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クロダイのポワレ(ソテー)の魅力
クロダイ(チヌ)は、和食だけでなく洋食にもよく合う魚です🐟。特に、皮目をパリッと焼き上げるポワレは、釣りたての新鮮なクロダイを最大限に活かせる料理法のひとつです。
ポワレはフランス料理の技法で、皮目を高温でしっかり焼き、身はふっくらジューシーに仕上げます。香ばしい皮としっとりした白身のコントラストが絶品で、ソースや付け合わせでアレンジの幅も広がります。
釣ったクロダイの下処理
ポワレは焼き方が命ですが、その前に鮮度管理と下処理が重要です。
- 血抜き:釣り上げたらすぐにエラと尾の付け根を切り、海水で血を抜きます。
- 神経締め(可能なら):背骨沿いにワイヤーを通して鮮度保持。
- 冷却:氷と海水を入れたクーラーボックスで低温保存しながら持ち帰ります。
三枚おろしと皮の下処理
ポワレでは皮を残して焼くため、皮目の下処理が仕上がりを左右します。
- ウロコをしっかり取り除く(皮目が口当たりに直結)
- 三枚おろしにして骨を丁寧に抜く
- 皮目に浅く切れ目を入れる(縮み防止)
- キッチンペーパーで水分をしっかり拭く
皮目が濡れたままだとパリッと焼けないので、水分除去は必須です。
ポワレの基本手順
- フライパンにオリーブオイルを熱し、中火にする。
- 皮目を下にしてクロダイを置き、ヘラで軽く押さえながら焼く(皮が反らないように)。
- 皮目がこんがり色づくまで動かさず焼く(約4〜5分)。
- 裏返して弱火にし、さらに3〜4分焼く。
- 中心まで火が通ったら取り出す。
皮目は「カリッ」、身は「ふっくら」を目指しましょう。
付け合わせの野菜
ポワレは付け合わせで華やかさが増します。
- ソテーしたズッキーニ・パプリカ
- バターで炒めたほうれん草
- グリルしたアスパラガス
彩り豊かな野菜を添えることで、見た目の完成度が格段に上がります。
基本ソースの作り方
ポワレにはソースが欠かせません。
- バターソース:白ワイン+バター+レモン汁
- ハーブソース:オリーブオイル+刻んだディルやパセリ
- 和風ソース:バター+醤油+みりん
焼き上げのポイント
- 皮目を置く前にフライパンをしっかり熱する
- 皮目は押さえながら焼くと縮みにくい
- ひっくり返すのは一度だけ
- 焼きすぎない(身がパサつく原因)
アレンジポワレ
- トマトソース添え:ガーリックを効かせたトマトソースでさっぱり
- バルサミコソース添え:酸味と甘みがクロダイの旨味にマッチ
- レモンバターソース添え:爽やかで食欲をそそる味わい
保存と再加熱
ポワレは出来立てが一番美味しいですが、どうしても余った場合は冷蔵庫で保存し、トースターで軽く温めると皮の食感が少し戻ります。
まとめ
クロダイのポワレは、釣り人が洋食を楽しむのにぴったりの料理です。皮目をパリッと焼くコツを押さえれば、自宅でもレストランのような仕上がりが可能です。釣ったその日に、ぜひ挑戦してみてください。
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