はじめに🐟
釣ったアジは、何よりも鮮度が命✨ その鮮度を最大限に活かす方法のひとつが「干物」です。干物は水分を適度に抜くことで、旨味をギュッと凝縮し、日持ちも良くなるため、釣り人にとっては非常に魅力的な保存食です。特に釣ったその日に作る干物は、市販品とは一線を画す美味しさを誇ります。
本記事では、釣ったアジを使って干物を作る完全ガイドとして、下処理の基本から塩水の作り方、干し方のバリエーション、保存方法、美味しい焼き方までを詳しく解説します。初めての方でも失敗しないように、丁寧なステップで説明しますので、ぜひ挑戦してみてください。
アジの干物の魅力💡
- 釣りたての脂と旨味を閉じ込められる
- 保存期間が延びる(冷凍で1ヶ月以上)
- 焼くだけで立派なおかずになる
- お酒にもご飯にも合う万能おかず
特に脂の乗ったアジは干すことで香りが立ち、ご飯が何杯でも進む味わいになります。
材料と道具🛠
材料(5〜10尾分)
- 釣ったアジ … 5〜10尾
- 塩 … 水1Lに対して約30g(3%濃度)
- 水 … 塩水用
- 氷水 … 下処理後の冷却用
道具
- 出刃包丁または三徳包丁
- 魚専用まな板
- ボウルやバット
- 干し網(物干しネットでも可)
- キッチンペーパー
下処理の流れ🔪
- ウロコ取り アジは比較的ウロコが少ないですが、背中側には薄いウロコが残っています。包丁の背やウロコ取りで優しく取り除きます。
- 頭を落とす エラの後ろに包丁を入れ、頭を切り落とします。
- 内臓を取る 腹を開いて内臓を取り出し、血合いを流水で丁寧に洗い流します。
- 開きにする 背開きまたは腹開きはお好みで。干物らしい見た目を重視するなら背開きがおすすめです。
- 血合い除去 血合いをしっかり取り除くことで、生臭さが大幅に減ります。
塩水漬け🧂
干物作りにおける大事な工程が塩水漬けです。塩水の濃度は3%が基本。水1Lに対して塩30gを完全に溶かします。
漬け時間の目安
- 小型アジ(15cm以下) … 約20分
- 中型アジ(20cm前後) … 約30分
- 大型アジ(25cm以上) … 約40分
長く漬けすぎると塩辛くなるため、時間は守りましょう。塩水漬けは臭み抜き・身の引き締め・下味付けの3つの効果があります。
干す前の準備💧
- 塩水から取り出したアジを氷水でサッと洗い、表面の塩分を軽く落とします。
- キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。ここで水分を残すと、干し上がりがベタつく原因になります。
干し方の種類☀️
① 天日干し
晴れた日の午前中に干し始め、風通しの良い場所で約5〜6時間。直射日光と風の両方が当たる場所が理想です。
② 室内干し(扇風機・除湿機)
天候に左右されない方法。扇風機や除湿機を併用すると半日ほどで完成します。匂いがこもらないよう換気を忘れずに。
③ 冷蔵庫干し
低温でじっくり乾かす方法。冷蔵庫内の風で1〜2日かけて仕上げます。味が濃くなり、日持ちも長め。
干し加減の目安🔍
- 半干し … 4〜5時間。しっとり感を残し、焼くとふっくら。
- 全干し … 8時間以上。保存性が高まり、香ばしさが増す。
保存方法🧊
- 冷蔵 … 3日程度
- 冷凍 … 1ヶ月程度(ラップ+ジッパーバッグで空気を抜く)
冷凍する場合は1枚ずつ包むと、使う分だけ取り出せて便利です。
美味しい焼き方🔥
- 中火で皮目から焼く(片面4〜5分)
- 裏返してさらに3〜4分焼く
- 炭火を使うと香ばしさUP
焦げやすいので、弱めの中火でじっくり火を通しましょう。
失敗しないコツ🌟
- 釣った直後に氷締めして鮮度を保つ
- 下処理はできるだけ早く行う
- 塩水の濃度と時間を守る
- 干すときは風通しを重視
まとめ
釣ったアジで作る干物は、市販では味わえない香り・旨味・食感を持っています。
大漁の日や脂の乗った季節にぜひ挑戦してみてください。作り置きしておけば、いつでも贅沢な一品が楽しめます。
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