釣り用防寒着おすすめ・選び方|防風・防水・保温と動きやすさを比較

釣り用防寒着のアイキャッチ画像

冬の海釣りで最初の防寒着を選ぶなら、中綿入りの上下セットで、防風・防水透湿性を備えたタイプがおすすめです。歩いてポイントを探したりキャストを繰り返したりする釣りでは標準的な中綿量を選び、船釣りや置き竿など待つ時間が長い場合はハイロフト(中綿を多く入れた高保温タイプ)へ上げると、動きやすさと保温性を両立しやすくなります。

防寒着は「暖かいほど上位」と考えず、動く量・風・雨や波しぶき・釣行時間で選びます。厚すぎるウェアで汗をかくと、休憩や日没後に汗冷えしやすくなります。反対に、動きの少ない釣りで中綿が薄すぎると、寒風の中で体温を保ちにくくなります。この記事では、冬用アウター本体に絞って選び方とおすすめモデルを比較します。インナーやミドラー、手足まで含めた全体の重ね着は冬の海釣りの服装・防寒対策で確認できます。

目次

先に結論|動く釣りは標準中綿、待つ釣りはハイロフトを選ぶ

  • 堤防のルアー釣り・ランガン:標準中綿+ストレッチや立体設計を優先。汗をためにくく、腕や脚を動かしやすいタイプを選ぶ。
  • 船釣り・置き竿・夜釣り:ハイロフトを候補にする。座る・待つ時間が長いほど中綿量の多さが効きやすい。
  • 雨・波しぶきが想定される:防水だけでなく透湿性、袖口、フード、前ファスナーの浸水対策まで確認する。
  • 初めての1着:上下セットの標準中綿モデルから選び、寒さが足りなければインナー・ミドラーで調整する。
  • 荒天時:防水性能が高くても釣行継続の根拠にはしない。強風・高波・雷など危険がある場合は中止する。

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商品保温の方向性動きやすさの考え方防水透湿向く釣り選ぶ理由
ダイワ DW-3525標準動きやすさと保温の両立RAINMAX 2層堤防・船など冬の汎用最初の1着にしやすい
ダイワ DW-3425高保温保温優先でややボリュームありRAINMAX 2層船・待ち時間の長い釣り寒さ優先
ダイワ DW-3225中綿入りポケット・着回しを重視RAINMAX系港湾・ライトゲーム・釣行前後収納と日常兼用
シマノ RB-057X標準化繊中綿で基本性能を確保DRYSHIELD堤防・船・ルアー釣りベーシック型
シマノ RB-077Y高保温増量した化繊中綿DRYSHIELD寒冷時・待ち時間の長い釣りハイロフト型
RBB 7728中綿あり動くソルトゲーム向けaquamax POLAR+ショアジギング・キャスティング耐久・運動量重視

釣り用防寒着の選び方|最初に見る5つのポイント

1. 気温より先に「動く時間」と「止まる時間」を考える

防寒着の厚さは、気温だけで決めません。同じ冬の海でも、ショアジギングのように歩いて何度もキャストする釣りと、船上や堤防でアタリを待つ釣りでは身体が作る熱量が違います。よく動くなら標準中綿、止まる時間が長いならハイロフトを基準にすると、汗冷えと寒さの両方を抑えやすくなります。

移動中に暑くなりやすい人は、アウターを極端に厚くするより、吸湿・放湿しやすいインナーとミドラーで調整します。冬の重ね着は「WARM=動きが少ない」「ACTIVE=動きが多い」という考え方で分けると、実際の釣りに合わせやすくなります。

2. 海釣りでは防風に加えて防水透湿を優先する

冬の海は風だけでなく、雨、波しぶき、濡れた船べりやベンチから水分を受けます。中綿が暖かくても外側が濡れると冷えにつながるため、アウターには防水性が必要です。さらに、歩行やキャストで出た汗を外へ逃がすため、防水透湿素材を使ったモデルが向いています。

耐水圧や透湿度が公表されている製品では数値も参考になりますが、メーカーごとに試験方法や素材設計が異なります。数値だけで順位を付けず、袖口・フード・ファスナー・換気・サイズ感まで見ます。雨具そのものの選び方はフィッシングレインウェアの選び方で詳しく解説しています。

3. ハイロフトは「寒さに強い代わりに、かさばる」と考える

ハイロフトは、中綿の量やふくらみを増やして空気の層を作り、保温力を高めるタイプです。夜明け前の船、冬の堤防での置き竿、寒冷地など、身体を動かさない時間が長い釣りに向きます。

一方で、中綿量が増えるほど肩・肘・膝まわりのボリュームが増えます。頻繁にキャストする人や長い距離を歩く人は、厚さより腕を上げやすいか、しゃがみやすいか、汗を逃がせるかを優先します。厚い防寒着を選ぶ場合でも、試着時は実際の釣りと同じように腕を上げ、しゃがんで確認してください。

4. サイズは中に着る服を含めて確認する

防寒スーツは普段着と同じサイズ表記だけで決めず、ベースレイヤーとミドラーを着た状態で肩・胸・腰・膝に余裕があるか確認します。きつすぎると腕を振りにくく、中綿もつぶれやすくなります。反対に大きすぎると袖や裾が余り、針や道具へ引っ掛けやすくなります。

試着できるなら、①両腕を頭の上まで上げる、②キャスト姿勢を取る、③しゃがむ、④ライフジャケットを重ねる、の4動作を確認します。船釣りではライフジャケットのベルトやポケットと干渉しないことも重要です。

5. 袖口・フード・ポケットは釣り場で差が出る

冬の防寒着では、生地のスペック以外の作りも重要です。竿を上げたときに水が入りにくい袖口、風でずれにくいフード、小物を取り出しやすいポケット、塩水に触れても扱いやすいファスナーなどは、長時間の釣行で差が出ます。船では波しぶき、磯では移動、港湾では道具の出し入れなど、よく行く釣り場に合わせて優先順位を変えます。

防寒スーツと普通のレインウェアは役割が違う

中綿入りの防寒スーツは、雨風を防ぐ外側と保温層を1着にまとめた冬向けアウターです。通常のレインウェアは防水・防風が中心で、暖かさはインナーやフリースなどのミドラーで補います。

秋の終わりや、歩き続けるルアー釣りでは「レインウェア+保温ミドラー」を選びます。歩行やキャストで体温が上がったときにミドラーを脱ぎ、汗をためにくくできるためです。真冬の船や置き竿など動かない時間が長く、風や波しぶきを受け続ける釣りでは、中綿入り防寒スーツを選びます。身体が作る熱が少ない時間でも、外気を遮りながら保温層を確保しやすいためです。

おすすめの釣り用防寒着6モデル|用途で選ぶ

ここでは、暖かさだけで順位を付けず、標準中綿・ハイロフト・収納性・化繊中綿・ソルトゲーム向けという役割で6モデルを比較します。自分の釣り方に近い役割から選んでください。

まず1着なら|ダイワ DW-3525 RAINMAX ウインタースーツ

汎用|標準中綿・防水透湿
ダイワ DW-3525 RAINMAX ウインタースーツ ブラック XL
ダイワ DW-3525 RAINMAX ウインタースーツ ブラック XL

中綿入りの上下セットにRAINMAX 2層を組み合わせ、冬の堤防・船・ルアー釣りまで広く使う方向のモデルです。高保温型ほど中綿量を増やしすぎていないため、歩行やキャストも行いながら保温性を確保したい人に向きます。

向く人:初めて冬用の防寒スーツをそろえ、歩く・投げる・待つを1着でこなしたい人。

注意点:真冬の長時間待機や寒冷地では、DW-3425のようなハイロフト型を優先します。歩行やキャストがある日はDW-3525にミドラーを重ね、暑くなったらミドラーを脱いで調整します。

寒さを優先するなら|ダイワ DW-3425 RAINMAX ハイロフトウインタースーツ

高保温|ハイロフト・待ち時間向け
ダイワ DW-3425 RAINMAX ハイロフトウインタースーツ ブラック XL
ダイワ DW-3425 RAINMAX ハイロフトウインタースーツ ブラック XL

標準モデルより中綿量を増やしたハイロフトタイプです。RAINMAX 2層の防水透湿生地に、冬向けの袖口やパンツ周りの装備を組み合わせています。

向く人:船釣り、置き竿、夜釣りなど身体を動かさない時間が長く、標準中綿では寒さを感じやすい人。

注意点:中綿量が増えるぶんボリュームも増えます。長距離を歩く釣りやキャスト回数が多い釣りでは、DW-3525のような標準中綿型を優先します。ハイロフト型は動くと発汗しやすく、休憩時の汗冷えにつながりやすいためです。

収納と釣行前後の着回しなら|ダイワ DW-3225 RAINMAX リビルドウインタースーツ

収納性|大型ポケット・着脱式フード
ダイワ DW-3225 RAINMAX リビルドウインタースーツ ブラック XL
ダイワ DW-3225 RAINMAX リビルドウインタースーツ ブラック XL

中綿入り上下スーツに、大型ポケットや着脱式フードを組み合わせたモデルです。防寒・防水に加え、釣り場で小物を出し入れしやすいことや、移動時にも着やすい構成を重視しています。

向く人:港湾・堤防・ライトゲームを中心に、釣行前後も同じアウターを着回したい人。

注意点:最大の保温量を優先したハイロフトモデルではありません。船釣りや置き竿で長時間ほとんど動かないなら、このモデルより中綿量の多いDW-3425のようなハイロフト型を選びます。身体が熱を作りにくい時間が長く、標準中綿では冷えやすいためです。歩行やキャストを挟む釣りなら、このモデルに薄手〜中厚手のミドラーを重ね、暑くなったらミドラーを脱いで調整します。

化繊中綿の基本モデルなら|シマノ RB-057X ベーシックインサレーション レインスーツ 01

ベーシック|化繊中綿・DRYSHIELD
シマノ ベーシックインサレーション レインスーツ 01 RB-057X ブラックマルチカモ L
シマノ ベーシックインサレーション レインスーツ 01 RB-057X ブラックマルチカモ L

化繊インサレーションとシマノの防水透湿基準DRYSHIELDを組み合わせた上下スーツです。濡れても中綿のかさを保ちやすく乾きやすい化繊を使い、冬の釣りに必要な防寒と防水をまとめています。

向く人:堤防・船・ルアー釣りなど、特定の釣り方に寄せず基本性能をそろえたい人。

注意点:このカードはブラックマルチカモLの流通品です。同じRB-057Xでも年式やカラー展開が更新されるため、購入時はリンク先でカラー・サイズを確認してください。

シマノで保温重視なら|RB-077Y ベーシックハイロフト レインスーツ 01

高保温|増量化繊インサレーション
シマノ ベーシックハイロフト レインスーツ 01 RB-077Y シマノブラック XL
シマノ ベーシックハイロフト レインスーツ 01 RB-077Y シマノブラック XL

RB-057Xより中綿量を増やしたハイロフト方向の防寒レインスーツです。化繊中綿とDRYSHIELDを組み合わせ、寒さを優先しながら水濡れにも対応する構成です。

向く人:真冬の船、早朝・夜間、待ち時間の長い釣りで、ベーシック型より保温に余裕がほしい人。

注意点:厚手になるほど運動量の多い釣りでは暑さやかさばりが出ます。このカードはシマノブラックXLの流通品なので、購入時は年式・カラー・サイズを確認してください。

動くソルトゲームなら|RBB オールウェザーウォームスーツ 7728

ソルトゲーム|THERMOLITE・耐久ナイロン
RBB オールウェザーウォームスーツ 7728 ブラック L
RBB オールウェザーウォームスーツ 7728 ブラック L

強度と耐久性を意識したナイロン表地にTHERMOLITE中綿を使い、aquamax POLAR+の透湿防水加工を採用した冬用スーツです。袖口のクロロプレンカフやフード内のマイクロフリースなど、ソルトゲーム向けの装備も備えます。

向く人:ショアジギングやキャスティングゲームなど、冬でも歩く・投げる動作が多い人。

注意点:高保温の待機専用モデルではありません。止まる時間が長い厳寒の釣りでは、ミドラーを厚くするなどレイヤリングで補います。

釣り場別|どの防寒着を選ぶか

堤防・港湾でルアーを投げ続けるなら、標準中綿と動きやすさを優先します。DW-3525、RB-057X、RBB 7728のように、保温と動作を両立するタイプが候補です。歩く距離が長いほど、ハイロフトを最初から最大保温で選ぶより、ミドラーで温度を調整しやすい構成が向きます。

船釣りや堤防で待つ時間が長いなら、ハイロフトを優先します。風を受け続け、動かない時間が長いと身体が冷えやすいためです。船では波しぶきもあるので、防水性と袖口の作りを確認してください。船全体の服装は船釣りの服装・装備でまとめています。

磯では暖かさだけで選ばず、可動域と安全装備を優先します。厚すぎるウェアで足上げやしゃがみ込みがしにくいと、岩場の移動で負担が増えます。磯靴・固型式ライフジャケットを含む全体装備は磯釣りの服装・装備を確認してください。

購入前にサイズと重ね着を確認する

  • 普段着の上ではなく、実際に使うインナーとミドラーを着て試着する。
  • 腕を頭上まで上げても肩や背中が強く突っ張らない。
  • 深くしゃがんでも腰・膝が引っ張られすぎない。
  • 袖が長すぎて手元作業を邪魔しない。裾が余りすぎない。
  • ライフジャケットを重ねてもベルト・ポケット・ファスナーが干渉しない。

サイズアップを自動的に選ぶのではなく、メーカーのサイズ表と実際の重ね着量で決めます。中に厚手フリースを着る人と、薄手ミドラーでよく動く人では必要な余裕が違います。

防寒着は濡れたまま保管せず、撥水状態も確認する

防寒スーツは、釣行後に塩分や汚れを落とし、製品の洗濯表示とメーカー案内に従って十分に乾かします。濡れたまま保管すると、生地やコーティングの劣化につながります。表面の水弾きが落ちてきた場合は、対応する撥水処理を行います。

中綿入りウェアは、強くねじって絞ったり高温で乾燥させたりせず、製品ごとの手入れ方法を優先してください。冬の釣りで着たウェアは汗や海水が付きやすいため、次回まで収納しっぱなしにしないことが大切です。

よくある質問

レインウェアにフリースを重ねれば真冬でも使えますか?

日中に歩き続ける釣りなら、レインウェアに保温ミドラーを重ねる方法でも対応できます。船や夜釣りで立ち止まる時間が長いなら、中綿入り防寒スーツを選びます。動かない時間は身体が作る熱が少なく、風で体温を奪われやすいためです。

ハイロフトを選べば一番暖かくて正解ですか?

船釣りや置き竿など待つ時間が長い釣りでは有力ですが、歩行やキャストが多い釣りでは標準中綿を選びます。ハイロフト型は動くと発汗しやすいため、標準中綿にミドラーを重ねて、暑くなったら1枚脱ぐほうが汗冷えを防ぎやすくなります。

防水性能が高ければ雨や強風でも釣りを続けられますか?

続行判断はウェア性能ではなく、風・波・雷・降雪・足場など釣り場の安全条件で決めます。防水着は身体が濡れるのを減らす装備であり、荒天を安全に変える装備ではありません。危険が増したら早めに中止してください。

まとめ|歩く・投げるなら標準中綿、長く待つならハイロフト

歩行やキャストが多い釣りでは、身体が温まりやすく汗をかきやすいため、標準中綿を選びます。船釣り・置き竿・夜釣りのように待つ時間が長い場合は、身体が熱を作る時間が少なく風で冷えやすいため、ハイロフトを選びます。雨や波しぶきがある釣りでは防水透湿性、キャストを繰り返す釣りでは肩まわりの可動域、船や置き竿では袖口・フードから風が入りにくい作りも確認してください。

初めての1着には、歩く・投げる・短時間待つ場面を1着でこなしやすい上下セットの標準中綿モデルを選びます。真冬の船や置き竿など動かない時間が長くなったら、標準中綿では身体が冷えやすくなるため高保温モデルへ変更します。反対に歩行やキャストが多い日は、発汗を抑えるため厚着しすぎず、脱ぎ着できるミドラーで調整してください。手元の防寒も必要ならフィッシンググローブの選び方も合わせて確認してください。

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