はじめに|釣り人だけが味わえる極上茶碗蒸し
茶碗蒸しといえば、出汁の香りとふるふる食感が魅力の日本料理ですが…ここに釣ったばかりのアナゴを加えると、一気に高級感が増します✨
アナゴは白焼きや煮穴子などが有名ですが、実は茶碗蒸しにも非常に合う魚。ふわっとした身と、じんわり染み出す旨味が、卵と出汁に溶け合い、上品で奥深い味わいを生み出します。
この記事では、釣ったアナゴを使った茶碗蒸しの作り方を、下処理から蒸し時間のコツ、アレンジ方法まで丁寧に解説します。これを読めば、料亭顔負けの一品が家庭で作れますよ🍵
アナゴ茶碗蒸しの材料(4人分)
- アナゴの身(白焼きまたは煮穴子)…80〜100g
- 卵…3個
- 出汁…450ml(昆布と鰹で引いたものがおすすめ)
- 薄口醤油…小さじ2
- みりん…小さじ1
- 塩…ひとつまみ
- 三つ葉や柚子皮…適量(飾り)
- お好みで銀杏や椎茸、かまぼこなど
釣ったアナゴの下処理
茶碗蒸しでは骨や皮の硬さが邪魔にならないように、丁寧な下処理が大切です。
- ぬめり取り:まな板にアナゴを置き、塩を振ってこすり、流水で洗い流す。
- 開き処理:背開きまたは腹開きにし、骨を取り除く。
- 加熱下処理:白焼きにする場合は塩を軽く振り、魚焼きグリルで皮目から焼く。煮穴子にする場合は甘辛ダレで軽く煮る。
- 粗熱が取れたら食べやすい大きさに切っておく。
💡ポイント:蒸す工程でさらに火が入るため、下処理の加熱は7割程度でOK。柔らかさを残しておくと仕上がりがふんわりします。
卵液の作り方
- ボウルに卵を割り入れ、菜箸で泡立てないように静かにほぐす。
- 温かくない出汁(40℃以下)を加え、薄口醤油・みりん・塩で味を整える。
- 卵液を茶こしで2〜3回こすことで滑らかな仕上がりになる。
※泡立てない理由:泡が残ると蒸したときに表面がボコボコになり、見た目も口当たりも悪くなります。
茶碗蒸しの組み立て
- 耐熱の器にアナゴ・銀杏・椎茸など具材を入れる。
- 卵液を静かに注ぎ入れる。
- ラップまたはアルミホイルで器を軽く覆う(蒸気の水滴が入らないようにするため)。
蒸し方のコツ
- 蒸し器の湯が沸騰したら、火を弱めて80〜85℃程度に保つ。
- 器を並べ、蓋を少しずらして蒸気を逃がしながら約12〜15分蒸す。
- 竹串を刺して澄んだ汁が出れば蒸し上がり。
アレンジアイデア
- 白焼きアナゴ+柚子皮で香り豊かな仕上がり
- 煮穴子+三つ葉で王道の和風茶碗蒸し
- アナゴ+バター+洋風コンソメ出汁で洋風茶碗蒸し
よくある失敗と防ぎ方
失敗例1:すが入る(卵液がボソボソ)→ 蒸し温度が高すぎるのが原因。80〜85℃を守る。
失敗例2:味が薄い → 出汁の塩加減を確認。具材の塩分も考慮して調整する。
失敗例3:アナゴが硬い → 下処理の加熱しすぎに注意。
保存方法
茶碗蒸しはできたてが一番美味しいですが、余った場合は粗熱を取り、冷蔵庫で2日程度保存可能。電子レンジで温めるときは弱加熱で、固くならないように注意します。
まとめ|釣り人の特権茶碗蒸し
釣ったアナゴを贅沢に使った茶碗蒸しは、家庭で料亭の味を再現できる一品です。卵と出汁の優しい味わいに、アナゴの旨味が重なり、体も心もほっと温まります。
次回アナゴを釣った際は、ぜひ試してみてください。おもてなしにも、自分へのご褒美にもぴったりです😊
🍵 出汁とアナゴの旨味が溶け合う、極上の一杯をあなたに 🍵
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