FGノット補助ツールは、自分が止まりやすい工程に合わせて選ぶのが基本です。編み込み中にPEラインの張りが抜けてやり直すことが多いなら、最初の1台はPEとリーダーを固定できる第一精工 ノットアシスト2.0が候補になります。FGノット自体は組めていて、最後の締め込みだけを確実に行いたいなら、締め具タイプのほうが目的に合います。
4商品の違いは、編み込み保持、携帯しやすいテンション保持、FG作成から締め込みまでの一体化、強い締め込みとラインブレーカー兼用です。この記事では、PEとリーダーを結ぶときにどの作業を補助したいかから商品を絞り、対応ライン・携帯方法・締め込み用途まで確認します。
最初に「どこで失敗するか」でタイプを決める
FGノットでは、PEラインに張りを保ったままリーダーへ編み込み、仮止め後に結束部を締め込みます。補助ツールごとに担当する工程が違うため、商品名だけで選ぶと「欲しかった作業を補助しない」というズレが起こります。
- 編み込み中にPEが緩む:PEとリーダーを固定する複数アーム型。
- 釣り場でPEを張る支点が欲しい:ベストやバッグへ固定するスティック型。
- 作成補助と締め込みを1個にまとめたい:FGノッター+締め具の一体型。
- FGは手で組めるが最後の締め込みが弱い:2本に分けて引ける締め込みスティック。
PEラインの太さ自体が決まっていない場合は、先にPEラインの選び方を確認し、使う号数に対応するツールを選びます。
対応ラインと携帯方法を購入前に確認する
対応PE号数やリーダー強度がメーカーから公表されている製品は、その範囲内で選びます。第一精工 ノットアシスト2.0はPE0.3〜6号・リーダー3〜70lb、ダイワ ラインスティック125はPE4号までの締め込み・ライン切断に対応します。
昌栄 システム スティックとシマノ トルクノッターは、今回確認したメーカー製品ページで対応PE号数の数値を示していません。そのため、号数を推測して範囲を広げず、製品の用途とメーカーの使い方に沿って使用します。特に太いラインを強く締め込む場合は、締め具へ十分な回数を巻き付けてラインが滑らないことを確認します。
現場で結び直すことが多いなら、収納時の大きさやベストへの固定方法も重要です。複数アーム型は作業姿勢を作りやすい一方、スティック型は装着したまま移動しやすく、必要なときに取り出す動作を減らせます。
FGノット補助ツール・締め具4商品の違い
| 商品 | 主な役割 | 公表仕様の目安 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 第一精工 ノットアシスト2.0 | PE・リーダー保持とFG編み込み | PE0.3〜6号/リーダー3〜70lb/約50g | 編み込み中のテンション保持が苦手 |
| 昌栄 システム スティック | PEのテンション保持+締め込み | 約32g/ベスト・バッグへ固定 | 軽い道具を釣り場へ常時携帯したい |
| シマノ トルクノッター TH-301Z | 簡易FG+ハーフヒッチ+締め込み | 35×30×110mm/2分割スティック | 作成補助と締め込みを1個にまとめたい |
| ダイワ ラインスティック125 | ノット締め込み+ラインブレーカー | 90g/2.9×12.5cm/PE4号まで | FGは組めて、最後の締め込みを強く行いたい |
編み込み中のライン保持を補助するなら第一精工 ノットアシスト2.0
第一精工 ノットアシスト2.0は、複数のアームへPEラインとリーダーを固定し、PEの張りを保ちながらFGノットを編み込むタイプです。対応範囲はPE0.3〜6号、リーダー3〜70lb。カーボンブラックは約50gで、収納時は105×57×39mmです。
口や指でPEを保持し続ける必要がなく、両手を編み込み動作へ使えるのが役割です。FGノットを覚え始めた段階で「数回編むとPEが緩む」「ラインを保持する手と編み込む手の動きが混乱する」という場合に、作業を分けて練習できます。
軽いテンション保持具を釣り場へ携帯するなら昌栄 システム スティック
昌栄 システム スティックは約32g。ベストやバッグへ本体を固定し、PEラインへテンションを掛けた状態で両手をFGノットの編み込みに使うスティック型です。複数アームを広げる方式ではなく、釣り場でPEを張るための支点を作る考え方です。
編み込み後はラインを本体へ巻いて締め込みにも使えます。ライフジャケットへ付けたまま移動し、ラインブレイク後にその場でリーダーを結び直すことが多いショアのルアー釣りでは、道具をバッグから探す工程を減らせます。
ベストやバッグへ固定してPEへ張りを掛け、両手でFGノットを編み込むための支点を作るタイプです。編み込み後の締め込みにも使えます。
向く人:シーバスやショアジギングなど、現場でリーダーを結び直す機会があり、軽いツールを装着したまま移動したい人。
注意点:メーカー製品ページでは対応PE号数を数値で示していません。太さの上限を推測せず、ラインが滑らない巻き方とメーカーの使用方法に従います。
FG作成から締め込みまで1個にまとめるならシマノ トルクノッター
シマノ トルクノッター TH-301Zは、ラインストッパーでPEを仮留めしてテンションを掛ける簡易FGノッターと、2分割できる締め込みスティックを1つにまとめています。寸法は35×30×110mm。ハーフヒッチの補助や、スナップ・リングを結んだリーダーの締め込みにも使えます。
FG用の保持具と締め込み棒を別々に持ち歩きたくない人に合います。一方、第一精工の複数アーム式とはラインの保持方法が違うため、購入後は自宅でラインを通す位置と締め込み手順を確認してから釣り場へ持ち出します。
最後の締め込みと根掛かり時のライン切断を兼ねるならダイワ ラインスティック125
ダイワ ラインスティック125はFGノットの編み込みを補助する道具ではなく、完成したノットへテンションを掛けて締め込み、結束状態を確認するためのツールです。125は90g、2.9×12.5cmでPE4号まで対応します。
カラビナを外して2本のスティックへ分け、PEとリーダーをそれぞれ巻いて引きます。メーカーはラインをらせん状に6周以上巻き付けるよう案内しています。そのままラインブレーカーとしても使えるため、ショアジギングやオフショアで太めのラインを使い、結束後の締め込みまで確実に行いたい場合に役割があります。
FG用・MID用・PR用は作るノットで分ける
電動式やボビン式のノットツールもありますが、FGノット用とは限りません。Hapyson ジギング用ラインツイスター YH-718はMIDノットの巻き付け補助を目的とし、PE2〜10号とリーダー35〜170lbに対応します。シマノ ボビンワインダー ヘビータイプ TH-202NはPE1.5〜8号へ対応し、ドラグを掛けたボビンで摩擦系ノットを作る道具です。
FGノットを結びたいなら、電動・ボビンという機構の違いではなく、FGの編み込みを保持する道具か、FGを締め込む道具かを確認します。MIDやPR系を使う場合は、それぞれのノットに対応した専用ツールへ切り替えます。
ラインの太さと釣り場で使い分ける
エギング・シーバス・ショアジギング
現場でリーダーを結び直す可能性が高い釣りでは、携帯した状態からすぐ使えるかが重要です。FGの編み込みそのものが苦手ならノットアシスト2.0、編み方は覚えていてPEを張る支点だけ欲しいならシステム スティック、1個で締め込みまで済ませたいならトルクノッターという分け方ができます。
ショアジギングで使うPEとリーダーの組み合わせは、ショアジギング用PEライン・リーダーの選び方で確認できます。
オフショアジギング・大型青物
太いPEとリーダーを使う釣りでは、編み込みだけでなく仕上げの締め込みにも大きな力が必要です。FGを使うなら、編み込み補助に加えてラインスティック125のような締め具を用意すると、手へPEを直接巻いて引く必要がありません。
オフショアジギングのPE号数・リーダー強度は、オフショアジギング用PEライン・リーダーの選び方で確認してください。
補助ツールを使っても最後はノットの滑りを確認する
補助ツールはライン保持や締め込みを助けますが、編み込み回数や仮止め、仕上げまで自動で保証する道具ではありません。FGノットはPEを張ってリーダーへ交互に編み込み、仮止め後に締め込み、ハーフヒッチなどで仕上げます。
完成後はPEとリーダーを別方向へ引き、編み込み部がずれないか確認します。細いPEを素手へ巻いて強く引くと指を切るおそれがあるため、締め込み具を使うか、必要に応じてフィッシンググローブを着用します。
リーダーの素材や強度が決まっていない場合は、ショックリーダーの選び方を先に確認すると、フロロとナイロン、lb表記の違いを整理できます。
よくある質問
FGノット補助ツールがあれば必ず強く結べますか?
ツールが補助するのはライン保持や締め込みです。編み込みや仮止め、仕上げが不十分なら結束部は滑ることがあります。完成後にPEとリーダーを引いて、編み込み部が動かないことを確認してください。
初心者が最初に1個買うならどれですか?
編み込み中のPE保持が難しいなら、PE0.3〜6号・リーダー3〜70lbまで対応範囲が明記されている第一精工 ノットアシスト2.0が候補です。FGノットはすでに手で組める場合は、同じ製品を買うより締め具や携帯型へ目的を絞ります。
トルクノッターとラインスティック125の違いは何ですか?
トルクノッターは簡易FGノッター、ハーフヒッチ補助、締め込みを1個にまとめた製品です。ラインスティック125は編み込み機能を持たず、完成したノットの締め込みとラインブレーカー用途を担当します。
FGノットを結べるようになったら補助ツールは不要ですか?
自宅でも釣り場でも同じ手順でFGノットを組めるなら、必須ではありません。一方、強風時や船上でPEの張りを保ちにくい、太いラインを素手で締め込みたくないという場合は、保持具や締め具だけ残して使う方法があります。
まとめ|FGで止まる工程に合うツールを選ぶ
FGノットの編み込みでPEが緩むなら第一精工 ノットアシスト2.0、釣り場で軽いテンション保持具を携帯するなら昌栄 システム スティック、作成補助から締め込みまで1個にまとめるならシマノ トルクノッター、FGは組めて最後の締め込みを強く行いたいならダイワ ラインスティック125が候補です。
商品を選ぶ前に、使うPE号数とリーダー強度、現場で結び直す頻度、どの工程で失敗しやすいかを確認してください。道具全体から見直す場合は、釣り・魚料理の道具ガイドから関連用品を確認できます。
