船釣り用PEラインおすすめ・選び方|水深・オモリ・対象魚で号数を比較

船釣り用PEラインのアイキャッチ画像

船釣り用PEラインは、最初に船宿の指定号数を確認し、その次に釣り方・対象魚・必要な巻量を合わせるのが基本です。船キスや一つテンヤのようなライト系では0.6号前後、カワハギやタイラバなどでは0.8〜1号前後が使われる例があり、中負荷の船釣りでは1.5〜2号以上へ広がります。

水深は「何号にするか」よりも、まず何m巻く必要があるかを決める材料です。水深50mでも船宿が1号を指定する釣りもあれば、同じ水深で2号以上を使う釣りもあります。この記事では、0.6〜2号のライト〜中負荷船釣りを中心に、号数・巻量・4本編みと8本編み・マルチカラーの選び方を整理します。

最初の結論

  1. 船宿指定がある:指定号数と指定巻量を最優先。
  2. 指定がない:釣り方・対象魚の基準号数を確認。
  3. 水深を見る:水深+潮で斜めに出る分+高切れ後の余裕を含めて巻量を決める。
  4. 最後に製品を比較:4本編み・8本編み、最大強力、カラー、マーキング、価格帯を見る。
目次

船釣りPEラインの号数早見表

PE号数の目安 使われる釣りの例 巻量の目安 選ぶときのポイント
0.6号 船キス、一つテンヤ、イカメタルなどのライト系 150〜200m以上 潮の抵抗を抑えやすい。細糸指定の船・釣法で使う
0.8号 カワハギ、タイラバ、一つテンヤ、ティップラン、ライトジギングなど 150〜200m以上 ライト船釣りで使われる範囲が広い
1号 カワハギ、タイラバ、ライトタックル、一つテンヤなど 200m前後から 細さと強度の余裕を両立しやすく、1号指定の船も多い
1.5〜2号 ヒラメ、タチウオ、アジ・イサキなど中小物、電動リールを使う釣り 200〜300m以上 対象魚・オモリ・船宿指定に合わせ、深い場合は巻量を増やす
2.5〜4号以上 ジギング、大型青物、大物・深場系など 300m以上を使うケースも多い この記事の商品比較範囲外。船宿・釣法専用の指定を優先する

この表は「この魚なら必ずこの号数」という固定表ではありません。同じカワハギでも0.8号と1号が使われ、タイラバでも0.8号と1号が選ばれます。地域・船宿・潮流・仕掛け・リールによって指定が変わるため、予約時に「PEは何号を何m巻けばよいですか」と確認するのが確実です。

船釣りそのものが初めてなら、予約時に確認する項目を初心者向け船釣り完全ガイドで整理しておくと、オモリ・PE・レンタルタックルの指定をまとめて確認できます。

船釣りPEラインは5つの順番で選ぶ

1. 船宿指定の号数を最優先にする

乗合船では、同じ船の釣り人が近い太さの道糸を使うことで、仕掛けの流れ方をそろえやすくなります。自分だけ極端に太いPEを使うと潮の受け方が変わり、隣の仕掛けと絡む「オマツリ」が増える原因になります。

船宿から「PE1号まで」「2号を300m」「PE3号指定」などの案内がある場合は、その数字が購入基準です。対象魚の一般的な目安より、当日乗る船の指定を優先してください。

2. 指定がないときは釣り方と対象魚から号数を決める

ライト系の船釣りは0.6〜1号前後が中心です。たとえば一つテンヤでは0.6〜1号前後、カワハギでは0.8〜1号前後が使われる例があります。タイラバも0.8〜1号前後が代表的です。

それより重いオモリを使う釣り、大きな魚が混じる釣り、電動リールを使う中小物釣りでは1.5〜2号以上へ広がります。ジギングや大型魚狙いでは2.5〜4号以上が使われるため、0.6〜1号のライトPEと同じ基準では選びません。

釣法ごとの仕掛けやタックルも確認したい場合は、船キス釣り完全ガイド船カワハギ釣り完全ガイド一つテンヤ完全ガイドタイラバ完全ガイドへ進むと、ライン以外の道具も含めて確認できます。

3. 水深は号数より「必要な巻量」を決める材料にする

水深50mなら50m巻けば足りるわけではありません。潮が流れるとラインは斜めに出るため、実際の放出量は水深より長くなります。さらに魚が走る分、オマツリや根掛かりで先端を切った後の残量も必要です。

浅場中心なら150〜200mで足りる釣りが多く、100m前後を超える水深や電動リールを使う釣りでは300m以上を選ぶケースが増えます。リールには「PE1号200m」「PE2号300m」など糸巻量が記載されているため、購入前にリール側の容量も確認してください。

4. オモリ号数はPE号数と固定の組み合わせにしない

オモリが重くなるほどPEも必ず太くする、という一対一の関係ではありません。重いオモリは水深・潮流・仕掛けの種類に合わせて使われます。PEは対象魚の強さ、潮の受け方、船内で号数をそろえる必要性、リール容量を含めて決まります。

そのため「80号オモリならPE2号」のような覚え方より、船宿が指定するオモリとPEをセットで確認するほうが実際の釣行に合います。オモリだけ聞いてPEを自己判断するより、予約時に両方を確認してください。

5. 号数が決まったら4本編み・8本編みと表示を比べる

PEの「X4」「X8」は、主に何本の原糸を編んでいるかを表します。4本編みは購入価格を抑えた製品が多く、適度な張りを感じやすい傾向があります。8本編みは表面を滑らかに仕上げた製品が多く、ガイドを通る音や抵抗を抑えやすいのが特徴です。

船釣りでは編み数と同じくらい、10mごとの色分けや1m・5mのマーキングが重要です。カウンターがないリールでも、何m出したかをラインから読み取れます。底から5m上、指示ダナ40mなど、深さを合わせる釣りではマルチカラーを優先すると実釣で役立ちます。

PE全体の4本編み・8本編み・強度の違いを詳しく確認したい場合は、PEラインの選び方・おすすめガイドも参考にしてください。

船釣り用PEラインおすすめ6選

商品 規格 編み数 強度 役割
SIGLON PE×4 0.6号・200m 4本組 10lb / MAX4.5kg ライト系のコスト重視
UPGRADE X8 PENTAGRAM 0.6号・200m 8本組 14lb 0.6号で滑らかさ重視
グラップラー 4 PE 0.8号・200m 4本編み 14.9lb / 6.8kg 0.8号のオフショア汎用
BASIC PE 1号・200m 4本組 16lb / MAX7.7kg 1号のコスト重視
タナトル 8 1号・200m 8本編み 22.4lb / 10.2kg 船専用マーキング重視
タナトル 8 2号・300m 8本編み 42.8lb / 19.4kg 2号指定・深めの釣り

サンライン SIGLON PE×4 0.6号 200m

0.6号・4本組|船キスやライト系を低コストで始める
サンライン SIGLON PE×4 0.6号 200m マルチカラー
サンライン SIGLON PE×4 0.6号 200m マルチカラー

0.6号・200m・4本組のマルチカラーPEです。10mごとの色分けがあり、浅場の船キスや軽い船釣りで水深を把握しながら使えます。0.6号で潮の抵抗を抑えつつ、4本組で巻き替えコストも抑えたいときの比較基準になります。

向く人:船宿が0.6号前後を指定する船キスやライト系で、まず200m巻を用意したい人。

注意点:0.6号は細いぶん、オマツリや傷が入った部分をそのまま使わないことが大切です。船宿が0.8号・1号を指定する場合は指定へ合わせてください。

XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM 0.6号 200m

0.6号・8本組|細さと滑らかさを重視
XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM 0.6号 200m
XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM 0.6号 200m

0.6号・200m・14lbの8本組PEです。5色表示に加えて2mごとに20cmのマークがあり、仕掛けを落とした距離を目で追えます。同じ0.6号でも4本組より表面を滑らかに仕上げた8本組を使いたい場合の候補です。

向く人:一つテンヤ、タイラバ、船キスなどで0.6号を使い、フォールや巻き上げ時の滑らかさも重視する人。

注意点:8本組だから全条件で上位という意味ではありません。擦れや結束部の傷みは編み数だけで決まらないため、釣行ごとに先端部を確認します。

シマノ グラップラー 4 PE 0.8号 200m

0.8号・4本編み|ライトオフショアの中間
シマノ グラップラー 4 PE 0.8号 200m LD-A62W
シマノ グラップラー 4 PE 0.8号 200m LD-A62W

0.8号・200m・最大14.9lbの4本編みPEです。10m×5色のカラー分けがあり、船上から中層を狙う釣りでも投入距離を確認できます。0.6号より少し太さに余裕を持たせつつ、1号より潮の抵抗を抑えたい場面に置きやすい規格です。

向く人:タイラバ、ライトジギング、ティップランなどで0.8号前後を使い、200m巻を基準にしたい人。

注意点:対象魚や海域によっては0.8号より太い指定になります。大物狙い、強い根周り、太糸指定の乗合船では船宿推奨を優先してください。

サンライン BASIC PE 1号 200m

1号・4本組|コスト重視の船汎用
サンライン BASIC PE 1号 200m マルチカラー
サンライン BASIC PE 1号 200m マルチカラー

1号・200m・16lbの4本組PEで、10m×5色のマルチカラー仕様です。船カワハギやライトタックル系など、1号を基準にする釣りでコストを抑えて使いたい場合の候補になります。予備リールへ1号を巻いておきたいときにも比較しやすい構成です。

向く人:船宿指定が1号前後で、8本組より購入費を抑えながらマルチカラー200mを用意したい人。

注意点:同じ1号でも製品ごとの最大強力は異なります。号数だけで強さを比べず、lb・kg表示とリールの糸巻量も確認してください。

シマノ タナトル 8 1号 200m

1号・8本編み|1m・5mマーク付きの船専用
シマノ タナトル 8 1号 200m PL-F68R
シマノ タナトル 8 1号 200m PL-F68R

1号・200m・最大22.4lbの8本編みPEです。10m×5色に加えて1m・5m位置のマーキングがあり、カウンターがないリールでも投入量を細かく確認できます。カワハギなど1号前後を使う船釣りで、タナ取りまで重視したいときに向きます。

向く人:カワハギやライト船釣りで1号を使い、水深・タナをラインの色とマークから確認したい人。

注意点:200mを超える水深を狙う釣りでは余裕が不足します。潮で斜めに入る分や高切れ後の残量も考え、深い釣りでは300m以上の巻量を選びます。

シマノ タナトル 8 2号 300m

2号・300m|中負荷・深めの船釣りへ
シマノ タナトル 8 2号 300m PL-F78R
シマノ タナトル 8 2号 300m PL-F78R

2号・300m・最大42.8lbの8本編みPEです。10m×5色と1m・5mマーキングを備え、200m巻では余裕が少ない深めの釣りや、2号指定の中小物・電動リール系へ対応しやすい規格です。

向く人:船宿指定が2号で、200mより巻量に余裕を持たせたい人。タチウオ、ヒラメ、アジなどでも船宿から2号指定が出る釣りを想定する人。

注意点:2号は大型青物や本格的なジギング全般をカバーする号数ではありません。3号以上の指定がある釣りでは、指定号数と必要巻量に合う別製品を選んでください。

200mと300mで迷ったら水深とリール容量を確認する

船キス、カワハギ、タイラバ、一つテンヤなど浅場〜中層を狙うライト系では200m巻で対応できるケースが多くあります。水深そのものが浅くても、根掛かりや高切れで50m失うと残量は一気に減ります。購入時点で水深ぴったりではなく、トラブル後も釣りを続けられる余裕を持たせてください。

水深100m前後やそれ以上を狙う釣り、潮が速い海域、電動リールで回収を繰り返す釣りでは300m以上が候補になります。ただし、300m巻を買ってもリールがPE2号200mまでしか巻けなければ入りません。必要巻量とリールの糸巻量をセットで確認します。

PEの先端は仕掛けに合わせてリーダー・先糸を使う

PEは引っ張り強度に対して細く、伸びが少ないため船釣りの道糸に向きます。一方、魚の歯、根、船底、仕掛け同士との擦れが起きる場所では、先端にフロロカーボンやナイロンのリーダー・先糸を入れる釣りがあります。

必要な太さと長さは釣法で大きく変わります。タイラバ、一つテンヤ、ジギング、泳がせ釣りでは同じPE1号でもリーダー条件が同じではありません。素材と太さの考え方はショックリーダーの選び方・おすすめガイドで確認してください。

購入前に確認する6項目

  • 船宿指定:PE号数と必要巻量が指定されているか。
  • 釣り方・対象魚:0.6号のライト系か、1号前後か、2号以上が必要な釣りか。
  • 水深:水深に加え、潮で斜めに出る分とラインロス後の余裕があるか。
  • リール容量:選んだPE号数を必要m数だけ巻けるか。
  • カラー・マーキング:タナ取りが必要なら10m色分けや1m・5mマークがあるか。
  • 最大強力:同じ号数でもlb・kg表記が異なるため、製品ごとの数値を確認したか。

まとめ|船釣りPEは船宿指定から号数と巻量を決めよう

船釣り用PEラインは、船宿指定→釣り方・対象魚→水深と巻量→オモリ・潮→編み数・マーキングの順で選びます。ライト系なら0.6〜1号前後が中心ですが、ヒラメ・タチウオ・電動リールの中小物釣りでは1.5〜2号以上、大型魚やジギングでは2.5〜4号以上まで広がります。

今回の商品比較は0.6〜2号を中心にしています。浅場のライト系なら0.6〜0.8号、1号指定の船では1号、2号指定で深めまで見るなら2号300mというように、自分が乗る船の条件へ合わせて選んでください。最後にリールの糸巻量を確認すれば、「必要な号数は合っているのに全部巻けない」という購入ミスも避けられます。

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