。PE0.8号400mまで入るため、近海から深めの釣りまでライン量に余裕があります。

向く人:低速の等速巻きを軸に、ヒットした巻き速度や落下速度も数字で試したい人。専用機として機能と価格帯のバランスを取りたい人。

注意点:カウンターの水深表示だけで十分なら、上位機能を使わない分だけ価格差を活かしにくくなります。巻き速度やフォール速度の表示が不要なら、機能を絞った紅牙 X ICを選ぶ方が合います。

ダイワ 26 紅牙 IC 150|70cm/回転・130mmハンドル

深めの水深でも回収のテンポを落としたくない人に向く2026年専用モデルです。

専用2026モデル|70cm/回転・130mmハンドル
ダイワ 26 紅牙 IC 150
ダイワ 26 紅牙 IC 150

2026年のタイラバ専用ICモデル。150は70cm/回転で、130mmロングダブルハンドル、巻上速度・落下速度表示、デプスアラームを備えます。

向く人:深めのポイントで回収時間も短くしたい人。70cm/回転でも長いハンドルを使って一定速度を保ちたい人。タイラバ専用機を長く使いたい人。

注意点:低速を作るときは54〜58cm/回転のモデルよりハンドル回転をゆっくり保つ必要があります。低速主体なら150Pも別バリエーションとして検討できます。

シマノ 23 エンゲツ プレミアム 150PG|58cm/回転・巻き質重視

エンゲツCTと近い低速条件を保ちつつ、巻きの滑らかさや剛性感まで重視したい人向けの上位モデルです。

専用上位|58cm/回転・巻き質重視
シマノ 23 エンゲツ プレミアム 150PG
シマノ 23 エンゲツ プレミアム 150PG

低速寄りの58cm/回転とPE0.8号400mの糸巻量に、NEWフォールレバー、巻上距離アラーム、マイクロモジュールギア、X-SHIPなどを組み合わせた上位機です。

向く人:低速の等速巻きを中心に、巻きの滑らかさやボディの剛性感にも予算をかけたい人。フォール速度まで変えて釣りを組み立てたい人。

注意点:エンゲツCT 150PGと巻き取り長・糸巻量が近いため、上位の巻き心地や機構に価値を感じるかが選択点です。

シマノ バルケッタ BB 150DH-PG RIGHT|58cm/回転

タイラバだけでなく、比較的太いPEを使う船釣りにも同じリールを回したい人向けです。

汎用入門|58cm/回転
シマノ バルケッタ BB 150DH-PG RIGHT
シマノ バルケッタ BB 150DH-PG RIGHT

カウンター付き船用リールの入門モデルで、150DH-PGは58cm/回転です。タイラバだけでなく複数の船釣りに1台を使いたい人は、専用機よりもこのような船汎用モデルを選ぶと使い回しやすくなります。

向く人:タイラバ専用に限定せず、比較的太めのPEを使う船釣りにも1台を回したい人。58cm/回転でゆっくり巻く感覚を作りたい人。

注意点:公式の糸巻量表はPE1.5号200m・2号150mです。船宿がPE0.8〜1号を指定するタイラバでは、指定糸の設定方法と必要量を購入前に確認してください。

シマノ バルケッタ プレミアム 150DH|69cm/回転・フォール管理

タイラバを含む船釣りで、カウンターとフォール操作を上位機で使いたい人に向きます。

汎用上位|69cm/回転・フォール管理
シマノ バルケッタ プレミアム 150DH
シマノ バルケッタ プレミアム 150DH

69cm/回転、PE0.8号400m・1号330mの余裕ある容量に、カウンター、フォールレバー、HAGANEボディなどを備える船用上位モデルです。

向く人:タイラバ以外の船釣りにも使いながら、水深・巻き速度・フォール速度を細かく管理したい人。専用ブランドに限定せず上位機能を重視する人。

注意点:タイラバ専用設計ではありません。タイラバだけに使うなら、同価格帯の専用機と巻き取り長・ハンドル・機能を比較して決めます。

ダイワ 26 ティエラ IC 150-DH|70cm/回転・130mmハンドル

タイラバ・イカメタル・ライトジギングを1台で回し、長いハンドルとライン容量も重視する人向けです。

汎用2026モデル|70cm/回転・130mmハンドル
ダイワ 26 ティエラ IC 150-DH
ダイワ 26 ティエラ IC 150-DH

2026年モデルの船汎用ICリール。150-DHは70cm/回転、PE1号400m・2号200m、130mmダブルハンドルで、タイラバ・イカメタル・ライトジギングなどへ広げられます。

向く人:タイラバを軸にしつつ、イカメタルやライトジギングなど他の船ルアー釣りにも1台を使いたい人。長いハンドルと多めの糸巻量を重視する人。

注意点:タイラバ専用機ではないため、専用ブランドの操作思想や機能を優先したい場合は紅牙ICやエンゲツCTを先に比較します。

購入前は右巻き・左巻きとライン設定を確認する

同じシリーズでも右巻き・左巻き、PG・HGなど複数の品番があります。通販では商品ページの代表画像だけで判断せず、選択中の品番とハンドル方向を最後に確認してください。シマノでは150が右、151が左という展開があるシリーズもあります。

カウンター付きリールは、巻いたPEラインに合わせて糸巻き設定や学習が必要な機種があります。設定が合っていないと表示水深に誤差が出るため、ラインを巻き替えたときは取扱説明書どおりに設定します。

よくある質問

タイラバはカウンター付きリールが必須ですか?

必須ではありません。ただ、初心者が船長の指示レンジを通したり、アタリが出た高さを再現したりするならカウンター付きが役立ちます。浅場で底から数mだけ巻く釣りを繰り返す場合は、カウンターなしでも成立します。

PGとHGなら初心者はどちらがいいですか?

低速を一定に保ちやすくしたいなら、54〜58cm/回転前後のモデルを選びます。深場から素早く回収したい、または速めの巻きも使いたいなら、69〜70cm/回転前後のモデルを選びます。PG・HGの記号だけで決めず、実際の巻き取り長を確認してください。

タイラバ専用リールと船用の汎用リールはどちらがいいですか?

タイラバだけに使うなら専用機を選び、イカメタルやライトジギングなどにも1台を使うなら船汎用機を選びます。兼用する場合は、巻き替えやライン不足を避けるため、兼用先で最も太いPE号数と最も長い必要量を両方巻けるモデルを選んでください。たとえば、タイラバでPE0.8号200m、別の船釣りでPE1.5号200mを使うなら、PE1.5号200m以上を巻けるリールを選びます。これなら太いPEを使う釣りでライン不足にならず、タイラバではPE0.8号200mを巻いて使えます。

タイラバ用リールは「ライン容量→巻き取り長→機能」の順で決めよう

最初の1台は、船宿指定のPEラインを必要量巻けることを最優先にします。次に54〜58cm/回転の低速寄りか、69〜70cm/回転の回収も速いタイプかを選び、カウンターの速度表示やフォール機能が必要かを決めます。

タイラバだけに使うなら紅牙・エンゲツの専用機、ほかの船釣りにも使うならバルケッタ・ティエラまで広げると、自分の釣行予定に合う1台を選べます。ロッド・ライン・タイラバパーツまで一式を確認する場合は、タイラバに必要な道具完全ガイドも参考にしてください。

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