はじめに
釣りたてのスズキは、上品で淡白な味わいが魅力の白身魚です🎣。そんなスズキをシンプルかつ贅沢に楽しむなら、ムニエルがおすすめです。表面を香ばしく焼き上げ、中はふっくらジューシーに仕上げるこの料理は、洋食の中でも人気の高い定番メニューです。
今回は、バター醤油とガーリック風味の2種類のソースを紹介します。どちらもスズキの旨味を最大限に引き出し、ご飯にもパンにもよく合う万能レシピです🍽。
なぜムニエルがスズキに合うのか
スズキは脂が少なくあっさりしているため、バターのコクやガーリックの香りが良いアクセントになります。また、小麦粉をまぶして焼くことで表面がカリッとし、中の水分を閉じ込めることができ、ジューシーな食感を保てます。
釣ったスズキの下処理
ムニエルの場合も、基本は西京焼きと同じく下処理が重要です。
- 血抜き:釣った直後にエラを切って海水中で血を抜きます。その後、氷水でしっかり冷やす。
- 内臓処理:帰宅後すぐに腹を開き、内臓を取り除く。内臓は臭みの原因になるため丁寧に。
- ウロコ取り:包丁やウロコ取りで全身のウロコを除去。ヒレ周りも忘れずに。
- 三枚おろし:背骨に沿って身を下ろし、腹骨をすき取ります。
下処理後は、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取ることで、ムニエルの仕上がりが格段に良くなります。
材料(2人分)
- スズキ切り身:2切れ(約200g)
- 塩:少々
- こしょう:少々
- 小麦粉:適量
- バター:20g
- オリーブオイル:小さじ2
- にんにく:1片(みじん切り)
- 醤油:小さじ2(バター醤油用)
- パセリ:少々(仕上げ用)
下味と粉付けの手順
- 切り身に塩・こしょうを軽く振り、5分ほど置く。
- キッチンペーパーで水分を拭き取る。
- 切り身全体に小麦粉を薄くまぶす。余分な粉ははたき落とす。
小麦粉は薄く均一にまぶすことで、焼き色がきれいにつきます。
焼きの基本工程
- フライパンにオリーブオイルとバターの半量を入れ、中火で熱する。
- 皮目を下にして切り身を入れ、動かさずに3〜4分焼く。
- 裏返してさらに2〜3分焼き、火を通す。
皮目から焼くことでパリッとした食感が楽しめます。焼きすぎは禁物です。
バター醤油ソースの作り方
バター醤油ソースは、和食と洋食の良さを併せ持つ万能ソースです。スズキの淡白な味を引き立て、ご飯にもパンにも合います🍚🥖。
- ムニエルを焼いたフライパンに残った油を弱火にかける。
- バター10gを加え、溶け始めたら醤油小さじ2を入れる。
- 軽く煮立たせ、香ばしい香りが立ったら火を止める。
- 焼き上がったスズキにかけ、パセリを散らして完成。
醤油は焦がしすぎないことがポイント。香ばしい香りが立った瞬間がベストタイミングです。
ガーリックソースの作り方
にんにくの香りが食欲をそそるガーリックソースは、ワインのお供にもぴったり🍷。
- ムニエルを焼く前に、オリーブオイル小さじ2とみじん切りにしたにんにくを入れ、弱火でじっくり香りを出す。
- にんにくがきつね色になったら取り出し、油だけを残す。
- その油でスズキをムニエルに仕上げ、最後ににんにくチップをのせる。
にんにくを焦がすと苦味が出るため、色づき始めたらすぐ取り出すのがコツです。
ムニエルのアレンジアイデア
- レモンバター風味:仕上げにレモン汁をひと絞りして爽やかに🍋。
- ハーブムニエル:タイムやローズマリーを焼き油に加え、香り豊かに。
- クリームソースがけ:生クリーム+白ワイン+バターで作る濃厚ソース。
おすすめの付け合わせ
ムニエルはソースがしっかりしているため、付け合わせは彩りと食感のバランスを意識しましょう。
- バターソテーした季節野菜(アスパラ、にんじん、ブロッコリー)
- マッシュポテトやガーリックライス
- レモン風味のグリーンサラダ
付け合わせをワンプレートに盛り付ければ、レストランのような華やかさになります。
保存方法と作り置きのコツ
ムニエルは焼きたてが一番美味しいですが、保存して後日楽しむことも可能です。釣ったスズキで作る場合は、鮮度を保つ工夫がより重要になります。
調理前の冷蔵保存
下処理後の切り身はキッチンペーパーで水分を拭き取り、ラップで包んで冷蔵庫で1日程度保存可能です。それ以上置く場合は冷凍がおすすめ。
調理前の冷凍保存
下処理したスズキを1切れずつラップで包み、ジッパー付き袋に入れて冷凍庫へ。解凍は冷蔵庫で半日〜1日かけて行うことで、ドリップの流出を防げます。
調理後の保存
焼いたムニエルは粗熱を取ってから密閉容器に入れ、冷蔵で2日ほど保存可能です。食べる際はトースターやフライパンで軽く温め直すと、香ばしさが復活します。
冷凍保存時の注意
バター醤油やガーリックソースは冷凍に不向きなため、ソースは別に作って保存するのが理想です。
食べ方バリエーション
- サンドイッチ:ムニエルをほぐし、レタスやトマトと一緒にパンに挟んで。バター醤油の香りが絶品。
- パスタ:ほぐしたムニエルをガーリックオイルで和え、スパゲッティに絡めれば洋風ランチに。
- サラダ:冷めたムニエルをほぐして、シーザーサラダやグリーンサラダにトッピング。
- お茶漬け風:和風だしをかけ、ムニエルをほぐしてお茶漬けに。意外なほどマッチします。
釣り魚で作る際の注意点
- 必ず新鮮なうちに下処理をすること。
- 寄生虫リスクを避けるため、十分に加熱調理する。
- 焼く直前まで冷蔵保存し、常温に放置しない。
まとめ
スズキのムニエルは、シンプルながらもバターやガーリックの香りが食欲をそそる一品です。釣ったスズキを使えば、鮮度抜群の身質と香ばしい風味を楽しめます。
バター醤油のコクとガーリックの香り、それぞれの魅力を活かして、ご家庭でもレストランのような一皿を再現してみてください🍽。付け合わせや盛り付けを工夫すれば、おもてなし料理としても大活躍します。
「釣り上げた魚を最高に美味しく食べる」——それが釣り人の醍醐味です🎣✨
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