リールインロッドケースは、ロッドにリールを付けたまま収納して釣り場まで運びたい人に向くケースです。購入前に最初に確認するのは、ロッドを縮めたり継ぎを外した状態の「仕舞寸法」です。ケースの収納長が足りなければ、リール部分に余裕があってもロッドは入りません。
仕舞寸法が収まったら、次にリール部分の幅・奥行、持って行く本数、ケース自体の重量を確認します。この記事では135〜145cmクラスの5商品を比較し、短めのケース、軽いモデル、ワイド型、複数セット向けまで、使うタックルに合わせて選ぶ順番を解説します。
リールインロッドケースは4項目を順番に確認する
1. ロッドの全長ではなく仕舞寸法を測る
ケース長は、釣りをしているときの9ft・10ftといったロッド全長ではなく、収納状態の長さで決めます。2ピースロッドなら継ぎを外した状態、振り出し竿なら最後まで縮めた状態で、いちばん長い部分を測ってください。
トップカバーや穂先保護具を付けて運ぶなら、その状態を含めて測ります。今回の5商品では、TsulinoとOGKが内寸約134cm、PROXが内寸約136cm、シマノ145Wが内寸145cmです。たとえば仕舞寸法135cmのロッドは、内寸134cmのケースには入りません。
ダイワ Fロッドケース 138RW(C)は本体外寸の高さ約138cmを公表し、メーカーはケースの高さ寸法と同程度の仕舞寸法を収納目安として案内しています。ただし、ボトムカップ部分は本体外寸に含まれず、段差収納もロッドの仕舞寸法やリールシート位置によって使えない場合があります。
2. 一番大きいリールを付けた状態で断面の余裕を見る
リールイン型で次に重要なのが、リールを収める部分の幅と奥行です。スピニングリールはボディ、ローター、ハンドルがロッドから横へ張り出します。ケース長が合っていても、この部分が窮屈ならファスナーへ無理な力が掛かったり、リール同士が強く当たったりします。
複数のタックルを持っている人は、普段使う中で最も大きいリールを装着した組み合わせを基準にします。ハンドルを折りたためるリールは収納時の張り出しを減らせますが、毎回その状態で運ぶ前提かも決めておきます。
内寸の断面が公表されている商品は、その数値を比較できます。シマノ145Wは内寸12×16cm、PROXは約23×9.5cm、Tsulinoは約23×9cm、OGKは約22×8cmです。ダイワ138RWは本体外寸約21×19cmで、内寸の幅・奥行は公表されていないため、この外寸を他製品の内寸と直接比べないでください。
3. 複数本収納はメーカーの収納例と手持ちタックルで決める
収納できる本数は、ロッドの太さ、ガイド径、トップカバー、リールサイズ、ハンドル位置で変わります。メーカーが具体的な収納例を示している場合は、その条件を基準にするのが確実です。
ダイワ138R/138RWは、段差収納ポケットを使い、リール付きの磯フカセ竿を2本まで収納できる例が示されています。一方、ほかの4商品は今回確認した公式情報でリール付きロッドの固定本数を一律には示していません。大きなリールを複数入れる場合は、「ケースがワイドだから2本以上入る」と決めず、リール同士を前後へずらせるか、ガイドが押されないかまで見ます。
4. 徒歩移動では収納量より総重量を先に計算する
ケースへロッドとリールを入れると、ケース単体の差がそのまま持ち運びの差になります。今回の公表値ではPROXが1.35kg、ダイワが1.4kg、Tsulinoが約1.9kg、シマノ145Wが2.4kgです。OGKはメーカー公式ページで自重が公表されていません。
駐車場所から釣り座まで長く歩く堤防では、クーラーボックスやバッカンも含めた総重量で考えてください。荷物が多い釣行では、釣り用キャリーの選び方も合わせて確認すると、ケースを肩に掛けたまま重い荷物を抱える距離を減らせます。
5商品の違いを比較
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| 商品 | 収納長の目安 | リール周りの寸法情報 | 自重 | 向く条件 |
|---|---|---|---|---|
| シマノ BR-421V 145W | 内寸145cm | 内寸断面12×16cm | 2.4kg | 仕舞寸法が長め・大型リール・収納余裕を優先 |
| ダイワ Fロッドケース 138RW(C) | 本体外寸高さ約138cm(メーカーは同程度の仕舞寸法を目安) | 本体外寸断面 約21×19cm ※内寸断面は公表なし |
1.4kg | 138cm級・磯フカセ竿2セットの収納例を重視 |
| PROX PX6933KG | 内寸約136cm | 内寸断面 約23×9.5cm | 1.35kg | 内寸136cm以内・重量と大型ポケットを重視 |
| Tsulino 135リールイン | 内寸約134cm | 内寸断面 約23×9cm | 約1.9kg | 仕舞寸法134cm以内・145cm級より短いケース |
| OGK OG4892R135G | 内寸約134cm | 内寸断面 約22×8cm | メーカー公表なし | 仕舞寸法134cm以内・細身のPVCセミハード型 |
仕舞寸法134cm以内ならTsulinoとOGK、136cm以内ならPROXが候補です。138cm級でリール付き磯竿2セットの収納例を重視するならダイワ、145cmまでの長さと断面の余裕を優先するならシマノ145Wが候補になります。
リールインロッドケースおすすめ5選
ここからは、長さ・断面・重量・ポケット・収納例の役割が重ならない5商品を紹介します。自分のロッドが入る商品だけを残し、その中からリール周りの余裕と移動方法で1つに絞ってください。
ストレート型・完全ハード型とは用途を分ける
リールイン型を選ぶ理由は、釣り場までリールを付けた状態で運べることです。リールを外して竿だけ運ぶなら、同じ長さでも細身のストレート型を選べます。ロッドケース全体のタイプを比較したい場合は、ロッドケース・竿袋の選び方で、ストレート型・リールイン型・保護性の違いを確認してください。
車載や渡船ではセミハード型でも擦れや接触を抑えられますが、布やクッションを使ったケースは外圧を完全に遮断する箱ではありません。飛行機へ預ける遠征や、ほかの重い荷物から強く押される可能性がある移動では、硬質シェルを含めたハードロッドケースの選び方も比較してください。
収納時はフック・リールハンドル・海水をそのままにしない
ケースへ入れる前に、ルアーや針付き仕掛けは外すか、フックカバーで針先を覆います。むき出しのフックがケース内側へ刺さると、生地を傷めるだけでなく、別のロッドを取り出すときに手へ掛かる原因になります。
複数本を収納するときは、リールを同じ位置へ重ねず、可能なら前後へずらして入れます。ドラグノブ、ベール、ハンドルが別のリールやガイドを押していないかを確認し、ファスナーを力で閉じないでください。閉じるためにケースを押し込む必要があるなら、ケース断面か収納本数を見直します。
釣行後は、海水が付いたロッドとリールをケースへ入れたまま保管せず、取り出して真水で塩分を落とし、十分に乾かします。ケース内部が湿っている場合も開いて乾燥させます。堤防での荷物配置や安全な釣り座づくりまで確認したい場合は、初心者向け堤防釣り完全ガイドも参考にしてください。
まとめ|仕舞寸法を合わせてから、リール周りと重量で1本に絞る
リールインロッドケースは、①仕舞寸法、②リール周りの断面、③収納する本数、④ケース重量と移動距離の順で選びます。最初に長さが合わない商品を外せば、その後は大きいリールを無理なく入れられるか、複数本をどう収めるかで候補を絞れます。
仕舞寸法134cm以内ならTsulinoとOGK、136cm以内で1.35kgと大型ポケットを重視するならPROX、138cm級でリール付き磯フカセ竿2セットの収納例を使いたいならダイワ138RW、145cmまでの長さと断面の余裕を優先するならシマノ145Wが候補です。ほかの収納・持ち運び用品もまとめて確認する場合は、釣り・魚料理の道具ガイドから用途別に選べます。
