魚にごまの粒を残すならいりごま、たれへ細かな粒を混ぜるならすりごま、なめらかなごまだれにはねりごまが合います。すりごまは、いりごまを自分でする手間を省ける形です。まず食感と作る料理を決め、その後に白・黒・金の色や焙煎、使い切れる袋数を比べると選びやすくなります。
この記事では、粒の残り方と容器の扱い方を比べ、魚の和え衣、ごま衣焼き、蒸し魚のたれに合うごまを紹介します。ねりごまを少しずつのばす手順や、開封後の扱いも解説します。
ごまは、粒を残すか・たれへ混ぜるかで選ぶ
いりごまは粒の食感、すりごまは細かな粒と香り、ねりごまはペーストのなめらかさが料理に加わります。同じ料理でも組み合わせられます。たとえば、すりごまを混ぜたたれで魚を和え、仕上げにいりごまを少し散らすと、和え衣と粒の食感を両方楽しめます。

すりごま|すり鉢を使わず、和え衣を作る
ごまを魚の表面へ絡ませる和え物には、すりごまを先に調味料へ混ぜます。粒の粗さも食感の違いになります。カタギの直火焙煎は粗ずり、九鬼の二度焙煎は半ずりで、どちらも粒が残るタイプ。粒を感じないたれにしたいときは、後述のねりごまを比べます。
| 商品 | 形と特徴 | 掲載する販売単位 |
|---|---|---|
| カタギ 直火焙煎すり胡麻 白 | 粗ずり・直火焙煎 | 55g・1袋 |
| カタギ 有機すりごま 白 | 有機JAS・白すりごま | 60g×5袋 |
| 九鬼 二度焙煎すりごま 金 | 金ごま・半ずり・二度焙煎 | 70g×10袋 |

直火焙煎した白ごまを粗ずりにした55gの単袋です。細かな粒だけにならないため、魚や野菜に絡めたときにもごまの歯触りを残せます。
魚のごま和えをときどき作る人や、一袋から粗ずりを試したい人に向きます。すでにすってあるので、すり鉢を用意せず醤油などへ混ぜられます。
調味料を先に混ぜ、最後に魚を加えると、柔らかい身を何度も混ぜずに仕上げられます。
いりごま|仕上げの粒と、ごま衣に使う
丼や茶漬けには、いりごまをそのまま散らして粒の食感を加えられます。使う分の一部をすれば香りが立ち、たれにも混ぜられます。粒のままと、すった状態を使い分けたい人は、いりごまとすり鉢の組み合わせも考えられます。
白は淡い色の魚やご飯になじみ、黒は粒を見せるアクセントになります。白と黒を混ぜて衣にする使い方もできます。香りの好みは色だけで決めず、実際に料理へ少量ずつ加えて確かめてください。
| 商品 | 形と特徴 | 掲載する販売単位 |
|---|---|---|
| カタギ 有機いりごま 白・単袋 | 白い粒・有機JAS | 70g・1袋 |
| カタギ 有機いりごま 白・5袋 | 上と同じ製品 | 70g×5袋 |
| カタギ 有機いりごま 黒 | 黒い粒・有機JAS | 70g×5袋 |
魚にごま衣を付けて焼くとき
いりごまは、仕上げに散らすほか、切り身の表面へまぶして焼く衣にも使えます。魚の水気を押さえてレシピどおりに下味を付け、ごまを軽く押さえて付けます。下味にみりんなどを使う場合も、漬ける間は冷蔵します。

焼くときは強火で一気に色を付けず、弱めの中火などレシピの火加減で様子を見ます。ごまの表面が色づいても、厚い切り身の中心まで火が通ったとは限りません。魚の厚さに合わせて加熱し、身まで十分に火を通します。
ねりごま|なめらかなごまだれを作る
蒸し魚へかけるソースや魚しゃぶのつけだれには、ペースト状のねりごまを液体でのばします。掲載する2品は、ごまを原料にしたペーストです。甘みや塩味は調味料で足せるため、魚や付け合わせに合わせて味を調整できます。
| 商品 | 形と特徴 | 掲載する販売単位 |
|---|---|---|
| 真誠 純おいしいねりごま白 | 分離時に袋を揉める | 110g・パウチ |
| マルホン 純ねり胡麻 白 | 皮むきごまのペースト | 450g・ガラス瓶 |
分離を混ぜてから、少しずつのばす
油分と固形分が分かれていたら、瓶は底から混ぜ、真誠のパウチは容器ごと揉んで均一にします。その後、使う分だけ器へ出し、だしや調味料を少量ずつ混ぜます。液体を一度に注ぐより、ペーストの塊をほぐしながら濃さを合わせられます。

魚へかけやすい濃さになったら、少量を味見して調整します。塩味と色を付ける醤油の種類も仕上がりに関わります。魚に触れたたれやスプーンは、元のねりごまの容器へ戻さないようにします。
開封したごまの扱いと、生魚に使うときの注意
すりごま・いりごまは使う分だけ取り出し、袋をしっかり閉じます。ねりごまは清潔で乾いた器具で取り分けます。保存温度は届いた製品の表示に従い、開封後は早めに使ってください。複数袋は順に開け、未開封の袋も表示期限内に使えるように保管します。
ごまアレルギーのある人には使いません。生魚をごまで和える料理は、生食に適した魚を使って冷蔵管理します。醤油やごまだれで和えてもアニサキス対策にはならず、熱いだしをかけるだけでも十分な加熱にはなりません。生食の条件を確保できない魚は、十分加熱した切り身やほぐし身で楽しんでください。
まとめ|欲しい食感と、省きたい手間から決める
粒をそのまま散らせるいりごま、する工程を省けるすりごま、液体でのばしてなめらかに仕上がるねりごま。それぞれの形が、使う場面と手間の違いにつながります。同じ形の中では、粗ずり・半ずりの粒感や容器の扱い方を比べ、単袋か複数袋かは使う頻度に合わせて決めましょう。








