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クロダイの握り寿司の魅力
クロダイ(チヌ)は上品な白身とほのかな甘みを持つ魚で、握り寿司にするとその美味しさが存分に引き立ちます🍣。特に釣りたての新鮮なクロダイは、コリコリとした食感と噛むほどに広がる旨味が格別です。
また、軽く昆布締めにしてから握ると、旨味がさらに凝縮され、ほんのりとした昆布の香りが加わります。炙り握りにすると香ばしさがプラスされ、これもまた絶品です。
釣ったクロダイの下処理
寿司は生食なので、下処理の丁寧さが仕上がりを大きく左右します。
- 血抜き:釣り上げたらすぐにエラと尾の付け根を切り、海水に浸けて血を抜きます。
- 神経締め(可能なら):背骨沿いにワイヤーを通して神経を破壊し、鮮度を保ちます。
- 冷却:氷と海水を入れたクーラーボックスで低温保存。
三枚おろしと柵取り
寿司用の切り身を作るには、まず三枚おろしをして柵(長方形の切り身)に整えます。
- ウロコを取り除く。
- 頭を落とし、内臓を取り出す。
- 背骨に沿って包丁を入れ、片身を外す。
- 腹骨をすき取り、血合い骨を骨抜きで丁寧に抜く。
- 皮を引き、柵状に整える。
寿司ネタの切り方
クロダイの握り寿司は、やや薄めに切るとシャリとのバランスが良くなります。
- 包丁をよく研ぐ
- 身の繊維に対して直角に切る
- 切り口を滑らかに保つため、一度でスッと引くように切る
酢飯の作り方
材料(2〜3人分・約8貫分)
- 炊きたてご飯:1合
- 酢:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 塩:小さじ1/2
作り方
- 酢・砂糖・塩を混ぜて寿司酢を作る。
- 炊きたてご飯を飯台またはボウルに移す。
- 寿司酢を全体に回しかけ、しゃもじで切るように混ぜる。
- うちわで扇ぎながら人肌まで冷ます。
握りの基本手順
- 手を酢水で湿らせる。
- シャリを10〜12g程度取り、軽くまとめる。
- ネタにわさびを少量のせ、シャリを乗せる。
- 手で軽く形を整える。
- 仕上げに軽く指で押さえて完成。
バリエーション
- 炙り握り:皮付きのネタを軽くバーナーで炙る
- 昆布締め握り:昆布で軽く締めて旨味アップ
- 柚子塩握り:塩と柚子皮で爽やかに
盛り付けの工夫
寿司下駄や平皿に美しく並べ、ガリや大葉、レモンを添えると見栄えが良くなります🍋。
保存と安全
握り寿司は作ったらすぐに食べるのが鉄則です。時間が経つと身が変色し、シャリも硬くなります。寄生虫対策として不安な場合は、-20℃で24時間以上冷凍してから調理してください。
まとめ
クロダイの握り寿司は、釣りたての鮮度をダイレクトに感じられる贅沢な一品です。
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