投げ竿の選び方・おすすめ完全ガイド

投げ竿の画像

本格的な投げ釣りで使う投げ竿は、4m前後・25〜27号クラスをひとつの基準にすると、サーフのキス釣りから堤防のカレイ狙いまで幅広く対応できます。

必要な仕様は釣り方で変わります。砂浜を歩きながらキスを探るなら、軽く振りやすい竿が有利です。竿を立ててカレイのアタリを待つなら、携行性や長い仕掛けの扱いやすさも重要になります。

この記事では、長さ・オモリの号数・並継と振出の違いから、自分の釣りに必要な投げ竿を判断できるように整理します。なお、ここで扱うのは天秤オモリとエサ仕掛けを遠投するための「投げ竿」です。ヒラメやマゴチをルアーで狙うロッドはサーフロッドの選び方、軽いオモリで近距離を狙う場合はちょい投げ釣り完全ガイドが対象になります。

目次

投げ竿選びの結論|最初に決めるのは「使い方」

投げ竿は、最初にキスを手持ちで探るのか、キス・カレイを幅広く狙うのか、置き竿を中心にするのかを決めると必要な仕様が見えてきます。

主な使い方 長さの目安 標準オモリの目安 継ぎ方
キスを手持ちで探る3.85〜4.05m25〜27号前後並継が有力
キス・カレイを1本で幅広く狙う4.05m前後25〜27号前後並継/振出どちらも候補
置き竿でカレイなどを待つ4.05〜4.25m27〜30号前後振出が便利
重い仕掛け・流れのある場所・大物4.05〜4.50m30〜33号前後釣り方に合わせる

4.05m・25〜27号クラスは、長さとオモリの重さが極端になりにくく、本格的な投げ釣りの基準をつかみやすい組み合わせです。そこから「もっと軽快に振りたい」「長い仕掛けを扱いたい」「重いオモリを使いたい」という必要に応じて仕様を変えます。

「25-405」は何を表している?投げ竿の番手を読む

投げ竿の型番には、ロッド選びに必要な情報が含まれています。たとえば現在のシマノ「サーフゲイザー 25-405」は、標準錘負荷25号・全長405cmを表します。

サーフゲイザー25-405の場合、25号は「標準錘負荷」を示します。実際の錘負荷は20〜30号で、その範囲の中で25号が基準となるオモリ重量です。型番の25だけを見るより、錘負荷20〜30号という使用範囲まで確認すると、その竿で扱えるオモリが分かります。

メーカーやシリーズによって表記方法は異なります。購入時は型番だけで判断せず、商品仕様にある「錘負荷」と、記載があれば「標準錘負荷」を確認してください。

長さは385・405・425で何が変わる?

385cm前後|軽さと振りやすさを重視

3.85m前後は、4mを超える投げ竿の中では短めです。ロッドを振るときの負担を抑えやすく、仕掛けを回収して次のポイントへ投げ直す動作を繰り返すキスの引き釣りと相性がよい長さです。

長い仕掛けを使う置き竿や、釣り座の前に障害物がある場所では、もう少し長い竿が便利な場合があります。長さは、必要な仕掛け操作や障害物への対応に加えて、自分が無理なく振り切れるかも含めて決めます。

405cm前後|本格的な投げ釣りの中心

4.05m前後は、現在の主要な投げ竿でもラインナップが充実している中心的な長さです。キスを探る釣りからカレイの置き竿まで使われ、25・27・30号など複数の硬さから選べます。

初めて専用の投げ竿を購入する場合、長さで迷ったら405を基準にし、体格や釣り方に応じて385または425と比較すると、自分に必要な違いが見えてきます。

425cm前後|長い仕掛け・置き竿・障害物への対応

4.25m前後は、長い仕掛けを扱う釣りや置き竿で使いやすい長さです。竿先の位置が高くなるため、手前のシモリや捨て石などをかわして仕掛けや魚を回収したい場面でも長さを活かせます。

その代わり、405より自重が増えるモデルが多く、振るためのスペースも必要です。キスを手持ちで何度も投げ続けるなら385〜405、置き竿や長い仕掛けを重視するなら425という分け方が実用的です。

25号・27号・30号は「使うオモリ」と「竿を曲げられるか」で決める

号数は、扱うオモリの重さとロッドの反発力に関わります。数字が上がるほど、より重いオモリに対応するモデルが増えます。

クラス 特徴 主な判断材料
25号前後比較的曲げ込みやすく、手持ちのキス釣りにも使いやすい25号前後のオモリを中心に使う/振りやすさを重視
27号前後25号より反発力を持たせつつ、30号より曲げ込みやすい中間キスからカレイまで幅を持たせたい/25〜30号を使う
30号以上重いオモリや負荷の高い仕掛けに対応しやすい置き竿、流れのある場所、より重い仕掛け、大物狙い

飛距離を伸ばすには、ロッドをしっかり曲げて、その反発力をキャストへつなげることが重要です。号数が大きい竿は重いオモリに対応しやすい一方、自分の体格やキャスト経験に対して硬すぎると、オモリの重さを竿に乗せにくくなります。自分が曲げられる硬さを選ぶことが、安定した遠投につながります。

初めて本格的な投げ釣りに挑戦するなら、普段使うオモリを基準に25〜27号クラスから検討できます。30号以上は、流れのある場所で重いオモリを使う、置き竿で大型魚を狙う、といった用途で力を発揮します。飛距離を求める場合も、自分がその硬さをしっかり曲げられるかを合わせて考えます。

並継と振出は、釣り方と携行性で使い分ける

比較 並継 振出
構造分割された節をつないで組み立てる太い節の中から細い節を伸ばす
携行性仕舞寸法は長めになりやすい短く収納しやすい
手持ちのキス釣り軽さ・キャスト性能を活かしやすい可能。携行性を優先する人にも合う
複数本の置き竿使用可能収納・準備のしやすさを活かしやすい
サーフの砂節の内部へ砂を巻き込みにくい収納時の砂噛みに注意する

キスの引き釣りを中心に1本を手持ちで使うなら並継、移動や収納、複数本の置き竿を重視するなら振出という考え方が基本です。

振出にも本格的な投げ釣りに対応する製品があり、短く収納できる携行性や、複数本を持ち込む置き竿での使いやすさが強みです。並継は軽さやキャスト性能を活かしやすく、それぞれ得意な使い方が異なります。

自重は、手持ち時間と釣り方に合わせて見る

手持ちでキスを探る場合、自重の差は釣りを続けたときの疲労や操作感に影響します。今回の候補ではサーフランダー385EXが335g、サーフゲイザー25-405が355gで、比較的軽い並継モデルです。

置き竿では、キャスト後に竿を三脚などへ置く時間が長くなります。そのため、自重に加えて、仕舞寸法、対応オモリ、リールの固定方法、長い仕掛けの扱いやすさまで見ると、実際の使い方に合うか判断できます。

5本を比較|同じ「投げ竿」でも役割が違う

商品 構造 全長 自重 錘負荷 役割
プライムサーフ T 27-405・W振出4.05m390g23〜30号費用と携行性を重視
サーフゲイザー 25-405並継4.05m355g20〜30号・標準25号初めての並継
ロングビーム T 25-405振出4.05m345g20〜30号軽めの振出・機能性重視
サーフランダー 385EX並継3.87m335g20〜30号・標準25号キスの手持ち・取り回し
プライムキャスター 25-405・N並継4.05m370g20〜30号ダイワ並継・遠投を続けたい人

投げ竿おすすめ5選

ダイワ プライムサーフ T 27-405・W|振出で本格投げ釣りを始めたい

4.05m、錘負荷23〜30号の振出モデルです。仕舞寸法は112cmで、並継の405クラスより短く収納できます。車載や保管のしやすさを確保しながら、サーフや堤防で25号前後のオモリを使う投げ釣りへ進みたい人に合います。

キス・カレイの両方を考えやすい27号クラスですが、自重は390gあります。キスを手持ちで一日中探り続ける用途では、軽い並継や25号クラスとも比較したいところです。

振出・入門|携行性と価格を重視
ダイワ プライムサーフ T 27-405・W
ダイワ プライムサーフ T 27-405・W

全長4.05m、振出4本、仕舞112cm、自重390g、錘負荷23〜30号。専用投げ竿の長さとオモリ負荷を確保しながら、収納しやすい振出構造です。

向く人:初めて本格的な投げ竿を買う人、サーフと堤防を行き来する人、置き竿にも使いたい人。

注意点:Amazonはシリーズページです。リンク先では「27-405」を選択してください。手持ちで何度も投げ続ける釣りでは、より軽いモデルとの比較も有効です。

シマノ サーフゲイザー 25-405|並継の基本を体感したい

4.05m・標準錘25号の並継モデルで、錘負荷は20〜30号。2026年モデルでは番手表示も「標準錘負荷-長さ」に整理され、25-405の意味をそのまま読み取れます。

355gで、同クラスの振出モデルより手持ちの負担を抑えやすい構成です。キスを探りながら投げ釣りのキャストを覚えたい人にとって、25号のオモリを軸に練習しやすい1本です。

並継・入門|405×標準25号
シマノ サーフゲイザー 25-405
シマノ サーフゲイザー 25-405

全長4.05m、並継3本、仕舞142.4cm、自重355g。錘負荷20〜30号、標準錘負荷25号で、本格的な投げ釣りの基準をつかみやすい仕様です。

向く人:並継を初めて使う人、サーフでキスを手持ちで探る人、25号前後のオモリを中心に使う人。

注意点:仕舞寸法は142.4cmあるため、車載や保管場所を確認しておきたいモデルです。Amazonの販売状況は時期によって変動します。

ダイワ ロングビーム T 25-405|振出でも軽さと機能性を求める

4.05m・錘負荷20〜30号の振出モデルで、自重345g。振出の収納性を持ちながら、手持ちでも負担を抑えたい人に注目しやすい仕様です。

シリーズには385、405、425、450まで長さがあり、25〜33号まで幅広いモデルが用意されています。この記事の25-405はキスから一般的な投げ釣りを想定しやすい位置づけですが、カレイの置き竿を中心にするなら同シリーズの425、重めのオモリを使うなら30号クラスも比較できます。

振出・スタンダード|345gの25-405
ダイワ ロングビーム T 25-405
ダイワ ロングビーム T 25-405

全長4.05m、振出4本、仕舞114cm、自重345g、錘負荷20〜30号。携行性と手持ち時の重量の両方を意識したい人が比較しやすいモデルです。

向く人:振出を選びたいが自重も抑えたい人、キスとカレイを幅広く考える人、将来425や30号クラスも同シリーズで検討したい人。

注意点:Amazonは複数番手を選べるシリーズページです。「25-405」を選択してください。置き竿中心なら長さ・号数違いも用途に合わせて比較してください。

シマノ サーフランダー 385EX|キスを手持ちでテンポよく探る

3.87m・335gの短めで軽い並継モデルです。標準錘負荷は25号。メーカーの実釣でも、比較的近いポイントを狙うキス釣りで385EXが使われており、キャストのしやすさと食い込みを活かした使い方がされています。

405より20cm弱短いため、長さを活かした置き竿より、仕掛けを回収して投げ直す回数の多いキスの引き釣りで特徴が出ます。投げ竿の長さに圧迫感を感じる人にも比較価値があります。

並継・軽快|385EX×335g
シマノ サーフランダー 385EX
シマノ サーフランダー 385EX

全長3.87m、並継3本、自重335g、錘負荷20〜30号、標準錘負荷25号。今回の5本では最も短く軽いモデルです。

向く人:キスの引き釣りを中心にする人、何度もキャストして歩きながら探る人、405より短いロッドを振りたい人。

注意点:仕舞寸法は136.6cmあります。長い仕掛けを使う置き竿や、竿先の高さを必要とする場所では405・425も比較してください。Amazonでは「385EX」の対象モデルを選択してください。

ダイワ プライムキャスター 25-405・N|並継で遠投を続けたい

4.05m・錘負荷20〜30号の並継モデルです。キャスト時のねじれを抑える構造や、継ぎ部の曲がりを滑らかにする設計を採用し、25号クラスをしっかり振ってキスを広く探る用途に向きます。

自重370gで、サーフランダー385EXやサーフゲイザー25-405より重くなります。一方で、シリーズには23〜33号、385〜425のバリエーションがあり、投げ釣りを続けながら自分のキャストや釣り場に合わせて番手を考えたい人にも比較材料があります。

並継・中級へ|ダイワ25-405
ダイワ プライムキャスター 25-405・N
ダイワ プライムキャスター 25-405・N

全長4.05m、並継3本、仕舞142cm、自重370g、錘負荷20〜30号。25号クラスの並継を軸に、キャスト性能と方向性を重視したい人向けです。

向く人:投げ釣りを継続して遠投のフォームを磨きたい人、ダイワの並継を選びたい人、405×25号クラスを基準にしたい人。

注意点:Amazonはシリーズページのため「25-405」を選択してください。軽さを優先する人は385EXやサーフゲイザー25-405との重量差も確認してください。

425・30号以上を選ぶのはどんなとき?

425や30号以上は、長い仕掛けを扱う、置き竿でカレイやアイナメなどを狙う、流れのある場所で重いオモリを使う、釣り座の前の障害物をかわすといった場面でメリットがあります。

たとえば振出のロングビームTには30-425、プライムサーフTにも30-425が用意されています。現在のシマノの振出投げ竿でも、30-425クラスはカレイ・アイナメ・マダイなどを想定したラインナップがあります。

キスを手持ちで探る時間が長い場合は、短め・軽めのロッドが疲労を抑えやすくなります。長さや号数を決めるときは、使うオモリ・釣り方・1日にキャストする回数・釣り場の広さまで含めて考えてください。

購入前に見落としやすい3つのポイント

仕舞寸法|405でも1.1m台と1.4m台がある

同じ4.05mでも、振出と並継では収納時の長さが大きく違います。今回のプライムサーフT 27-405は112cm、サーフゲイザー25-405は142.4cmです。

車の荷室、自宅の保管場所、電車や自転車での移動などによって、この30cm前後の差が大きく感じられる場合があります。持ち運びまで含めて選ぶなら、ロッドケース・竿袋の選び方も確認しておくと準備しやすくなります。

砂浜で使う振出竿|収納前に砂を落とす

サーフでは風で細かな砂がロッドに付着します。振出竿は節を内部へ収納するため、砂が付いたまま縮めると節の間へ入り込む原因になります。収納前に表面の砂を落とし、無理に節を押し込まないことが大切です。

重いオモリを投げる準備|安全なキャスト環境もタックルの一部

本格的な投げ釣りでは25号前後の重いオモリを振り切ります。キャスト前は後方と左右を確認し、仕掛け・結び・ラインシステムに異常がないことを確認します。キャスト方法や力糸を含む仕掛け全体は、初心者向け投げ釣り完全ガイドで順番に確認してください。

よくある質問

最初の投げ竿は25号と27号のどちらがよい?

普段使うオモリが25号前後なら、25号クラスは竿を曲げる感覚をつかみやすい候補です。25〜30号を使い分け、キスからカレイまで幅を持たせたい場合は27号クラスも比較できます。自分が無理なく振り切れることと、実際の錘負荷範囲を優先してください。

405と425では425のほうが遠くへ飛ぶ?

飛距離は、ロッドの長さに加えて、ロッドを曲げる力、キャストフォーム、オモリ、ライン、風などの影響を受けます。425は長い仕掛けや置き竿、障害物をかわす用途でメリットがあります。405をしっかり振り切れる人なら、405のほうが安定したキャストになる場合もあります。

振出竿でもキスの遠投はできる?

できます。現在の振出投げ竿には20〜30号以上のオモリに対応する本格モデルがあります。ただし、キスの引き釣りで何度もキャストし、感度や軽さ、キャスト性能を優先する場合は並継にもメリットがあります。携行性との優先順位で判断してください。

投げ竿でちょい投げもできる?

近距離へ軽く投げること自体はできますが、4m前後の本格投げ竿は長く、軽い仕掛けには大げさに感じることがあります。堤防で5〜15号程度の軽いオモリを使って近距離を狙うなら、2〜3m前後のロッドを使うちょい投げのほうが軽快です。

キスとカレイを同じ竿で狙える?

4.05m・25〜27号前後は両方を考えやすい範囲です。ただし、キスを手持ちで探るなら軽さと振りやすさ、カレイを複数本の置き竿で狙うなら振出の収納性や425の長さなど、優先する性能は変わります。対象魚ごとの狙い方はキス釣り完全ガイドカレイ釣り完全ガイドで確認できます。

まとめ|4.05m・25〜27号を基準に、自分の釣り方へ寄せる

本格的な投げ竿を初めて選ぶなら、4.05m前後・25〜27号クラスは比較の基準になります。そこから、キスを手持ちで探るなら385や軽い並継、収納性と置き竿を重視するなら振出、長い仕掛けや重いオモリを使うなら425・30号以上へ広げます。

普段使うオモリを無理なく投げられ、釣り方に必要な長さと構造を持つロッドが、その人に合う投げ竿です。投げ方・仕掛け・釣れる魚まで含めて準備する場合は投げ釣り完全ガイド、釣り場を決める場合はサーフ釣り完全ガイドへ進んでください。

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