釣りの単位・号数・記号一覧|g・oz・lb・PE・ML・HGを初心者向けに解説

釣竿、リール、PEライン、ルアー等を堤防に配置して、釣りの単位・号数・記号という文字を入れたアイキャッチ画像

釣具や仕掛けの商品ページを見ると、「PE1号」「20lb」「3/8oz」「オモリ10号」「ML」「C3000HG」など、普段の生活ではあまり見かけない数字や記号がたくさん登場します。

全部を暗記する必要はありません。まずその数字が「重さ」「長さ」「太さ」「強度」「サイズ」「釣具の仕様」のどれを表しているのかを確認すれば、スペック表はかなり読みやすくなります。

このページは、釣りでよく使う単位・号数・記号・略号を1ページで確認するための初心者向け辞典です。正確に換算できる数値は換算表で、メーカーや製品によって変わる数値は「目安」と分けて掲載しています。

最初に覚える3つのルール

  1. 換算できるものは数値で換算する:g、oz、lb、ft、inch、オモリ号数など。
  2. 規格があるものは規格値を見る:ナイロン・フロロの標準直径、PEの号数規格など。
  3. 商品差があるものは目安として見る:ライン強度、ロッドパワー、針の実寸、リール型番など。

釣竿・リール・ライン・仕掛けなど道具全体の役割から確認したい方は、初心者が揃えるべき基本タックル完全ガイドもあわせて確認してください。

目次

まず見る|釣りの単位・記号 超早見表

「この文字は何を表している?」だけを知りたいときは、まずこの表を確認してください。

表記 読み方 主な意味 よく使うもの
g グラム 重量 ルアー、オモリ、ジグ
kg キログラム 重量 魚の重量、ドラグ力
oz オンス 重量 ルアー、ジグヘッド
lb ポンド 重量換算・ライン強度表記 ライン、リーダー
ごう 対象によって意味が変わる オモリ、ライン、針、竿、エギ
G・B ジー・ビー 小型オモリのサイズ/ウキの浮力 ガン玉、ジンタン、円錐ウキ
mm・cm・m ミリ・センチ・メートル 長さ ライン径、魚、水深
inch インチ 長さ ワーム、ルアー
ft フィート 長さ ロッド
PE ピーイー 編み糸の種類・号数 メインライン
UL〜XH ロッドパワー 竿の強さの目安 ルアーロッド
PG・HG・XG ギア表記例 リールのギア仕様 リール
F・S・SP 浮力タイプの略号 浮く/沈む/サスペンド ルアー
# ナンバー フックサイズなど ルアーフック
φ ファイ 直径 ライン、部品

重さの単位|g・kg・oz・lb

釣具で最もよく見る重量表記はgです。海外由来のルアーではoz、ライン強度ではlbも頻繁に登場します。

g(グラム)・kg(キログラム)

1kg=1000gです。ルアー・メタルジグ・オモリ・タイラバ・テンヤなどはg、魚の重量やリールのドラグ力ではkgを見ることが多くなります。

kg表記で魚の上限を決めない

ライン強度が「10kg」と表示されていても、「10kgの魚までなら必ず釣れる」という意味ではありません。結び目、傷、摩耗、魚の走り、竿の角度、ドラグ設定などで実際に掛かる負荷は変わります。

oz(オンス)|ルアーでよく見る重量

1oz=約28.35gです。バス・ソルトルアー、ジグヘッド、ロッドの適合ルアー重量などでは分数表記もよく使われます。

oz g換算
1/32oz 約0.89g
1/16oz 約1.77g
1/8oz 約3.54g
3/16oz 約5.32g
1/4oz 約7.09g
3/8oz 約10.63g
1/2oz 約14.17g
5/8oz 約17.72g
3/4oz 約21.26g
1oz 約28.35g
1.5oz 約42.52g
2oz 約56.70g

たとえば「LURE 1/4〜1oz」なら、重量だけを換算すると約7.1〜28.35gです。

lb(ポンド)|釣りではライン強度で頻出

1lb=約453.6g=約0.454kgです。釣りでは物の重さよりも、ラインやショックリーダーの強度表記として見る機会が多くなります。

lb kg換算
2lb 約0.91kg
4lb 約1.81kg
6lb 約2.72kg
8lb 約3.63kg
10lb 約4.54kg
12lb 約5.44kg
16lb 約7.26kg
20lb 約9.07kg
30lb 約13.61kg
40lb 約18.14kg
50lb 約22.68kg
60lb 約27.22kg
80lb 約36.29kg
100lb 約45.36kg

このkg欄は単位を換算した数字です。魚の「対応重量」を示す表ではありません。

オモリの表記|号・G・B

オモリの1号は約3.75g

一般的なオモリの号数は、1号=約3.75gとして換算できます。船釣り、投げ釣り、カゴ釣りなどで「20号」「80号」のように指定されたときに使える換算です。

オモリ号数 重量
0.3号 約1.12g
0.5号 約1.88g
0.8号 約3g
1号 約3.75g
1.5号 約5.62g
2号 約7.5g
3号 約11.25g
4号 約15g
5号 約18.75g
6号 約22.5g
8号 約30g
10号 約37.5g
12号 約45g
15号 約56.25g
20号 約75g
25号 約93.75g
30号 約112.5g
40号 約150g
50号 約187.5g
60号 約225g
80号 約300g
100号 約375g
120号 約450g
150号 約562.5g

船宿や仕掛け説明でオモリ号数が指定されている場合は、g換算だけで代用品を決めず、指定された号数・形状を優先してください。

ガン玉・ジンタンのGとB

フカセ釣りやウキ釣りでは、G8、G5、G2、B、2B、3Bといった小型オモリを使います。ここは数字の増え方が途中で逆になるので、並びで覚えるのが早道です。

軽い → 重い

G8 → G7 → G6 → G5 → G4 → G3 → G2 → G1 → B → 2B → 3B → 4B → 5B → 6B

  • G系:数字が小さくなるほど重くなります。
  • B系:Bから2B、3B…と数字が大きくなるほど重くなります。
表記 代表的な重量目安
G8 約0.07g
G7 約0.09g
G6 約0.12g
G5 約0.16g
G4 約0.20g
G3 約0.25g
G2 約0.31g
G1 約0.40g
B 約0.55g
2B 約0.75g
3B 約0.95g
4B 約1.20g
5B 約1.85g
6B 約2.65g

この重量は代表的な目安です。メーカーや製品によってわずかな差があるため、実際に仕掛けを組むときは製品表示も確認してください。

円錐ウキとガン玉の組み合わせを実際の仕掛けで知りたい方は、フカセ釣り仕掛けの選び方も参考にしてください。

長さの単位|mm・cm・m・inch・ft・尺・寸

mm・cm・m

10mm=1cm、100cm=1m、1000mm=1mです。ラインや部品の直径はmm、魚の全長はcm、水深・ライン長・ロッド長はmで表されることが多くなります。

inch(インチ)

1inch=2.54cmです。ワームやルアーの長さでよく使います。たとえば3inchは約7.62cm、4inchは約10.16cmです。

inch cm換算
0.5inch 1.27cm
1inch 2.54cm
1.5inch 3.81cm
2inch 5.08cm
2.5inch 6.35cm
3inch 7.62cm
3.5inch 8.89cm
4inch 10.16cm
4.5inch 11.43cm
5inch 12.70cm
5.5inch 13.97cm
6inch 15.24cm
7inch 17.78cm
8inch 20.32cm
10inch 25.40cm
12inch 30.48cm

12inch=1ftです。ワームやルアーではinch、ロッドではft+inchがよく使われます。

ft(フィート)と「’」「"」

1ft=30.48cm、1ft=12inchです。ロッドの「9’6"」は9フィート6インチと読み、約2.90mです。記号では「’」がフィート、「"」がインチを表します。

ft・inch表記 m換算
5ft 6inch 約1.68m
6ft 約1.83m
6ft 6inch 約1.98m
7ft 約2.13m
7ft 6inch 約2.29m
8ft 約2.44m
8ft 6inch 約2.59m
9ft 約2.74m
9ft 6inch 約2.90m
10ft 約3.05m
10ft 6inch 約3.20m
11ft 約3.35m
12ft 約3.66m

尺・寸

魚の大きさでは「尺アジ」「尺メバル」のような表現が今も使われます。1寸は約3.03cm、1尺は10寸で約30.3cmです。そのため「尺アジ」はおおむね30cmクラスのアジを指します。

一番大事|同じ「号」でも意味は別

釣りの「号」は、1つの共通単位ではありません。数字が同じでも、何に付いている号数かによって意味が変わります。

「号」を使うもの 主に表すもの 別単位へ換算できる?
オモリ 重量 ○ 1号≈3.75g
ナイロン・フロロ 糸の太さの規格 標準直径を確認
PEライン PE独自の太さ規格 デニール基準
その針のサイズ 共通mm換算は不可
磯竿 竿のパワー・用途の目安 不可
投げ竿 モデルの強さ・想定錘負荷に関係 製品仕様を確認
エギ エギの大きさ 長さの目安あり

「何の○号?」を先に見る

オモリ10号と針10号、PE1号と磯竿1号は、数字をそろえて使うものではありません。仕掛けのパッケージに「針5号・ハリス1.5号・幹糸3号」と並んでいても、それぞれ別の意味です。

ライン・ハリスの号数|太さ・lb・kgをどう読む?

ラインでは、「号数=太さ側の情報」「lb・kg=強度側の情報」と分けて読むのが基本です。号数だけから強度を完全に決めることはできません。

仕掛けの「幹糸」「ハリス」などの基本用語から確認したい方は、初心者向け釣り仕掛け入門も参考にしてください。

ナイロン・フロロの号数と標準直径【規格値】

ナイロン・フロロカーボン・ポリエステル系の釣り糸には、号数ごとの標準直径があります。ここは製品強度の目安ではなく、太さの規格値として確認してください。

号数 標準直径
0.4号 0.104mm
0.5号 0.117mm
0.6号 0.128mm
0.8号 0.148mm
1号 0.165mm
1.2号 0.185mm
1.5号 0.205mm
1.75号 0.220mm
2号 0.235mm
2.5号 0.260mm
3号 0.285mm
3.5号 0.310mm
4号 0.330mm
5号 0.370mm
6号 0.405mm
8号 0.470mm
10号 0.520mm

同じ2号でも、製品の設計によってlb強度は変わります。太さの規格と強度表示を別々に見るのがポイントです。

ハリス・リーダーは何lbくらい?【概算】

「2号なら何lbくらい?」をざっくり知りたいときは、次の表が目安になります。フロロカーボン系の市販品で見られる強度帯を中心に、初心者が強さの感覚をつかむための範囲としてまとめています。

この表は概算です

同じ号数でもメーカー・商品・素材・製法によって強度は異なります。購入時はパッケージや商品仕様のlb・kg表示を優先してください。kg欄も「その重さの魚まで釣れる」という意味ではありません。
号数 標準直径 強度の目安 kg換算の目安
0.6号 0.128mm 約2〜3lb 約0.9〜1.4kg
0.8号 0.148mm 約3〜4lb 約1.4〜1.8kg
1号 0.165mm 約4〜5lb 約1.8〜2.3kg
1.2〜1.25号 約0.185〜0.190mm 約5〜6lb 約2.3〜2.7kg
1.5号 0.205mm 約6〜7lb 約2.7〜3.2kg
1.75号 0.220mm 約7〜8.5lb 約3.2〜3.9kg
2号 0.235mm 約8〜10lb 約3.6〜4.5kg
2.5号 0.260mm 約10〜12lb 約4.5〜5.4kg
3号 0.285mm 約12〜14lb 約5.4〜6.4kg
3.5号 0.310mm 約14〜16lb 約6.4〜7.3kg
4号 0.330mm 約16〜18lb 約7.3〜8.2kg
5号 0.370mm 約20〜22lb 約9.1〜10.0kg
6号 0.405mm 約24〜25lb前後 約10.9〜11.3kg前後

暗算では「フロロ1号で4〜5lb前後」という感覚が役立ちますが、高強度製品では同じ号数でも数字が上がります。細かい選定では号数だけでなく製品の強度表記まで確認してください。

PEラインの号数と強度目安|規格値(d)は参考

PEラインは0.6号、0.8号、1号、1.5号などの号数で選びます。ナイロン・フロロのような標準直径とは規格の仕組みが異なり、PE100%糸のJAFS規格では1号=200デニール(d)が基準です。

ただし、初心者が商品を選ぶときにまず確認したいのは「何号か」と「どのくらいの強度があるか」です。デニールはPE号数の規格を理解するための参考情報として、強度目安と同じ表にまとめました。

PEの強度は「目安」として見る

同じ号数でも、4本編み・8本編み・12本編み、原糸、編み方、コーティング、さらに最大強力・平均強力のどちらを表示しているかで数値が変わります。表のlb・kgは強さの感覚をつかむための概算で、実際の商品表示を優先してください。
PE号数 強度の目安 kg換算の目安 規格値(d・参考)
0.4号 約9〜10lb 約4.1〜4.5kg 80d
0.5号 約10〜13lb 約4.5〜5.9kg 100d
0.6号 約12〜15lb 約5.4〜6.8kg 120d
0.8号 約13〜19lb 約5.9〜8.6kg 160d
1号 約19〜24lb 約8.6〜10.9kg 200d
1.2号 約20〜29lb 約9.1〜13.2kg 240d
1.5号 約25〜36lb 約11.3〜16.3kg 300d
2号 約35〜44lb 約15.9〜20.0kg 400d
2.5号 約40lb前後 約18.1kg前後 500d
3号 約45〜50lb前後 約20.4〜22.7kg前後 600d
4号 約60〜65lb前後 約27.2〜29.5kg前後 800d
5号 約75〜80lb前後 約34.0〜36.3kg前後 1000d
6号 約80〜90lb前後 約36.3〜40.8kg前後 1200d

d(デニール)は9000mあたりの糸の質量をgで表す単位です。PE号数の規格を理解するうえでは意味がありますが、実際の購入時は号数・強度・編み本数を優先して確認すれば十分です。

ラインが岩・貝・魚体に擦れたり、ノット部分に負荷が集中したりすれば、実釣での強度は表示値より低下します。魚の重量だけからPE号数を決めるのではなく、対象魚・釣り場・根ズレ・ドラグ・リーダーまで含めて考えます。

PEの4本編み・8本編み、長さ、号数選びまで詳しく確認したい方は、PEラインの選び方・おすすめ完全ガイドへ進んでください。

X4・X8・X12/4本編み・8本編み・12本編み

PEラインの「X4」「X8」「X12」は、主に編み込む原糸の本数を示します。これは号数とは別の仕様で、PE1号にも4本編み・8本編みなどがあります。編み本数だけで優劣を決めず、用途・価格・強度・表面の滑らかさなどを含めて選びます。

最大強力・平均強力

ラインの商品ページでは「最大強力」「平均強力」といった表記があります。最大強力は最大値側、平均強力は試験結果の平均側を見る表示なので、同じ号数でも同じ種類の強度表示同士で比較するのが基本です。

針の大きさ|「○号」と「#」は別の体系

エサ釣りの針「○号」

針は、同じ種類・同じシリーズの中なら、一般的に号数が大きいほど針も大きくなります。ただし「針5号=全メーカー共通で○mm」という換算はできません。

チヌ針5号、袖針5号、伊勢尼5号、丸セイゴ5号では、全長・フトコロの広さ・軸の太さ・形が異なります。メーカーや商品シリーズが変われば実寸も変わります。

針は号数だけで横比較しない

まず対象魚・エサに合う「針の種類」を選び、そのシリーズ内で号数を選びます。異なる針種どうしの大きさを比べるときは、製品寸法や実物を確認するのが確実です。

ルアーフックの#8・#6・#4・#1・1/0

ルアー用フックでは「#8」「#6」「#4」「#2」「#1」のような表記を使います。一般的なフックサイズでは#8 → #6 → #4 → #2 → #1と数字が小さくなるほど大きくなり、#1より大きい側では1/0 → 2/0 → 3/0と数字が増えるほど大きくなります。

ただし、シングル・トレブル・アシストフックなど種類が違えば同じ番号でも形や寸法は異なります。メーカー差もあるため、#番号も絶対寸法としては扱いません。

竿・ロッドの記号|UL・ML・M・MH・H・号数

UL・L・ML・M・MH・H・XHはロッドパワー

ルアーロッドでは、竿が想定する負荷のクラスをアルファベットで表すことがあります。一般的な並びはUL → L → ML → M → MH → H → XHです。

表記 英語 初心者向けの見方
UL Ultra Light 非常に軽いルアーや繊細な操作を想定するクラス
L Light 軽めのクラス
ML Medium Light LとMの中間
M Medium 中間的なクラス
MH Medium Heavy MとHの中間
H Heavy 重いルアーや強い負荷を想定するクラス
XH Extra Heavy さらに強い負荷を想定するクラス

ここで大切なのは、別ジャンルのロッドをMという文字だけで比較しないことです。アジングロッドのMとショアジギングロッドのMでは、想定するルアー重量も魚も大きく違います。同じ用途・同じシリーズ内での比較軸として見るのが基本です。

磯竿の1号・1.5号・2号

磯竿の号数はオモリ重量ではなく、竿のパワーや想定する仕掛けを判断するための表記です。同じシリーズでは号数が上がるにつれて太いハリスや大きめの負荷に対応する傾向がありますが、同じ1.5号でもメーカー・シリーズが違えば曲がり方や使用感は同一ではありません。

磯竿は号数だけで決めず、「適合ハリス」「錘負荷」「長さ」などを一緒に確認してください。

投げ竿の「25-405」など

投げ竿では「25-405」のような型番を見ることがあります。製品例では前側の数字が竿のクラス、後ろの405が約4.05mの全長を表すことがありますが、25号の竿だから25号のオモリだけを使う、という意味ではありません。実際の適合オモリは「錘負荷20〜30号」など別欄で示されるため、仕様表を確認します。

LURE 8-32g・MAX 40g

「LURE 8-32g」は、そのロッドが想定するルアー重量の範囲を表す例です。「MAX 40g」は最大値を示す表記例です。最大値は「一番快適に使える重量」とは限らないため、普段使うルアー重量が適合範囲の中に入るかを確認します。

錘負荷10〜20号

竿の「錘負荷10〜20号」なら、オモリ重量だけをg換算すると約37.5〜75gです。ただし実際の仕掛けには天秤・カゴ・エサなども付くため、メーカーが示す適合範囲と釣り方を優先します。

S96ML・9’6"などの読み方

型番「S96ML」では、製品によって「96」が9フィート6インチ、「ML」がミディアムライトを示します。9フィート6インチは約2.90mです。「S」などの文字はメーカーの命名規則によるため、すべての製品で同じ意味とは限りません。

8:2・7:3・6:4/FAST・REGULAR・SLOW

竿にはパワーだけでなく、どこから曲がりやすいかという「調子・アクション」の表記があります。船竿の8:2・7:3・6:4や、ルアーロッドのFAST・REGULAR・SLOWなどです。ML・M・Hのパワー表記とは別の情報として読みます。

継数・仕舞寸法・自重

  • 継数:竿が何本のパーツで構成されるか。
  • 仕舞寸法:収納した状態の長さ。
  • 自重:竿本体の重量。
  • 先径・元径:穂先側・根元側の直径を示す仕様。

リールの番手・ギア・スペック表記

1000・2500・3000・4000などの番手

スピニングリールでは1000番、2500番、3000番、4000番などでサイズクラスを表します。一般に数字が大きくなるほど大きなスプール・多い糸巻量を持つモデルが増えますが、全メーカー共通の絶対寸法ではありません。

リール選びでは番手と一緒に、糸巻量・自重・最大巻上長・ドラグ・ロッドとのバランスを確認します。詳しくはスピニングリールの選び方・おすすめ完全ガイドをご覧ください。

PG・HG・XG/H・XH

型番末尾の文字はギア仕様を示す場合があります。たとえばPGはPower Gear、HGはHigh Gear、XGはExtra High Gearという表記例です。メーカーによってはH・XHなど別の略号を使います。

違うメーカーの略号を文字だけで比較せず、「ギア比」と「最大巻上長」を確認すると、実際の巻き取り速度を比べやすくなります。

ギア比5.2:1・6.2:1

ギア比は、ハンドル1回転に対して内部の回転系がどれだけ動くかを示す比率です。数字が大きいモデルほど高速側になる傾向があります。ただしスプール径なども関係するため、実際に1回転で何cm回収するかは最大巻上長で確認します。

最大巻上長○cm/ハンドル1回転

「最大巻上長94cm」と書かれていれば、ハンドル1回転で最大約94cmのラインを回収する仕様を示します。HG・XGの文字より直接的に回収量を比べられる数値です。

PE1-400m・ナイロン3-150m

「PE1号-400m」はPE1号を約400m、「ナイロン3号-150m」はナイロン3号を約150m巻ける糸巻量の目安です。実際にはライン径や巻き方でも多少変わります。

最大ドラグ力○kg

ドラグは、設定した負荷を超えたときにラインを送り出して急激な負荷を逃がす機構です。「最大ドラグ力9kg」はリールのドラグ性能を示す値で、9kgの魚までという意味ではありません。

BB・ベアリング数

「5BB+1」のBBはボールベアリングを表す記号です。数だけでリールの優劣は決まらず、ベアリングの配置、ギア、剛性、防水、重量なども使用感に影響します。

C・S・SS・SSS・DH・R・Lなど

リール型番にはメーカー独自の記号が多くあります。たとえばC=コンパクトボディ、S=シャロースプール、SS・SSS=さらに浅いスプール、DH=ダブルハンドルといった表記例があります。右・左ハンドルをR/L、RIGHT/LEFTで区別する製品もあります。

型番記号はメーカーごとに確認

C、S、SS、XG、XH、LTなどは、すべてのメーカーで共通する記号ではありません。知らない文字が付いていたら、その製品のスペック欄・型番説明を確認してください。

ルアー・エギの数字と記号

80mm・120mmはルアーの長さ

ルアーの80mm・120mmは一般に全長を示します。80mm=8cm、120mm=12cmです。重量は別欄のg・ozで確認します。

F・S・SP

表記 主な意味 水中での基本イメージ
F Floating 止めると浮くタイプ
S Sinking 止めると沈むタイプ
SP Suspend 一定の水深に留まりやすいタイプ

SF・SSなどの追加記号はメーカーや製品で意味が変わる場合があります。略号だけでは分からないときは製品説明を確認してください。

エギの2.5号・3号・3.5号・4号

エギの号数は、オモリ号数とは別でエギの大きさを表します。1号を約1寸(約3cm)として考えると、おおよその長さをつかめます。

エギ号数 長さの目安
2号 約6cm
2.5号 約7.5cm
3号 約9cm
3.5号 約10.5cm
4号 約12cm

同じ3.5号でも重さは固定ではありません。ボディ設計やシンカーの違いにより、ノーマル・シャロー・ディープなどで沈下速度も変わります。「約3秒/m」なら、1m沈むのに約3秒かかるという目安です。

エギングの道具とエギの使い分けまで知りたい方は、初心者向けエギング完全ガイドへ進んでください。

ウキのG・B・0・00・000は何を表す?

フカセ釣り用の円錐ウキにもG2、B、2B、3B、0、00、000などの表記があります。ここでG・Bは、ウキ本体の重さではなく浮力設定を表す記号です。

たとえば同じシリーズのウキで「浮力B・重量12g」のように表示されることがあります。Bだからウキ自体が0.55gという意味ではありません。

0・00・000や0αなどは、軽い負荷や沈め釣りに対応するための浮力設定として使われますが、細かな設定はメーカー・シリーズで異なります。gへ一律換算せず、製品の浮力説明を確認してください。

ガン玉のBとウキのBを分けて読む

ガン玉のBは小型オモリのサイズ、ウキのBは浮力ランクです。記号が対応する仕掛けもありますが、ハリ・サルカン・エサ・海水の状態なども仕掛け全体の浮き沈みに影響します。

その他によく見る記号・略号

表記 意味
MAX 最大値 MAX 40g
MIN 最小値 MIN 5g
WT / WEIGHT 重量 LURE WT 10-30g
LENGTH / LEN 長さ LENGTH 120mm
LINE 適合ラインなど LINE 8-16lb
PE PEライン PE 0.8-1.5
DRAG ドラグ MAX DRAG 9kg
GEAR RATIO ギア比 6.2:1
BB ボールベアリング 5BB+1
φ 直径 φ2mm
# ナンバー HOOK #6
‘ / “ フィート / インチ 9’6″

実際のスペック表を読み解いてみよう

単位を1つずつ覚えるより、実際のスペックを分解して読むと理解が定着します。

ロッドの例|S96ML / LURE 8-32g / PE 0.6-1.5

  • 96:9フィート6インチを示す型番例。約2.90m。
  • ML:ミディアムライトのパワー表記。
  • LURE 8-32g:8〜32gのルアーを想定する仕様例。
  • PE 0.6-1.5:PE0.6〜1.5号を想定する仕様例。

「S」や数字の付け方はメーカー独自の場合があるため、型番の意味は製品仕様とセットで確認します。

リールの例|C3000XG / PE1-400m / MAX DRAG 9kg

仕様欄にこのような情報が並んでいた場合は、次のように分解します。

  • C3000XG:リールのサイズクラスとギア・ボディ仕様に関係する型番例。
  • PE1-400m:PE1号を約400m巻ける糸巻量。
  • MAX DRAG 9kg:最大ドラグ力9kg。

ラインの例|PE #1.0 / MAX 23lb / 200m / X8

  • PE:ライン素材・種類。
  • #1.0:PE1号。
  • MAX 23lb:最大強力23lbという表示例。
  • 200m:巻量。
  • X8:8本編み。

仕掛けの例|針5号 / ハリス1.5号 / 幹糸3号 / 全長1.4m

  • 針5号:針のサイズ。
  • ハリス1.5号:針につながる糸の太さ。
  • 幹糸3号:仕掛け本体側の糸の太さ。
  • 全長1.4m:仕掛け全体の長さ。

このように、同じ「号」が1つのパッケージ内に複数あっても意味は別です。

初心者が間違えやすいポイント10個

  1. 「号」は全部同じ単位だと思わない。
  2. PE1号とナイロン1号を同じ太さ・強度だと思わない。
  3. ラインのlb・kgを魚の重量上限だと思わない。
  4. 針5号を全種類共通の大きさだと思わない。
  5. 磯竿1.5号を重量表記だと思わない。
  6. ML・M・Hを違うジャンルのロッドで単純比較しない。
  7. 3000番リールを全メーカー共通サイズだと思わない。
  8. HG・XGの文字だけで実際の巻き取り量を決めない。
  9. ガン玉BとウキBを同じ「重さ」だと思わない。
  10. エギ3.5号とオモリ3.5号を同じ重量だと思わない。

よくある質問

オモリ10号は何gですか?

約37.5gです。オモリは1号約3.75gで換算できます。

1ozは何gですか?

約28.35gです。1/2ozなら約14.17g、1/4ozなら約7.09gです。

1lbは何kgですか?

約0.454kgです。20lbなら約9.07kg相当ですが、ラインの場合は魚の対応重量ではなく強度表示として読みます。

PE1号は何lbくらいですか?

固定値ではありません。市販品では20lb前後から20lb台前半がよく見られますが、編み本数や製法で差があります。実際の商品の最大強力・平均強力を確認してください。

ハリス2号は何lbくらいですか?

フロロカーボン系では約8〜10lbが大まかな目安です。同じ2号でも製品によって強度が変わります。

PE1号とナイロン1号は同じですか?

同じではありません。号数規格の考え方、素材、構造、伸び、強度が異なります。ラインの種類を確認してから号数を選びます。

針5号は何mmですか?

共通のmm換算はできません。針の種類・メーカー・シリーズによって実寸が異なります。

磯竿1.5号は何gまで使えますか?

号数だけでは決まりません。各製品の錘負荷・適合ハリスを確認してください。

MLとMではどちらが強いですか?

同じシリーズ内では一般にMが強い側です。ただし別ジャンル・別シリーズのMとMLは文字だけでは比較できません。

HGとXGではどちらが速いですか?

同じメーカー・シリーズ・サイズでは、一般にXGが高速側の表記です。実際の回収量は最大巻上長も確認してください。

G5とG2ではどちらが重いですか?

ガン玉ならG2の方が重いです。G系は数字が小さくなるほど重くなります。

Bと3Bではどちらが重いですか?

ガン玉なら3Bの方が重いです。B系は数字が大きくなるほど重くなります。

エギ3.5号とオモリ3.5号は同じ重さですか?

違います。エギの号数は主に大きさ、オモリの号数は重量を示す別の基準です。

記号・用語から探す|索引

英字・記号:
B / BB / C / DRAG / F / ft / g・kg / G / HG / inch / lb / ML・M・MH / oz / PE / PG / S・SP / UL・H・XH / XG / φ / #

日本語:
オモリ号数 / エギ号数 / ウキ浮力 / ガン玉 / ギア比 / 号数 / 尺・寸 / ドラグ / ハリス / / 磯竿 / リール番手 / ロッドパワー

まとめ|数字は「何を表すか」から読む

釣りの単位・号数・記号は、すべてを暗記するより「これは何の数字か」を先に判断する方が実用的です。

  • g・oz・lb・ft・inchなど、換算できるものは換算表で確認する。
  • ナイロン・フロロの標準直径、PEの号数など、規格値があるものは規格で確認する。
  • ライン強度、針の実寸、ロッドパワー、リール型番など商品差があるものは目安として読む。

この辞典の使い方

正確に決まっている数字は正確に、商品差がある数字は目安として。釣具の記事や商品ページで知らない表記が出てきたら、その都度このページに戻って確認してください。

海釣りの基礎から順番に学びたい方は、海釣り初心者講座から次に知りたいテーマへ進めます。

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