投げ釣り用の天秤は、「仕掛けを引いて魚を探すのか」「置き竿で食わせるのか」「回収時に底から浮かせたいのか」を先に決めると、必要な形が見えてきます。
堤防のちょい投げでキス・ハゼを探るなら、まずはオモリ一体型やL型など、仕掛けをまとめやすいタイプが候補です。手前に海藻や段差があり、回収でオモリを底から離したいならジェット天秤。カレイなどを置き竿で待ち、魚がエサをくわえたときのオモリの抵抗を減らしたいなら遊動式を検討します。
重さは魚の大きさではなく、竿が扱える範囲と、底を取れるかで決めます。1号は約3.75g。ちょい投げでは3〜10号前後、本格的な投げ釣りでは15〜30号前後を使う場面がありますが、数字はあくまで目安で、竿の表示が最優先です。
最初に見る4パターン
- 堤防で近〜中距離を探る:軽い一体型・L型。竿に合わせて3〜10号前後から
- 仕掛けを引きながらキスを探る:L型・立つ天秤・ジェットなど、投げやすさと底の感触を重視
- 置き竿で食い込みを待つ:遊動式。魚が動いたときにオモリの抵抗を伝えにくい構造を選ぶ
- 手前の海藻・段差を越えて回収したい:ジェット天秤。巻き始めの浮き上がりを利用する
ちょい投げの釣り方そのものは初心者向けちょい投げ釣り完全ガイド、15〜30号前後も使う本格的な投げ釣りは初心者向け投げ釣り完全ガイドで、投入からアタリ後まで確認できます。
天秤は「仕掛けを絡ませにくくし、オモリと針を離す」ための道具
投げ釣りでは、重いオモリと細いハリス・針仕掛けを一緒に投げます。両方を同じ位置へ直結すると、キャスト中や着水時にハリスが道糸やオモリへ巻き付きやすくなります。
そこで金属アームのある天秤を入れ、道糸・オモリ・針仕掛けの位置をずらします。 天秤の形や可動部分が変わると、飛行姿勢、海底での安定、アタリの伝わり方、魚がエサを引いたときの抵抗、回収時の浮き上がり方も変わります。
そのため、天秤は「何号を買うか」だけでは決まりません。先に釣り方と海底の状態、次に固定・遊動などの構造、最後に竿へ合う号数を見る順番がおすすめです。
種類の違い|L型・遊動・ジェット・自立型をどう使い分ける?
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| タイプ | 仕掛けの動き | 向く釣り方 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| L型・片天秤 | アームで道糸と仕掛けを離す。オモリ別体の製品も多い | キスの引き釣り、ちょい投げ、重さを現場で替えたい釣り | 構造がシンプルで、別体ならオモリだけ交換できる | 天秤のみの商品は別売りオモリが必要 |
| 遊動天秤 | 魚が引いたときにライン・接続部が動き、オモリの抵抗を伝えにくくする | カレイなどの置き竿、食い込みを待ちたい場面 | 魚がエサを動かした直後の抵抗を減らせる | ラインの通し方が製品ごとに違い、固定式より仕掛け絡みに注意が必要な場合がある |
| ジェット天秤 | 翼が巻き上げ時に水を受け、オモリを底から浮かせる方向に働く | キス・ハゼのちょい投げ、手前に海藻・段差がある投げ釣り | 回収時に底を引きずる距離を短くしやすい | 巻かなければ浮き上がらない。ジェットでも固定・半遊動・全遊動など構造差がある |
| 自立型・一体型 | オモリと天秤が一体で、海底で仕掛けを持ち上げる形を取る製品がある | 初心者のちょい投げ、キス・ハゼを底で探る釣り | 別オモリを組む必要がなく、接続箇所を減らせる | 重さを変えるときは天秤ごと交換する |
L型・片天秤|オモリを交換しながら使いたい人に向く
L字状のアームで、道糸側と針仕掛け側を離すタイプです。オモリを別に付ける製品なら、天秤を残したまま5号から7号、20号から25号というように、当日の風・潮・水深へ合わせて重さだけ変更できます。
仕掛けを引きながらキスを探る場合は、飛行中の仕掛けをまとめやすく、底の変化やアタリを感じながら操作するタイプが候補になります。オモリ別体を選ぶときは、天秤の価格だけでなくオモリも必要と覚えておきましょう。
遊動天秤|置き竿で魚にオモリの重さを感じさせにくい
「遊動」は、魚がエサをくわえてラインを引いたときに、天秤や接続部が動ける構造です。完全に固定された仕掛けより、魚が最初からオモリ全体を強く動かす必要がなく、食い込みを待つ釣りで使われます。
カレイなどを置き竿で狙う場合や、アタリはあるのにすぐエサを離す場面で候補になります。一方、仕掛けをテンポよく引き続けるキス釣りでは、固定・半遊動系を使う人も多く、遊動式が常に上という関係ではありません。
ジェット天秤|根掛かりを「防ぐ」のではなく回収時の底離れを助ける
ジェット天秤にはオモリ部分に翼があり、リールを巻くと水を受けて浮き上がる方向に働きます。沖から岸へ浅くなる場所や、手前に海藻・捨て石がある場所では、巻き始めに底から離すことで回収時の引っ掛かりを減らしやすくなります。
ただし、針が岩の隙間へ入った、ハリスが海藻へ巻き付いた、オモリが根へ挟まった状態まで自動で外す道具ではありません。着底後にどこを通すか、回収をいつ始めるかも根掛かり対策の一部です。
「ジェット=固定式」と決めない|同じ名前でも遊動構造が違う
ジェット天秤は翼のある形を示す言葉として使われますが、ラインの動き方は製品ごとに同じではありません。標準ジェットの中には半遊動として扱われる製品があり、別シリーズには全遊動ジェットもあります。
購入時は商品名だけで「固定式」「遊動式」と判断せず、道糸をどこへ接続・通すのか、魚が引いたときにオモリとラインがどう動くかを接続図で確認してください。
固定・半遊動・全遊動の違い|アタリの伝わり方と食い込みで選ぶ
初心者には、この3つの言葉が一番ややこしい部分です。違いは「魚がエサを引いたとき、天秤やオモリに対してラインがどれだけ自由に動けるか」です。
| 構造 | 魚が引いたとき | 向く使い方 | 初心者が確認する点 |
|---|---|---|---|
| 固定 | 仕掛けの力が天秤・オモリへ伝わりやすい | 仕掛けを引いて探る、投げ姿勢をまとめたい | 仕掛けが絡むなら針数・全長・投げ方も見直す |
| 半遊動 | 一部の可動域があり、完全固定より動きを逃がせる | 操作性と食い込みの中間を取りたい | 「どこが動くか」は製品ごとに接続図を見る |
| 全遊動 | ラインがより自由に動き、魚へオモリの抵抗を伝えにくい | 置き竿、食い込みを待つカレイ・大物狙い | 通し方を間違えると遊動しないため、組んだ後に手で動きを確認 |
オモリ一体型と別体型|最初は一体型、調整幅なら別体型
一体型は天秤とオモリが最初から一つになっています。接続箇所が少なく、ちょい投げを始めたばかりでも仕掛けを組みやすいのが利点です。ジェット天秤や立つ天秤の多くがこの考え方です。
別体型は天秤のスナップへナス型などのオモリを追加します。天秤本体を残し、潮が速くなったら重いオモリ、浅く穏やかなら軽いオモリへ交換できます。釣り場ごとに条件が変わる人には便利ですが、天秤とオモリを別々にそろえる必要があります。
初めてなら:天秤・オモリ・針仕掛けがまとまった完成仕掛けか、一体型天秤から始めると接続ミスを減らせます。仕組みが分かってから別体型へ移ると、号数変更や仕掛け交換の自由度を生かせます。ちょい投げ仕掛け全体の組み方はちょい投げ仕掛けの選び方で確認できます。
号数の選び方|1号は約3.75g、竿の範囲内で底が取れる重さにする
天秤・オモリの号数は重さの単位です。1号は約3.75gなので、10号は約37.5g、20号は約75g、30号は約112.5gです。
選ぶ順番は、①竿の対応範囲 → ②底を確認できるか → ③風・潮・必要な距離です。軽すぎて底が分からない、潮で大きく流される場合は、竿の範囲内で一段重くします。逆に、底が十分取れるなら必要以上に重くする理由はありません。
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| 号数 | 約重量 | 使う場面の例 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 3号 | 約11.3g | 港内・浅場の軽いちょい投げ | 軽い竿でも底が確認できる条件か |
| 5号 | 約18.8g | 穏やかな堤防・河口のちょい投げ | 竿の対応重量、風・潮 |
| 7号 | 約26.3g | 少し距離を出すちょい投げ | ルアーロッド流用時は仕掛け全体の重量も考える |
| 10号 | 約37.5g | 水深・流れがあり軽いオモリでは底が取りにくい場面 | 軽量ロッドでは上限超過に注意 |
| 15号 | 約56.3g | 投げ竿を使う近〜中距離の投げ釣り | 投げ竿のオモリ負荷 |
| 20号 | 約75g | サーフ・広い堤防の投げ釣り | 力糸・接続金具まで含めた投げ専用構成 |
| 25号 | 約93.8g | 本格的な投げ釣り・遠投 | 専用竿・力糸・安全なキャストスペース |
| 30号 | 約112.5g | 30号を扱える専用投げ竿での遠投 | 竿・ライン・力糸・キャスト方向をすべて確認 |
ルアーロッドの「最大40g」と10号37.5gは同じ意味ではない
ちょい投げではエギングロッドやシーバスロッドを流用することがありますが、ルアー重量の上限値だけを見て天秤号数を決めないでください。天秤・針仕掛け・エサを合わせると総重量が増え、投げ方によって竿へ掛かる負荷も変わります。
ルアーロッドを使う場合は、その竿がエサ釣りの仕掛けを投げる用途まで想定しているかを確認し、上限いっぱいを強く振り抜く使い方は避けます。竿から選び直す場合はちょい投げ・万能ロッドの選び方で、長さと対応重量を確認できます。
20〜30号を遠投するなら力糸まで一緒に考える
本格的な投げ釣りでは、細い道糸の先へ太い力糸を入れ、キャスト時の大きな負荷を受けます。20〜30号前後の重い天秤を投げる場合は、天秤だけ買って終わりではありません。
道糸・力糸・結び目・スナップ・竿の適合オモリを一式で確認します。PE号数と力糸の組み合わせは投げ釣り用PEライン・力糸の選び方で詳しく解説しています。
海底と釣り方で変える|結局どの天秤を使えばいい?
| 状況 | 最初の候補 | 理由 | 反応が悪いときの変更 |
|---|---|---|---|
| 砂底でキスを引いて探る | L型・立つ天秤・ジェット | キャスト後に底を感じながら動かしやすい | アタリはあるが食い込まないなら、半遊動・遊動も試す |
| カレイを置き竿で待つ | 遊動・全遊動 | 魚がエサを動かした直後のオモリ抵抗を抑えやすい | 潮で動きすぎるなら号数・オモリ形状も見直す |
| 手前に海藻・段差がある | ジェット | 巻き上げで底から離す方向に働く | 毎回掛かる場所は通さず、投入位置・回収開始位置を変える |
| 風・潮が変わりやすい | オモリ別体L型・遊動 | 天秤を残してオモリだけ交換できる | 底が分からなければ一段重く、止まりすぎるなら軽くする |
| 投げるたび仕掛けが絡む | 固定・一体型寄り | 可動部を減らして仕掛けをまとめやすい | 天秤だけでなく針数・仕掛け全長・垂らし・投げ方も短く整える |
天秤は仕掛け全体の一部です。キス・カレイ・マダイで針数やハリスまで含めて組み直す場合は、投げ釣り仕掛けの選び方で対象魚別の構成まで確認できます。
投げ釣り用天秤おすすめ7選を比較
ここでは順位を付けず、「どんな条件でその商品を選ぶ理由があるか」で7商品を分けます。同じメーカーの商品が複数ありますが、3号の軽量ジェット、30号の標準ジェット、20号の全遊動ジェットで役割が異なるため、用途を分けて掲載しています。
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| 商品 | 構造・サイズ | オモリ | 向く使い方 | 購入前の注意 |
|---|---|---|---|---|
| ハヤブサ P174 | 立つ天秤・10号 | 一体 | ちょい投げで底を探る | 10号は約37.5g。軽い竿では重い |
| ささめ針 P-422 | L型・12cm | 別売り | オモリ号数を交換する投げ釣り | 天秤だけでは使えない |
| オルルド L字天秤 | 遊動L字・8/12/18cm | 別売り | 遊動式を複数本そろえる | サイズと通し方を確認 |
| CHASO 遊動天秤 | 遊動・14/22/28cm | 別売り | 置き竿・長めの遊動天秤・予備 | 10/20本の大容量。レビューは少なめ |
| 富士工業 2JO-SS | ミニミニジェット・3号 | 一体 | 軽いちょい投げ・近距離 | 潮・水深次第では軽すぎる |
| 富士工業 2JO | 標準ジェット・30号 | 一体 | 専用投げ竿で遠投・回収 | 約112.5g。投げ専用構成が前提 |
| 富士工業 2UJO | 全遊動ジェット・20号 | 一体 | 置き竿+回収時の浮き上がり | ラインの通し方向を確認 |
ちょい投げで針仕掛けだけ交換したい|ハヤブサ P174 10号
オモリを替えながら投げ釣りを組みたい|ささめ針 P-422 12cm
遊動L字を10本まとめて用意する|オルルド釣具 L字天秤

8×8cm・12×12cm・18×18cmから選べる遊動式L字天秤の10本セットです。フックドスナップがあり、天秤を外さずオモリだけ交換しやすい構成です。
向く人:置き竿を含む投げ釣りで遊動式を試し、根掛かりや変形に備えて予備もまとめて持ちたい人。
注意点:遊動式はラインの通し方を間違えると狙った動きになりません。購入したサイズの接続方法を確認してから組みます。
14〜28cmから遊動天秤を選ぶ|CHASO 遊動天秤

14・22・28cmから選べる遊動天秤で、10本または20本の大容量構成があります。スナップ側でオモリを交換でき、置き竿や投げ釣りで遊動仕掛けを複数準備したいときに候補になります。
向く人:長めの遊動天秤も含めてサイズを選び、消耗や予備を考えて複数本をまとめて用意したい人。
注意点:レビュー数は多くありません。価格だけで決めず、使う仕掛けの長さ・接続方法・必要なオモリまで確認してください。
軽いちょい投げで回収時に浮かせたい|富士工業 2JO-SS 3号
30号対応の投げ竿で使う定番ジェット|富士工業 2JO 30号
全遊動+ジェットの浮き上がり|富士工業 2UJO 20号
初心者が最初に買うなら、釣り方ごとに1〜2種類で十分
天秤は全種類を一度にそろえる必要はありません。最初は、自分の釣り方で役割が違うものを1〜2種類持つと、違いを実感しやすくなります。
- 堤防のちょい投げ:竿に合う3〜7号前後の一体型・小型ジェット。水深や潮で必要なら10号まで
- キスの引き釣り:L型や立つ天秤を基準にし、手前の障害物が気になる釣り場ではジェットも用意
- カレイの置き竿:遊動式を1つ用意し、魚が引いたときの抵抗を減らす
- 本格的なサーフ投げ釣り:投げ竿の適合範囲に合う15〜30号前後。重い号数を使うなら力糸まで合わせる
初めて天秤式の仕掛けを組む人は、天秤だけでなく針仕掛けの長さ・針数も一緒に確認してください。天秤が合っていても、長すぎる多針仕掛けを狭い堤防で扱えば、絡みや針掛かりの原因になります。
天秤を替える前に確認したい4つのトラブル
投げるたびに仕掛けが絡む
固定・一体型寄りの天秤へ替えるのは一つの方法ですが、原因が仕掛けの長さや投げ方にある場合、天秤だけ替えても改善しません。初心者は1〜2本針の短い仕掛けへ戻し、キャスト前に針仕掛けが一直線に伸びているか確認します。
底が分からず、仕掛けが流される
竿の範囲内でオモリを一段重くします。別体型ならオモリだけ交換できます。一体型なら号数違いの天秤へ交換します。重くしても底が取れないほど潮が速い場合は、無理に続けず釣り場や投入位置を変える判断も必要です。
回収のたびに手前で根掛かりする
ジェット天秤へ替え、巻き始めで底から離す方法があります。同時に、根掛かりする距離を覚え、その手前では竿を少し立ててテンポよく回収します。毎回同じ岩・海藻帯へ掛かるなら、そこを横切らない投入方向へ変えます。
アタリは出るのに食い込まない
置き竿では遊動式を試す余地があります。ただし、針が大きい、エサが長すぎる、ハリスが傷んでいる場合も掛からない原因になります。天秤だけを原因と決めず、針・エサ・ハリスも一つずつ確認します。
使用後は真水で洗い、アーム・スナップ・翼の変形を確認する
天秤は海水と砂へ直接触れるため、釣行後は真水で塩分と砂を流し、水分を拭いて乾かします。特にオモリ別体のスナップ、遊動部、ジェット天秤の可動アームには砂が入りやすいため、動きが重くなっていないか確認します。
金属アームが軽く曲がった程度なら形を確認できますが、鋭く折れ曲がった、同じ場所を何度も曲げ戻した、スナップが開く、ラインアイが変形した場合は交換します。キャスト時に破損すると重いオモリが意図しない方向へ飛ぶため、投げる前の点検を優先してください。
よくある質問
ジェット天秤とL型天秤は、初心者にはどちらがいい?
最初のちょい投げなら、オモリ一体型の小型ジェットや立つ天秤は接続箇所が少なく始めやすいです。オモリ号数を現場で細かく替えたいなら、別体型L字天秤が便利です。どちらも竿の対応重量へ合わせることが先です。
キスの引き釣りは固定式と遊動式のどちら?
まず固定・半遊動系やL型など、仕掛けを引きながら操作しやすい天秤から始める方法があります。アタリはあるのに食い込みが悪い、置いて待つ時間を長くする場合は遊動式も候補です。
カレイの置き竿にはどの天秤?
遊動式が有力です。魚がエサをくわえて動いたときにオモリの抵抗を伝えにくくできます。潮が速い場所では、遊動かどうかに加えて、底でオモリが安定する重さ・形も確認します。
ジェット天秤なら根掛かりしない?
根掛かりをゼロにはできません。翼は巻き上げ時の浮き上がりを助けますが、針やハリスが根・海藻へ掛かれば回収できないことがあります。根掛かりが続く場所では、天秤変更だけでなく投入方向と回収経路を変えます。
3号・5号・10号・20号・30号のどれを買えばいい?
竿の対応重量が最初の基準です。その範囲内で、底を確認できる重さを使います。港内の軽いちょい投げなら3〜7号前後から試し、水深・潮で必要なら10号へ。本格投げ釣りは15〜30号前後が使われますが、投げ竿・力糸を含む専用構成が前提です。
普通のL字天秤を買えば、オモリなしで使える?
商品によります。P-422や今回紹介した遊動L字天秤のように、オモリを別に付ける製品は天秤だけでは使えません。一方、P174やジェット天秤のようにオモリと一体になった製品もあります。購入時は「オモリ付き」か「天秤のみ」かを確認してください。
ジェット天秤の向きは全部同じ?
同じとは限りません。標準ジェットと全遊動ジェットではラインの通し方が異なります。リングの大小や可動部を見た目だけで判断せず、パッケージの接続図どおりに組み、投げる前に手で仕掛けの動きを確認してください。
まとめ|「釣り方 → 構造 → 号数」の順で選ぶ
投げ釣り用天秤は、最初に釣り方を決めます。仕掛けを引いて探るならL型・立つ天秤・ジェット、置き竿で食い込みを待つなら遊動式、回収時の底離れを重視するならジェットが候補です。
次に、一体型かオモリ別体か、固定・半遊動・全遊動のどれかを確認します。最後に竿の適合範囲内で、底が取れる号数を選びます。
天秤だけで釣果やトラブルが決まるわけではありません。仕掛けが絡むなら針数・全長・投げ方、食い込まないなら針・エサ・遊動構造、根掛かりなら投入方向・回収経路まで順番に確認してください。この順で見直すと、天秤を買い替えるべき場面と、仕掛け全体を直すべき場面を分けられます。





