釣ったサワラの味噌汁(あら汁)の作り方|釣り人ならではの極上スープ

白いお椀に入ったサワラの味噌汁の画像
目次

はじめに

🎣釣ったサワラを捌いたら、ぜひ作ってほしいのが味噌汁(あら汁)です。
刺身や切り身にしたあとの頭や中骨、腹骨などの“あら”からは、旨味たっぷりの出汁が出ます。
捨ててしまう部分を使うことで、釣り人だけが味わえる贅沢な一杯になります🍲

あら汁は体が温まり、釣行後の冷えた体をやさしく癒してくれる料理でもあります。


サワラのあら汁の魅力

サワラは上品な味わいの白身魚で、出汁が澄んでいてクセがありません。
特に釣ったばかりの新鮮な“あら”を使うと、香り高くコクのある味噌汁になります。

  • 骨から旨味がしっかり出る
  • 脂がほどよく溶け込み、まろやかな味わい
  • 味噌との相性が抜群

釣ったサワラの下処理方法(あら汁用)

あら汁は下処理の丁寧さが味を大きく左右します。

1. 血抜き

釣り上げたらすぐに血抜きを行います。
血が残ると出汁が濁ったり臭みが出たりするため、あら料理では特に重要です。

2. 内臓処理

港に戻ったらすぐに内臓を取り出します。腹膜の黒い部分(血合い)はしっかり取り除きます。

3. あらの切り分け

頭は半分または4等分に割り、中骨やカマも食べやすい大きさに切ります。

4. 湯通し

あらは沸騰したお湯に10秒ほどくぐらせ、表面の汚れや血を落とします。
その後、冷水で洗い流し、うろこや残った血合いを丁寧に除去します。


材料(4人分)

  • サワラのあら:適量(頭、中骨、カマなど)
  • 水:1リットル
  • 味噌:大さじ3〜4(お好みで調整)
  • 長ねぎ:1本(小口切り)
  • 豆腐:1/2丁(お好みで)
  • 昆布:10cm程度

出汁の取り方

  1. 鍋に水と昆布を入れ、30分以上浸けてから弱火で加熱。
  2. 沸騰直前に昆布を取り出す。
  3. 下処理を終えたサワラのあらを入れ、中火で10〜15分煮る。
  4. アクを丁寧にすくい取る。

この段階でスープのベースが完成し、すでに良い香りが漂います😊

味噌の合わせ方

味噌は沸騰させると風味が飛んでしまうため、必ず火を止めてから溶き入れます。

  1. あらから出汁を取ったら、火を止める。
  2. 味噌をお玉に入れ、煮汁で溶かしながら鍋に戻す。
  3. 再び弱火にかけ、沸騰直前で止める。

味噌は合わせ味噌や赤味噌でもOKですが、サワラのあら汁にはやや甘めの合わせ味噌がよく合います。


盛り付けと薬味

  • 小口切りの長ねぎ:香りと彩りをプラス
  • 三つ葉:上品な香りを演出
  • 柚子の皮:冬場は爽やかな香りでおすすめ

具材は豆腐や大根、油揚げを加えても美味しいです。


保存方法

味噌汁は冷蔵で2日程度保存可能ですが、魚の旨味が溶け込んでいるため当日中に食べ切るのが理想です。
どうしても保存する場合は、味噌を入れる前の出汁段階で冷蔵・冷凍保存し、食べる直前に味噌を溶き入れる方法がおすすめです。


釣ったサワラのあら汁を作る際の注意点

  • あらの下処理は丁寧に(湯通しと冷水洗いは必須)
  • アクはこまめにすくって澄んだスープに仕上げる
  • 味噌は最後に加え、沸騰させない

まとめ

サワラの味噌汁(あら汁)は、釣った魚を余すことなく活用できる贅沢な一杯です💛
釣行後の温かいあら汁は体を芯から温め、満足感もひとしお。
丁寧な下処理と適切な味噌の加え方で、料亭顔負けの味わいを家庭で楽しめます。

次にサワラが釣れたら、ぜひあら汁でその旨味を丸ごと味わってくださいね🎣

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この記事を書いた人

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